お年玉は何歳まであげるものか、明確な決まりはありませんが、調査では「高校卒業まで」と答えた人が最も多くなっています。赤ちゃんにも渡すのか、大学生の甥にはいつまで渡すのか、悩む方も多いでしょう。この記事では、お年玉のあげ始めとやめどきの目安、やめるときの伝え方を解説します。

CHAPTER 01お年玉は何歳まで?調査で多い答え
ポチ袋メーカーの丸アイが2025年11月に行った調査では、お年玉を渡す予定の人に「何歳まで渡すか」をたずねたところ、次のような結果になりました。
34.6%
高校卒業まで
18.2%
大学卒業まで
15.9%
就職するまで
INFO / 調査の概要
丸アイ「お年玉に関する調査」。全国の20歳以上の男女2,405人に2025年11月25日〜26日にインターネットで実施し、このうちお年玉を渡す予定の604人に詳しくたずねたものです(2025年12月発表)。
「高校卒業まで」が多いのは、18歳で成人となることや、進学・就職で生活が大きく変わる節目だからでしょう。一方で、大学生のあいだはまだ学生だからと渡し続ける家庭や、自分で稼ぐようになったら卒業と考える家庭もあり、考え方は分かれます。
甥・姪と孫で「何歳まで」が違うことも
甥や姪には高校卒業までと決めていても、祖父母は孫に大学生や社会人になってからも渡し続けることがあります。どちらが正しいということはないため、お年玉を渡し合う兄弟姉妹のあいだで基準をそろえておくことが大切です。
TIP / 大学生には「渡し方」を変えて楽しむ家庭も
成人した甥や姪には、ただ渡すだけでなく遊びを取り入れる家庭もあります。カゾイロ編集部スタッフの家庭では、20歳と21歳の義理の弟に、本人が金額を振り分けた「お年玉あみだくじ」を引いてもらうのが毎年の恒例です。やり方はお年玉の相場の記事で紹介しています。
CHAPTER 02お年玉は何歳からあげる?赤ちゃんの場合
お年玉のあげ始めにも決まりはありません。生まれて初めてのお正月(初正月)から渡す家庭もあれば、お金の意味がわかり始める3歳ごろからという家庭もあります。

赤ちゃんや未就学児に渡す場合は、500〜1,000円程度が目安です。受け取ったお金は親が管理することになるので、現金の代わりに絵本やおもちゃなどの品物を贈るのもよいでしょう。子どもが自分で「もらった」と感じられるので、喜ぶ顔も見られます。
TIP / 硬貨のお年玉も喜ばれます
2〜3歳の子どもは、お札よりピカピカの500円玉のほうが喜ぶこともあります。ポチ袋に入れて「お年玉だよ」と渡すと、新年の楽しい思い出になります。年齢別の金額の目安はお年玉の相場の記事で紹介しています。
CHAPTER 03お年玉のやめどきと角が立たない伝え方
お年玉を急にやめると、子どもががっかりしたり、相手の親が気にしたりすることがあります。やめるときは、次のような順番で進めると角が立ちません。
- 01やめる年齢を親戚と決めておく兄弟姉妹など、お年玉を渡し合う相手と「高校卒業まで」「大学卒業まで」などの基準を話し合っておきます。お互いの子に同じ基準を当てはめれば不公平がありません。
- 02前の年のうちに伝えておく最後のお年玉を渡すときに「来年からは大人の仲間入りだから、お年玉は今年で最後ね」と本人に伝えます。突然なくなるより、気持ちの準備ができます。
- 03最後の年は少し多めにする卒業や就職の節目のお年玉を「卒業記念」として少し多めにすると、区切りがはっきりして喜ばれます。
- 04やめたあとは言葉で祝うお年玉をやめたあとも、新年に会ったら「今年も頑張ってね」と声をかけましょう。お年玉はお金よりも、新年を祝う気持ちを伝える習わしです。
新米パパ / 2歳児のパパ
うちの子はまだ小さいのに、姉のところの子はもう大学生です。渡す一方で、ちょっと不公平な気もしてしまって……。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
年の差がある親戚ではよくあることです。いずれ自分の子が大きくなったら、今度は姉の側が渡す番になりますから、長い目で見ればお互いさまですよ。気になるなら「大学生になったら卒業」など、基準を決めて伝えておくと気持ちが楽になります。
CHAPTER 04社会人になったら親や祖父母に「お年賀」を
就職して自分で収入を得るようになったら、今度はお世話になった親や祖父母に感謝を伝える番です。ただし、お年玉は本来目上の人から目下の人へ渡すものなので、親や祖父母に「お年玉」として渡すのは避けます。
CAUTION / 目上の人には「お年玉」と書かない
親や祖父母にお金や品物を贈るときは、のし袋やのし紙の表書きを「御年賀」にします。現金より、好物のお菓子や食事をごちそうするほうが自然に受け取ってもらえることもあります。
CHAPTER 05お年玉の年齢に関するよくある質問
A.
渡す家庭も多くあります。丸アイの調査では「大学卒業まで」が18.2%で2番目に多い回答でした。大学生には1万円前後が目安です。
A.
成人年齢が18歳になったことを区切りにする家庭もありますが、高校卒業まで・大学卒業までと考える家庭もあり、決まりはありません。親戚同士で基準をそろえるのがおすすめです。
A.
就職したらお年玉は卒業とするのが一般的です。社会人1年目の年だけ「就職のお祝い」として渡す家庭もあります。
A.
500〜1,000円程度か、絵本やおもちゃを贈る家庭が多いです。受け取った親は、子ども名義の口座に貯金するなどして管理しましょう。
CHAPTER 06まとめ
お年玉は「高校卒業まで」とする人が最も多く、次いで「大学卒業まで」「就職するまで」が続きます。あげ始めは初正月から3歳ごろまでさまざまで、小さな子には少額や品物でも十分です。やめるときは親戚と基準をそろえ、前の年に本人へ伝えておきましょう。金額の目安はお年玉の相場の記事をご覧ください。










