赤ちゃんが生まれてから1歳を迎えるまで、日本には数多くの伝統行事があります。お七夜お宮参りお食い初め初節句初誕生など、「いつ・何を・どう準備すればいいの?」と戸惑うパパ・ママも多いのではないでしょうか。この記事では、赤ちゃんの行事を月齢順に一覧で紹介し、それぞれの意味と準備のポイントをわかりやすく解説します。

CHAPTER 01
赤ちゃんの行事カレンダー|月齢別一覧

まずは全体像を把握しましょう。赤ちゃんの主な行事を月齢順にまとめました。
時期行事主な内容
生後7日お七夜・命名式赤ちゃんの名前をお披露目し、命名書を飾る
生後1ヶ月お宮参り氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈願
生後100日頃お食い初め「一生食べ物に困らないように」と願う儀式
生後3〜6ヶ月ハーフバースデー生後半年を記念するお祝い(近年定着)
生後初の節句初節句女の子は3月3日(桃の節句)、男の子は5月5日(端午の節句
満1歳初誕生一升餅を背負い、選び取りカードで将来を占う
新米パパ
こうして一覧にすると、1歳までにこんなにたくさんの行事があるんですね。事前にスケジュールを把握しておくと安心です。

CHAPTER 02
お七夜・命名式(生後7日)

お七夜(おしちや)は、赤ちゃんの生後7日目に行う命名のお祝いです。命名書に赤ちゃんの名前を書いて飾り、家族で赤飯やお頭付きの鯛(たい)などの祝い膳を囲みます。近年は退院直後で母子の体調を優先し、簡略化する家庭も増えています。
時期
生後7日目(退院日に合わせて前後してもOK)
準備するもの
命名書・祝い膳(赤飯・鯛など)
費用の目安
命名書 500〜3,000円 + 食事代

CHAPTER 03
お宮参り(生後1ヶ月)

お宮参りは、生後1ヶ月頃に氏神様へ赤ちゃんの誕生を報告する行事です。男の子は生後31日目、女の子は生後33日目が伝統的な目安ですが、母子の体調や天候に合わせて時期をずらしても問題ありません。祖父母が赤ちゃんを抱くのが正式な作法とされています。
時期
男の子:生後31日目/女の子:生後33日目が目安
準備するもの
祝い着(産着)・初穂料(5,000〜10,000円)
費用の目安
初穂料 + 写真撮影 + 食事会で 30,000〜80,000円

CHAPTER 04
お食い初め(生後100日頃)

お食い初め(おくいぞめ)は、生後100日前後に行う「一生食べ物に困らないように」という願いを込めた儀式です。祝い膳には一汁三菜を基本に、赤飯・鯛・煮物・香の物・歯固め石を用意します。赤ちゃんに食べさせる真似をする「養い親」は、長寿にあやかり年長者が務めます。
時期
生後100〜120日目が一般的
準備するもの
祝い膳セット・歯固め石・食器
費用の目安
自宅:5,000〜15,000円/レストラン:10,000〜30,000円

CHAPTER 05
ハーフバースデー(生後6ヶ月)

ハーフバースデーは、生後6ヶ月を記念するお祝いです。もともとは海外の習慣ですが、近年日本でも定着してきました。離乳食ケーキ(スマッシュケーキ)を用意したり、寝相アートで写真を撮ったりと、カジュアルに楽しむ家庭が多いです。
ハーフバースデーでは、寝相アートやフォトスタジオでの記念撮影が人気です。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには、おかゆやにんじんペーストで作ったハーフバースデープレートでお祝いする家庭も増えています。手形・足形アートを残しておくと、1歳の誕生日に比べた成長がわかる素敵な思い出になります。
TIP / 行事の準備を忘れないコツ
赤ちゃんの行事は次々とやってきます。「いつまでに何を準備するか」をカレンダーアプリに登録しておくと安心です。特にお宮参り・お食い初め・初節句は写真スタジオや料亭の予約が必要なため、1〜2ヶ月前から準備を始めるのがおすすめです。

初節句(初めての節句)

初節句は、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のお祝いです。女の子は3月3日の桃の節句(ひな祭り)に雛人形を、男の子は5月5日の端午の節句に五月人形やこいのぼりを飾ります。生後間もない場合は翌年に持ち越すこともあります。
時期
女の子:3月3日(桃の節句)/男の子:5月5日(端午の節句)
準備するもの
雛人形 or 五月人形・お祝い膳
費用の目安
人形:30,000〜200,000円 + 食事会

初誕生・一升餅・選び取り(満1歳)

初誕生(はつたんじょう)は、赤ちゃんの満1歳の誕生日を祝う行事です。約2kgの一升餅を背負わせて「一生食べ物に困らないように」と願い、選び取りカードで将来の才能や職業を占います。最近は12種類のアイテムが描かれたカードが人気です。
時期
満1歳の誕生日
準備するもの
一升餅・選び取りカード・誕生日ケーキ
費用の目安
一升餅 2,000〜5,000円 + 食事会・写真撮影
新米パパ
選び取りカードは12種類が主流です。どのカードにどんな意味があるかは個別記事で詳しく解説していますよ。

番外編:安産祈願・戌の日参り(妊娠5ヶ月)

赤ちゃんが生まれる前の行事として、戌の日の安産祈願があります。妊娠5ヶ月の最初の戌の日に神社で安産を祈り、腹帯(はらおび)(岩田帯(いわたおび))を巻く風習です。出産準備は出産準備リストも参考にしてください。

CHAPTER 06
よくある質問

A.
A.
A.
赤ちゃんの行事には、それぞれ「健やかな成長を願う」「無事に育ったことへの感謝」という意味が込められています。古来より日本では、幼い子どもの生存率が低かったため、節目ごとに成長を祝い、神仏に感謝する文化が根付きました。現代では医療の発達により状況は大きく変わりましたが、家族が集まり子どもの成長を喜び合うという行事の本質的な意味は変わっていません。形式にとらわれすぎず、家族のペースで楽しく取り組みましょう。

CHAPTER 07
まとめ

赤ちゃんの行事は、お七夜から初誕生まで約1年間にわたります。すべてを完璧にこなす必要はなく、家族のペースで楽しみながらお祝いすることが何より大切です。この記事を参考に、赤ちゃんの成長の節目を家族で一緒に喜びましょう。