雪遊びでは、しもやけや低体温症、そりの事故、屋根からの落雪などに気をつける必要があります。子どもは遊びに夢中になると、寒さや手の冷たさを我慢してしまいがちです。この記事では、雪遊びで起こりやすいけがや体調不良と、その防ぎ方を解説します。

CHAPTER 01雪遊びで気をつけたい主な危険
| 危険 | 起こりやすい場面 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| しもやけ | 濡れた手袋や靴下のまま遊ぶ | 濡れたらすぐに替える |
| 低体温症 | 濡れた服のまま長く外にいる | こまめに休憩して温まる |
| そりの衝突・転倒 | スピードが出る坂、人の多い場所 | そり専用のエリアで、ヘルメットをかぶる |
| 屋根からの落雪 | 家や建物の軒下で遊ぶ | 軒下に近づかない |
| 雪目・日焼け | 晴れた日の雪の照り返し | サングラスと日焼け止め |
CHAPTER 02しもやけを防ぐ・なったときの対処
しもやけは、寒さで手足の先の血流が悪くなることで起こります。指先や耳、足の指が赤く腫れ、温まるとかゆくなるのが特徴です。子どもは体温を調節する働きが未発達なため、しもやけになりやすいといわれています。
- 濡れた手袋や靴下は、すぐに乾いたものに替える
- きつすぎる靴や手袋は血流が悪くなるので避ける
- 遊び終わったら、手足を乾いたタオルでよく拭く
INFO / しもやけになったら
ぬるめのお湯で手足をゆっくり温め、強くこすらないようにしましょう。かゆみや腫れが続く、水ぶくれができた、何度も繰り返すといった場合は、皮膚科を受診してください。
CHAPTER 03低体温症のサインと応急手当
低体温症は、体の中心の温度が下がり、体がうまく動かなくなる状態です。濡れた服のまま、風の強い場所に長くいると起こりやすくなります。
- 早めに気づきたいサイン
- 体が震える、唇が紫色になる、元気がなくなる、話し方がゆっくりになる
- すぐにすること
- 暖かい室内に移り、濡れた服を脱がせて乾いた服や毛布で包みます。意識がはっきりしていれば、温かい飲み物を少しずつ飲ませます
- 119番を考えるとき
- 呼びかけへの反応が鈍い、ぼんやりしている、震えていたのに急に震えが止まった
TIP / 30分〜1時間ごとに休憩を
子どもは寒さを我慢して遊び続けがちです。時間を決めて休憩所や車に戻り、手足が冷えていないか、服が濡れていないかを確認しましょう。

CHAPTER 04そり遊びの事故を防ぐには
- ヘルメットをかぶる(自転車用のものでも頭を守れる)
- 頭からではなく、足を前にして座って滑る
- コースの先に、道路や川、木、人がいないか大人が確認する
- 1人ずつ滑り、滑り終わったらすぐにコースの横によける
- 坂を登るときは、コースの端を歩く
- 立ち入り禁止の斜面や、スキーのゲレンデでは滑らない
CAUTION / マフラーの巻き込みに注意
マフラーのはしがそりや木に引っかかると、首が絞まるおそれがあります。そり遊びのときは、首に巻かないネックウォーマーを使いましょう。
CHAPTER 05雪の多い地域で子どもに伝えたい危ない場所
雪の多い地域の住宅街では、屋根から落ちてくる雪が大きな危険になります。屋根に積もった雪は、気温が上がった日などに一気に落ちることがあります。家や建物の軒下では遊ばないよう、子どもに伝えておきましょう。

- 除雪で積み上げられた雪山(崩れて埋まるおそれ)
- 雪で見えなくなった用水路や側溝
- 除雪車が作業している道路のまわり
- 雪が積もった池や川の上
新米パパ / 2歳児のパパ
子どもが雪で穴を掘ってかまくらを作りたがります。危なくないでしょうか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
雪の穴やかまくらは、崩れると子どもが埋まってしまうことがあります。作るなら大人と一緒に、平らで安全な場所を選び、中に入っているときは必ず大人がそばで見守ってくださいね。
CHAPTER 06雪遊びの安全に関するよくある質問
A.
しもやけは寒さで血流が悪くなって赤く腫れるものです。皮膚が白っぽく硬くなる、感覚がなくなるといった場合は凍傷のおそれがあるので、早めに医療機関を受診してください。
A.
積もった雪にはほこりや排気ガスの汚れが含まれていることがあり、体も冷えるので、食べないよう伝えましょう。
A.
小さな子どもは大人のひざに乗せて、ゆるやかな坂から始めましょう。1人で滑るのは、しっかり座ってそりのひもを持てるようになってからが目安です。
A.
重ね着と防水が基本です。くわしくは子どもの雪遊びの服装で紹介しています。
CHAPTER 07まとめ
雪遊びでは、しもやけや低体温症、そりの事故、屋根からの落雪に気をつけましょう。濡れた手袋や服はすぐに替え、30分〜1時間ごとに休憩して温まることが大切です。そりはヘルメットをかぶり、足を前にして座って滑ります。雪の多い地域では、軒下や雪山に近づかないよう子どもに伝えておきましょう。














