お年玉は、元日から松の内(関東は1月7日、関西は1月15日)までに、子どもの親がいる前で手渡すのが基本です。お正月に親戚が集まる場面では、渡すタイミングや言葉に迷うこともありますよね。この記事では、お年玉を渡すタイミングとマナー、目上の家の子どもへの渡し方、もらう側のお礼の仕方を解説します。
お年玉の袋を手にした男の子と祖母
新年のあいさつのあとに、お年玉を手渡しましょう

CHAPTER 01
お年玉はいつからいつまでに渡す?

お年玉は新年を祝う贈り物なので、年が明けてから渡します。年内に会う機会があっても、年末に「お年玉」として渡すのは避けましょう。渡す期間の目安は、正月飾りを飾っておく松の内までです。
1月1日
渡し始め
1月7日まで
関東の松の内
1月15日まで
関西の松の内
松の内を過ぎてから会うときは、表書きを「お年玉」ではなく「お小遣い」などにして渡す家庭もあります。三が日に親戚が集まるなら、そのときにまとめて渡すのがいちばんスムーズです。

CHAPTER 02
お年玉を渡すときのマナー

お年玉は、ただ渡せばよいというものではありません。相手の家族が気持ちよく受け取れるよう、次のポイントを押さえておきましょう。
  1. 01
    新年のあいさつを先にすませる
    会ってすぐにお年玉を渡すのではなく、まずは大人同士、子どもとも「あけましておめでとう」のあいさつを交わします。
  2. 02
    子どもの親がいる前で渡す
    親の知らないところで渡すと、誰からいくらもらったかがわからず、お礼を伝えられません。親が見ている場で渡すのがマナーです。
  3. 03
    ひと言添えて、両手で手渡す
    「今年も元気でね」「〇年生になったね、勉強がんばってね」など、子どもの成長に合わせた言葉を添えましょう。
  4. 04
    親が不在のときは親に託す
    子どもが寝ていたり出かけていたりするときは、親に「〇〇ちゃんに渡してね」と預けます。ポチ袋に相手の名前を書いておくと取り違えを防げます。
伊達巻などを盛り合わせたお正月料理
親戚が集まるお正月の食事の席は、お年玉を渡すよい機会です

会えないときは現金書留で送る

遠方に住んでいてお正月に会えないときは、郵送で送ることもできます。ただし、現金は普通郵便では送れません。郵便局の現金書留を使い、ポチ袋ごと専用の封筒に入れて送りましょう。新年のあいさつと子どもへのメッセージを書いた手紙を添えると、気持ちがより伝わります。
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TIP / 郵送するなら年末のうちに準備を
郵便局の窓口は年末年始に休む日があり、届くまでに日数もかかります。三が日のうちに届けたいときは、年内に現金書留の封筒とポチ袋を用意し、元日以降に届くよう日にちを考えて出しましょう。到着が松の内を過ぎそうなら、表書きを「お小遣い」にしてもよいでしょう。

大きな子には渡し方をひと工夫しても

大学生など成人した甥や姪には、渡し方に遊びを取り入れて盛り上げる家庭もあります。カゾイロ編集部スタッフの家庭では、本人が金額を振り分けたくじを引いてもらう「お年玉あみだくじ」が毎年の恒例で、新年の運試しとして親戚みんなで楽しんでいます。やり方はお年玉の相場の記事で紹介しています。
金額が運で変わる渡し方をするときは、相手の親にあらかじめ伝えて了承をもらっておくと安心です。小さな子には、0円の枠を作らないなど、誰もががっかりしないルールにしましょう。

CHAPTER 03
上司など目上の家の子どもへの渡し方

お年玉は、もともと目上の人から目下の人へ渡すものです。そのため、上司や恩師など目上の人の子どもに「お年玉」として現金を渡すのは、失礼にあたると考える人もいます。
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CAUTION / 目上の家の子どもに渡すときは
表書きを「文具料」「玩具料」などにするか、現金ではなく図書カードやお菓子などの品物を渡すのが無難です。上司の家族へ部下が金品を渡すこと自体を好まない人もいるため、迷うときは手土産を「御年賀」として親に渡すだけにとどめましょう。

CHAPTER 04
お年玉をもらう側のマナー

子どもがお年玉をもらったら、子ども本人と親の両方からお礼を伝えるのが基本です。小さな子には、次のことを前もって教えておくと安心です。
  • 受け取るときは「ありがとうございます」と目を見てお礼を言う
  • もらったポチ袋は、くれた人の前で開けない
  • 金額のことは口に出さない
  • 親は、誰からいくらもらったかを確認し、あとで改めてお礼を伝える
相手の家にも子どもがいる場合は、同じくらいの金額のお年玉を渡せば、それがお返しになります。相手に子どもがいないときや、祖父母からもらったときは、お礼の電話や手紙、帰省のときの手土産などで感謝を伝えましょう。
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
義理の兄の家には子どもがいないので、うちの子がもらうばかりなんです。何かお返しをしたほうがいいでしょうか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
お年玉にお返しの決まりはありませんが、気になるなら、お正月に伺うときの手土産を少し良いものにしたり、子どもの写真を添えたお礼のはがきを送ったりするといいですよ。お年玉で買ったものを子どもが見せに行くのも喜ばれます。

CHAPTER 05
お年玉のマナーに関するよくある質問

A.
お年玉は新年を祝う贈り物なので、年が明けてから渡すのが基本です。年末にしか会えない場合は、「お小遣い」として渡すとよいでしょう。
A.
友人の子どもには渡さないのが一般的です。渡すとお返しの気づかいをさせてしまうこともあるため、お菓子などの手土産にするとよいでしょう。
A.
渡しても問題ありませんが、お祝いの表現を避けて「お小遣い」として渡すなどの配慮をします。詳しくは「喪中のお年玉」の記事で解説しています。
A.
会えない場合や中高生以上の子どもには、電子マネーで送る家庭もあります。親に確認してから送り、新年のメッセージを添えましょう。

CHAPTER 06
まとめ

お年玉は元日から松の内までに、子どもの親がいる前で、ひと言添えて手渡すのが基本です。会えないときは現金書留で送り、目上の家の子どもには「文具料」などの名目や品物にしましょう。もらった側は子どもと親の両方からお礼を伝えます。ポチ袋の準備はポチ袋の書き方の記事を参考にしてください。