お年玉の相場は、子どもの年齢が上がるほど高くなり、小学校高学年・中学生で5,000円、高校生・大学生で1万円前後が目安です。甥や姪が何人もいると、いくら包むか毎年迷いますよね。この記事では、最新の調査をもとにお年玉の相場を年齢別・関係別の早見表で解説し、金額の決め方や避けたい金額も紹介します。

CHAPTER 01お年玉の相場【年齢別の早見表】
お年玉の金額に決まりはありませんが、多くの家庭が子どもの年齢(学年)に合わせて金額を変えています。調査会社インテージが2025年11月に行った「2026年お年玉調査」では、渡す相手の学年ごとに、1人あたりの予算で最も多かった金額帯が次のとおりでした。
| 子どもの年齢 | 相場の目安 | 調査で最も多かった金額帯 |
|---|---|---|
| 小学生未満 | 500〜1,000円 | 1〜1,000円 |
| 小学校低学年 | 1,000〜3,000円 | 2,001〜3,000円 |
| 小学校高学年 | 3,000〜5,000円 | 4,001〜5,000円 |
| 中学生 | 5,000円 | 4,001〜5,000円 |
| 高校生 | 5,000〜10,000円 | 9,001〜10,000円 |
| 大学生・専門学校生 | 10,000円 | 9,001〜10,000円 |
INFO / 調査の概要
インテージ「2026年お年玉調査」。全国の15〜79歳の男女5,000人を対象に、2025年11月19日〜25日にインターネットで実施。お年玉を渡す予定の人に、相手の学年ごとの1人あたり予算をたずねたものです(同社プレスリリースより)。
表を見ると、中学生と高校生のあいだで金額が大きく上がるのがわかります。高校生になると交際費や趣味にかかるお金が増えるため、5,000円から1万円に切り替える家庭が多いようです。
よく使われる「学年×1,000円」の考え方
毎年の金額を決めやすくするため、「学年×1,000円」や「年齢の半分×1,000円」といった目安を使う家庭もあります。たとえば小学3年生なら3,000円、小学6年生なら6,000円という具合です。ただし中学生以上は金額が高くなりすぎるため、中学生は5,000円、高校生以上は1万円で上限を決めておくとバランスが取れます。
CHAPTER 02関係別のお年玉の相場
同じ年齢の子どもでも、渡す相手との関係によって金額を少し変える家庭があります。関係ごとの考え方を見ていきましょう。

自分の子どもに渡す場合
自分の子どもには、早見表の相場かやや少なめにする家庭が多いようです。ふだんのお小遣いや、親戚からもらうお年玉とのバランスを考えて決めましょう。お金の使い方を覚える年齢になったら、お年玉の使い道や貯金のルールを一緒に話し合うきっかけにもなります。
甥・姪に渡す場合
兄弟姉妹の子ども(甥・姪)には、早見表の相場どおりに渡すのが一般的です。お互いの子どもに渡し合う関係なら、兄弟姉妹のあいだで金額をそろえておくと、どちらかの負担が大きくなるのを防げます。
孫に渡す場合
祖父母から孫へのお年玉は、相場より多めになりやすいのが特徴です。孫の人数が多い場合は、きょうだいやいとこ同士で差が出ないよう、年齢ごとに金額を決めておくと安心です。入学祝いなどと重なって高額になるときは、お年玉と贈与税の関係も知っておきましょう。
いとこ・友人の子どもに渡す場合
お年玉を渡す範囲は、自分の子ども・甥姪・孫までという家庭が多く、友人の子どもには渡さないのが一般的です。お正月に会う機会があって渡したいときは、相手が気をつかわないよう少額にするか、お菓子などの品物にするとよいでしょう。
CHAPTER 03お年玉の金額で迷ったときの決め方
相場はあくまで目安です。親戚づきあいや家計の状況に合わせて、無理のない金額を決めましょう。迷ったときは次のポイントを参考にしてください。

