ご祝儀(しゅうぎ)は、結婚・出産・入学・新築などのお祝いの場で贈るお金のこと。「いくら包めばいいの?」「相手との関係でどう変えるの?」と毎回悩む方が多いはず。本記事では場面別の相場一覧・お札の入れ方・表書きの書き方まで、関係性別にわかりやすく解説します。

CHAPTER 01
ご祝儀の基本|金額の3原則

ご祝儀の金額は偶数を避ける・4と9を避ける・新札を入れるのが基本マナーです。
袱紗とパールと御祝の祝儀袋
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INFO / 金額の基本ルール
奇数(1・3・5・7万円)が基本。偶数は「割れる」=「別れ」を連想するため避けます。ただし8万円は末広がり、10万円はキリがいいとして例外的に問題ありません。4(死)・9(苦)は弔事を連想するため厳禁。

CHAPTER 02
結婚式のご祝儀相場

結婚指輪とブーケ
もっとも金額が気になるのが結婚式のご祝儀。関係性と立場(披露宴に出席するか否か)で金額が変わります。
結婚式のご祝儀の相場
相手披露宴に出席出席しない場合
友人・同僚30,000円10,000円
上司・先輩30,000〜50,000円10,000〜20,000円
勤務先の部下30,000円(役職者は50,000円も)5,000〜15,000円
いとこ30,000〜50,000円10,000〜30,000円
兄弟姉妹50,000〜100,000円10,000〜50,000円
甥・姪50,000〜100,000円30,000〜50,000円
その他の親戚30,000円10,000円
隣・近所20,000〜30,000円5,000〜15,000円
夫婦で出席する場合は、上記の1.5倍程度(友人夫婦なら5万円)が目安。子連れの場合は、子どもの料理や席が用意されるなら、子ども向けの料理で5,000〜10,000円、大人と同じ料理なら20,000円程度を目安に上乗せします。

調査でみるご祝儀の平均額

全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年度に行った調査では、結婚式のご祝儀の平均額は友人で約3万1,000円、いとこで約3万4,600円、兄弟姉妹で約6万円でした。友人・いとこの最多回答額はどちらも3万円で、「披露宴に出席するなら3万円」という相場感が裏づけられています。

世代別のご祝儀傾向

年齢が上がるほどご祝儀の額は増える傾向にあります。20代は友人の結婚式に出る機会が多く、3万円が中心です。40〜50代になると甥・姪や部下の結婚式に招かれることが増え、関係性や立場に応じて5万円以上を包むケースも出てきます。
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TIP / 未婚と既婚でも金額に差が出る
自分の結婚式に来てもらった相手には、そのときにいただいた額と同程度を包むのが基本です。年月がたって自分の年齢や立場が上がっている場合は、相場に合わせて少し上乗せしてもよいでしょう。

CHAPTER 03
結婚以外のお祝い金の相場

出産祝いの相場

相手金額の目安
友人3,000〜10,000円
職場の同僚3,000〜5,000円(連名なら1人1,000〜3,000円)
兄弟姉妹・親戚10,000〜30,000円
自分の子(孫)30,000〜100,000円
現金ではなくベビー服やおもちゃを贈ることも一般的。金額相場は現金とほぼ同等です。

入学・進学祝いの相場

相手・段階金額の目安
孫・甥姪(小学校入学)5,000〜10,000円
孫・甥姪(中学校入学)10,000〜30,000円
孫・甥姪(高校入学)10,000〜30,000円
孫・甥姪(大学入学)30,000〜100,000円
孫への祝いは祖父母が高めに包む傾向。入園式・入学式のシーズン前(3月中旬まで)に渡すのが基本です。

その他の主なお祝い金

お祝い名目金額の目安
新築祝い・引越し祝い5,000〜30,000円(親族は50,000円〜)
開業・開店祝い10,000〜30,000円
長寿祝い(還暦・古希等)10,000〜50,000円
お宮参り・お食い初め5,000〜30,000円
七五三5,000〜10,000円(祖父母から孫)
成人祝い10,000〜100,000円

