二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を太陽の動きにあわせて24等分し、それぞれに季節を表す名前をつけた古代中国生まれの暦の区分です。立春(りっしゅん)・夏至(げし)・冬至(とうじ)・大寒など、ニュースや天気予報でも耳にする言葉ばかり。本記事では24節気の一覧・由来・覚え方・現代の暮らしへの取り入れ方をわかりやすく解説します。
CHAPTER 01二十四節気とは?基本の意味
二十四節気は、太陽の通り道(黄道)を15度ずつ24等分して、季節の節目を示したものです。春分(しゅんぶん)・夏至・秋分(しゅうぶん)・冬至を起点に、その間をさらに6等分しています。
- 読み方
- にじゅうしせっき
- 起源
- 古代中国(黄河流域)で発祥した暦の区分
- 日本伝来
- 平安時代までに伝来し、農作業・宮中行事の基準になった
- 区分方法
- 太陽黄経15度ごとに区切る(=約15日間隔)
二十四節気が生まれた背景
古代の暦は月の満ち欠けを基準にした太陰暦でしたが、実際の季節(=太陽の動き)とは少しずつズレが生じます。農作業の目安として「太陽の位置」で季節を区切る必要があり、太陽の動きに基づく二十四節気が生まれました。
新米パパ / 2歳児のパパ
なんで「立春」って2月初旬なのに「春の始まり」なんですか?まだ寒いのに。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
二十四節気は、気温ではなく太陽の動き(日差しの強さや昼の長さ)で季節を区切った暦だからなんです。冬至を過ぎて日差しが戻り始める時期を「春」としているのですが、実際の気温は日差しより1か月以上遅れて上がるので、立春のころはまだ一年で最も寒い時期なんですよ。
CHAPTER 02二十四節気の一覧と2027年の日付
二十四節気は春夏秋冬それぞれに6つずつ配置されています。立春・立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)・立冬(りっとう)が四季の始まりで、春分・夏至・秋分・冬至が中間点(=二至二分)です。
二十四節気の日付は、太陽が黄道上のそれぞれの位置に達する日で決まるため、年によって1日前後します。下の表では、目安の時期とあわせて2027年の日付(国立天文台の暦と同じ方法で太陽の位置から計算したもの)を載せています。

春(2〜4月)
夏(5〜7月)
秋(8〜10月)
冬(11〜1月)
二十四節気はおよそ15日おきに移り変わります。春は「立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨」、夏は「立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑」、秋は「立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降」、冬は「立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒」の順に並びます。各節気にはさらに細かい七十二候(しちじゅうにこう)が3つずつあり、合計72の季節の移ろいで一年を表現しています。
二十四節気のうち、特に重要視されるのが二至二分(にしにぶん)と呼ばれる4つの節気です。夏至と冬至(二至)は昼夜の長さが極端になる日、春分と秋分(二分)は昼夜の長さがほぼ等しくなる日にあたります。この4つを基準に、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)を加えた八節(はっせつ)が季節の大きな節目として親しまれてきました。
INFO / 二十四節気と暮らしの知恵
二十四節気は農作業だけでなく、日本人の暮らし全般に根付いています。時候の挨拶(「立春の候」「処暑の折」など)、俳句の季語、年中行事の日取り、旬の食材の目安など、現代でも多くの場面で活用されています。季節のカードや手紙を書くとき、二十四節気を知っておくと表現が豊かになりますよ。
覚え方のコツ
TIP / 「二至二分・四立」を起点に覚える
まず二至(夏至・冬至)・二分(春分・秋分)・四立(立春・立夏・立秋・立冬)の8つを覚えると、季節の骨格がつかめます。残りの16個は、その間の補足として覚えると整理しやすいです。
CHAPTER 03現代の暮らしへの取り入れ方
二十四節気は今でも年中行事・農作業・俳句の季語・お便り(時候の挨拶)として生きています。季節の節目を意識することで、日々の暮らしに変化と楽しみが生まれます。
- 食卓: 旬の食材を取り入れる(穀雨頃の山菜、白露頃の梨など)
- 季節の挨拶: 手紙やメールに「立春の候」「処暑の折」と添える
- 俳句・短歌: 季語として活用
- 子育て: 季節の変化を子どもに伝える教材として
新米パパ / 2歳児のパパ
二十四節気と七十二候の違いは?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
二十四節気は1年を24の季節に分けたもの(約15日ごと)。七十二候はそれをさらに3つに分け、1年を72に区切ったもの(約5日ごと)です。七十二候は「桜始めて開く」など具体的な自然現象で表現されるのが特徴です。

CHAPTER 04二十四節気に関するよくある質問
A.
二十四節気をさらに3つに分けて72に細分化したものが七十二候です。「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」など、より具体的な自然描写になっています。
A.
太陽の位置で決まるため、年によって1〜2日前後します。国立天文台が毎年「暦象年表」で正式に発表しています。
A.
雑節(節分・八十八夜・土用・彼岸など)は、二十四節気を補完する日本独自の暦日です。日本の風土に合わせて作られています。
A.
気象庁の季節予報や、暦・カレンダー、農業指針などで現在も使われています。






