おせちは、元日の朝に、お雑煮と一緒に食べ始めるのが一般的です。ただ、実家では大晦日に食べていた、という人もいて、どちらが正しいのか迷いますよね。この記事では、おせちを食べる日と、大晦日に食べる地域がある理由、三が日の食べ方を解説します。

CHAPTER 01おせちは元日の朝に食べるのが一般的
おせちは、お正月にやってくる年神様へのお供えであり、そのお下がりを家族でいただく祝いの料理です。そのため、多くの地域では元日の朝、新年のあいさつをしてから、お屠蘇やお雑煮と一緒に食べ始めます。
- 01新年のあいさつをする家族がそろったら、「あけましておめでとうございます」とあいさつをします。
- 02お屠蘇をいただく一年の健康を願って、年少の人から順にお屠蘇をいただく作法があります。子どもは口をつけるまね程度にします。
- 03祝い箸でおせちとお雑煮を食べる両端が細くなった祝い箸を使い、おせちとお雑煮をいただきます。
INFO / 祝い箸は両方の先が細い
祝い箸は、片方を人が、もう片方を神様が使うとされ、両端が細くなっているのが特徴です。おせちを取り分けるときも、逆さにして使わないようにしましょう。
CHAPTER 02大晦日におせちを食べる地域もある
北海道や東北地方の一部などでは、大晦日の夜からおせちを食べ始める家庭が多くあります。北海道では、大晦日のごちそうを「年取り膳(としとりぜん)」と呼びます。
大晦日に食べる理由のひとつは、昔の暦では一日の始まりが日没とされていたことです。大晦日の日が暮れると、もう新しい年が始まったと考えられていたため、その夜に年神様を迎えて祝いの料理をいただいたといわれています。
| 元日の朝に食べる | 大晦日の夜に食べる | |
|---|---|---|
| 主な地域 | 全国の多くの地域 | 北海道・東北地方の一部など |
| 考え方 | 元日の朝に年神様を迎えて祝う | 日没から新年が始まるという昔の暦の考え方 |
| 呼び名の例 | おせち、お節料理 | 年取り膳、年取り料理 |

新米パパ / 2歳児のパパ
妻の実家は大晦日におせちを食べる家で、うちは元日の朝です。どちらに合わせればいいでしょう?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
どちらも地域に根づいた正しい食べ方なので、気にしなくて大丈夫ですよ。帰省先ではその家のやり方に合わせ、自宅では家族で話し合って決めるといいですね。大晦日に少しつまみ、元日の朝に改めていただく、という家庭もあります。
CHAPTER 03おせちは三が日のうちに食べる
おせちは、三が日(1月1日〜3日)のあいだに少しずつ食べるのが目安です。お正月の三が日は台所に立たずにすむよう、日持ちする料理が中心になっています。

| 料理 | 日持ちの目安 |
|---|---|
| 煮しめなどの煮物 | 2〜3日 |
| 黒豆、田作り、栗きんとんなど甘く煮たもの | 4〜5日 |
| かまぼこ、伊達巻など | 表示の消費期限・賞味期限を確認 |
CAUTION / 暖房の部屋に出しっぱなしにしない
暖かい部屋に重箱を出したままにすると、おせちでも傷みやすくなります。食べる分だけ取り箸で取り分け、残りはすぐに冷蔵庫に戻しましょう。
CHAPTER 04通販おせちを食べるときの注意
通販のおせちは、冷蔵か冷凍かで、受け取ってから食べるまでの扱いが変わります。届いたら、説明書きを必ず確認しましょう。
- 冷凍おせちは、冷蔵庫でゆっくり解凍する(目安は商品ごとの表示に従う)
- 大晦日に届くものが多いので、冷蔵庫の場所をあけておく
- 消費期限が短いものから食べる
- 元日の朝に食べるなら、解凍を始める時間を逆算しておく
通販おせちの選び方はおせち通販のおすすめの記事で紹介しています。

CHAPTER 05おせちを食べる日に関するよくある質問
A.
元日の朝に食べ始めるのが一般的ですが、朝だけでなく、三が日のあいだ好きなときに少しずつ食べて構いません。
A.
傷んでいなければ食べても問題ありません。日持ちの目安を過ぎたものや、においや見た目がおかしいものは食べないようにしましょう。
A.
おせちと同じく、元日の朝に食べ始めるのが一般的です。お餅は小さく切り、3歳未満の子どもには与えないようにしましょう。
A.
喪中はお祝いを控えるため、おせちは控える家庭が多いです。紅白のかまぼこや鯛など、おめでたい料理を避け、ふだんの料理にする方法もあります。
CHAPTER 06まとめ
おせちは、元日の朝にお雑煮と一緒に食べ始めるのが一般的です。北海道や東北の一部など、昔の暦の考え方から大晦日の夜に食べる地域もあり、どちらも正しい食べ方です。三が日のうちに少しずつ食べ、暖かい部屋に出しっぱなしにしないよう注意しましょう。おせちの意味はおせち料理の意味と中身をまとめた記事で紹介しています。