- 兄弟姉妹など、お年玉を渡し合う親戚と事前に金額を相談しておく
- 「小学生は3,000円」「中学生は5,000円」など、学年の区切りで金額を決める
- 同じ家のきょうだいには、年齢差に応じて金額に差をつける
- 毎年続けられる金額にとどめ、急に大きく増やさない
- 未就学児は硬貨や、お菓子・絵本などの品物でもよい
CAUTION / 避けたい金額
「4」(死)や「9」(苦)がつく金額は避けるのが一般的です。4,000円や9,000円にならないよう、3,000円や5,000円に調整しましょう。また、お札は新札か、できるだけきれいなものを用意します。
新米パパ / 2歳児のパパ
妻の実家と僕の実家で、甥や姪が合わせて6人もいるんです。全員に相場どおり渡すと、けっこうな金額になってしまって……。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
人数が多い家庭はみんな同じ悩みを抱えていますよ。兄弟姉妹で「小学生までは一律3,000円」「上限は5,000円」などと決めておけば、お互いさまで負担も公平になります。金額より、新年に顔を合わせて渡すことに意味があるんです。
新米パパ / 2歳児のパパ
うちの子はまだ2歳ですが、もらったらお返しは必要ですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
お年玉にお返しはいりません。親からきちんとお礼を伝え、相手の家に子どもがいれば、同じくらいの金額のお年玉を渡せば十分です。
CHAPTER 04大学生の甥・姪に盛り上がる「お年玉あみだくじ」
金額を決めるのは渡す側、という常識を少し変えて、受け取る本人に金額を振り分けてもらうのが「お年玉あみだくじ」です。カゾイロ編集部スタッフの家庭では、20歳と21歳の義理の弟へのお年玉を毎年この方法で渡していて、新年の運試しとして親戚中が盛り上がる恒例行事になっています。
- 01一人ずつ「持ち金」とくじの本数を決める持ち金は、くじに振り分ける前のお年玉の総額です。年齢が上の子ほど持ち金を多くするなど、相場に合わせて調整します。
- 02本人が持ち金を自由に振り分けるくじの本数ぶんの枠に、合計が持ち金になるよう金額を書き込みます。全部同じ額にしても、一つに大きく賭けてもかまいません。
- 03渡す側があみだの横線をたくさん引くどの線がどの金額につながるか、わからなくなるまで横線を引きます。
- 04本人がくじを選び、当たった金額がお年玉にたどり着いた枠の金額を、ポチ袋に入れて渡します。
| 20歳(ハイリスク派) | 21歳(堅実派) | |
|---|---|---|
| 持ち金 | 30,000円 | 35,000円 |
| くじの本数 | 4本 | 4本 |
| 本人の振り分け | 1万円・1万円・1万円・0円 | 9,000円・9,000円・9,000円・8,000円 |
| もらえる金額の幅 | 0〜1万円 | 8,000〜9,000円 |
| 平均すると(持ち金÷本数) | 7,500円 | 8,750円 |
おもしろいのは、振り分け方に性格が出るところです。一発逆転を狙って0円の枠を作る子もいれば、どれが当たってもほぼ同じ額になるよう堅実に分ける子もいます。期待以上の金額を引き当てる年もあれば、0円に終わる年もあり、新年早々の大きな話題になります。
TIP / 年齢に合わせた調整のコツ
平均してもらえる金額は「持ち金÷くじの本数」で決まるので、持ち金を相場の数倍に設定すれば、平均額を相場に近づけられます。小学生など小さな子と遊ぶときは、本数を減らしたり、「0円の枠は作らない」「最低1,000円」などのルールを足したりすると、がっかりして泣いてしまうのを防げます。
CHAPTER 05お年玉の相場に関するよくある質問
A.
決まりはありません。渡す場合は500〜1,000円程度か、現金の代わりにおもちゃや絵本などの品物を贈る家庭も多いです。受け取った親が管理することになるため、少額で十分です。
A.
ポチ袋メーカーの丸アイの調査(2025年12月)では「高校卒業まで」が最も多く、次いで「大学卒業まで」「就職するまで」でした。詳しくは「お年玉は何歳から何歳まで?」の記事で解説しています。
A.
年齢に応じて差をつけるのが一般的です。ただし年の近いきょうだいで差が大きいと不公平に感じることもあるため、学年の区切りごとに少しずつ上げるとよいでしょう。
A.
大学生や社会人になる直前の孫などには1万円以上を渡すこともあります。ただし、ほかの親戚の子とのバランスや、相手の親が気をつかわないかを考えて決めましょう。
A.
インテージの調査では、20歳以下の38.5%が「スマホのキャッシュレス決済でもらいたい」と答えています。中高生以上で本人が望むなら選択肢の一つですが、小さな子どもにはポチ袋で手渡すほうが新年らしさを感じられます。
CHAPTER 06まとめ
お年玉の相場は、小学生未満で1,000円まで、小学生で1,000〜5,000円、中学生で5,000円、高校生・大学生で1万円が目安です。甥・姪には相場どおり、孫には多めになりやすく、渡し合う親戚とは事前に金額をそろえておくと安心です。ポチ袋の書き方やお札の入れ方はポチ袋の書き方の記事で、お正月全体の過ごし方はお正月の記事で紹介しています。