CHAPTER 04
ご祝儀袋の選び方・書き方とお札の入れ方

ご祝儀袋は、金額と用途にあわせて選びます。水引(みずひき)・表書き・氏名の書き方を確認しましょう。詳しい袋の使い分けは祝儀袋・不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)の使い方もあわせて参照してください。
ご祝儀袋と一万円札

水引の種類で使い分け

結び切り
結婚祝い・快気祝いなど「一度きりが望ましい」場面
蝶結び(花結び)
出産・入学・新築など「何度あってもよい」お祝い
あわじ結び
結び切りの一種で、結婚祝い等に使用

袋のグレードを金額にあわせる

  • 1万円以下: 印刷の蝶結び袋でOK
  • 1〜3万円: 中央に水引飾りのある袋
  • 5万円以上: 上質な和紙の豪華な袋(水引が華やか)
  • 10万円以上: 桐箱入りの最高級袋を使う場合も
包む金額に見合った袋のグレードを選ぶという考え方は、贈り物の包み方を真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)の格で使い分けてきた、日本の伝統的な礼法「折形(おりがた)」にも通じるものです。
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LAMPER ご祝儀袋 3枚セット(1〜5万円向け)(新しいタブで開きます)
LAMPER ご祝儀袋 3枚セット(1〜5万円向け)(新しいタブで開きます)

一般ゲストのご祝儀(1〜5万円)に合わせやすい3枚セット。中袋や短冊、書き方のガイドシート付きで、表書きや中袋の書き方を確認しながら準備できます。

お札の入れ方

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CAUTION / 新札を用意する
ご祝儀は新札(ピン札)を入れるのがマナー。「事前にお祝いを楽しみに準備していた」という気持ちを表します。銀行窓口で両替できます。
  • 中袋の表面に金額を漢数字(壱・弐・参・伍・拾など)で記入
  • 中袋の裏面に住所と氏名を記入
  • お札は人物の顔が表側・上向きになるように入れる
  • 外包みのたたみ方は下→上の順で重ねる(弔事は逆)
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
急なお祝いで新札が用意できなかったら、どうすればいいですか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
やむを得ない場合はアイロンで軽くシワを伸ばすか、ホテルや式場のフロントで両替を頼める場合もあります。難しければ、当日新札ではなかった旨をひと言詫びるのがマナーです。

CHAPTER 05
ご祝儀の相場に関するよくある質問

A.
近年は2万円も許容されるケースが増えています(1万円札1枚+5千円札2枚にして「枚数を奇数」にする工夫も)。ただし年配の方が多い式では3万円が無難です。
A.
子どもの料理や席が用意される場合は、大人のご祝儀に上乗せします。お子様ランチなど子ども向けの料理なら5,000〜10,000円、大人と同じ料理なら20,000円程度が目安です。料理が出ない乳幼児の場合は上乗せしなくてもかまいませんが、気になるときは5,000円ほど加えたり、後日お祝いの品を贈ったりすると丁寧です。
A.
現金書留で郵送できます。お祝いメッセージを同封し、できれば事前に電話で「現金書留で送ります」と伝えると丁寧です。
A.
目上の人を右に、3人までは縦に並べて記入。4人以上は「○○一同」とし、別紙に全員の氏名を書いて中包みに入れます。
A.
入学式の1か月前〜3月中に渡すのが一般的。新生活の準備に間に合うタイミングを意識しましょう。
A.
親しい友人間ではPayPay等での送金も増えていますが、年配の方や格式ある場面では現金が基本です。

CHAPTER 06
まとめ

ご祝儀の金額は奇数を基本に、関係性と立場で調整するのが基本ルール。新札を用意し、用途にあった袋・水引を選ぶことで、相手への祝意がしっかり伝わります。袋の細かい使い分けは「祝儀袋・不祝儀袋の使い方」も参考に、心のこもったお祝いを贈りましょう。