立冬(りっとう)は、暦の上で冬が始まる日です。2026年は11月7日(土)で、この日から小雪の前日までの約15日間が立冬の期間にあたります。この記事では、立冬の意味や冬至との違い、旬の食べ物、親子で楽しむ冬支度までわかりやすく解説します。

CHAPTER 01立冬とは?2026年はいつ?意味と時期
二十四節気は太陽の黄経をもとに一年を24等分した暦で、立冬は黄経225度の地点にあたります。立春(りっしゅん)・立夏(りっか)・立秋(りっしゅう)とともに四立(しりゅう)と呼ばれる季節の区切りの一つであり、この日から立春の前日(節分)までが暦上の冬となります。
11月7日
2026年の立冬(土曜日)
約15日間
小雪(11月22日)の前日まで
第19番目
二十四節気の順番
立冬の日付(自動計算)
| 2026年 | 11月7日(土) |
|---|---|
| 2027年 | 11月8日(月) |
| 2028年 | 11月7日(火) |
二十四節気は太陽の位置、旧暦の行事は新月の日、干支の日は暦の巡りから計算しています。 正式な日付は、国立天文台が毎年2月に翌年分を発表する暦要項で確定します。「頃」は時刻が日付の変わり目に近く、前後する可能性がある日です。
| 年 | 立冬 | 小雪 | 冬至 |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 11月7日(土) | 11月22日(日) | 12月22日(火) |
| 2027年 | 11月8日(月) | 11月22日(月) | 12月22日(水) |
立冬の日付は毎年同じではなく、太陽の動きによって11月7日か8日になります。2027年は11月8日です。
七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」「地始凍(ちはじめてこおる)」「金盞香(きんせんかさく)」の三候に分けられ、山茶花(さざんか)が咲き始め、地面に霜柱が立ち、水仙が香り始める初冬の風景が暦に刻まれています。
暦の冬入りが体感より早い理由
二十四節気は古代中国で生まれた暦で、日本には飛鳥時代に暦とともに伝わりました。「立」の字は「始まる」を意味し、立春・立夏・立秋・立冬の四立(しりゅう)がそれぞれの季節の起点となります。現代の体感では「11月に冬?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、二十四節気は太陽の運行に基づく天文学的な区分であり、日照角度の変化が気温に反映されるまでの時間差(約1〜2か月)を考慮すると、暦の上の冬入りが実感より早いのは理にかなっています。先人たちはこの微妙なずれを承知のうえで、早め早めに備える知恵として二十四節気を活用してきたのです。
立冬と冬至の違い
混同されやすいのが冬至(とうじ)との違いです。どちらも冬の節気ですが、役割は明確に異なります。
| 項目 | 立冬 | 冬至 |
|---|---|---|
| 2026年の日付 | 11月7日 | 12月22日 |
| 意味 | 冬の始まり | 冬の真ん中(昼が最短) |
| 主な風習 | 冬支度を始める | ゆず湯・かぼちゃ |
| 気温 | 秋の名残あり | 本格的な寒さ |
| 二十四節気 | 第19番目 | 第22番目 |
両者は約45日離れており、この間に気温はぐっと下がります。冬の入口を告げるのが立冬、冬の底を示すのが冬至と覚えるとわかりやすいでしょう。冬至にはゆず湯やかぼちゃの風習がありますが、立冬には全国共通の行事はあまりなく、その代わりに冬支度を始める合図として暮らしのなかに息づいてきました。
新米パパ / 2歳児のパパ
立冬と冬至はどう違うのですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
立冬は「冬の始まり」で、2026年は11月7日。冬至は「一年で最も昼が短い日」で、2026年は12月22日です。約45日の差があり、立冬はまだ秋の名残がある時期、冬至は本格的な冬の真っただ中です。
CHAPTER 02立冬の頃に食べたい旬の食べ物
この時期に旬を迎える食材は、冬に向けて体を温める力のあるものが揃います。
- 鍋料理:白菜・ねぎ・春菊・豆腐など冬野菜が美味しくなり、寄せ鍋やすき焼きが食卓の主役に
- りんご:ふじや王林など晩生品種の収穫がピークを迎え、蜜入りの甘さが絶品
- さつまいも:貯蔵で甘みが増し、焼き芋やスイートポテトが人気
- 牡蠣(かき):「Rのつく月(9月〜4月)」が旬とされ、この時期から鍋やフライで楽しめる
INFO / 中国では立冬に餃子を食べる
中国の北方では、立冬に餃子を食べる風習があります。「餃子を食べないと耳が凍ってしまう」という言い伝えがあり、耳の形に似た餃子で寒さを乗り切る願いが込められています。また「立冬補冬」といって、栄養のある食事で冬に備える習慣もあります。

新米パパ / 2歳児のパパ
立冬に食べる決まったものってあるんですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
冬至のようなはっきりした風習はありませんが、立冬の頃に旬を迎える食材はたくさんあります。鍋に入れる冬野菜や、りんご、さつまいもなどですね。家族で鍋を囲むだけでも、立冬らしい食卓になりますよ。
CHAPTER 03親子で楽しむ立冬の過ごし方と冬支度
立冬は、子どもと一緒に「冬が来たね」と季節の変わり目を感じるのにぴったりの日です。特別な準備がなくても、いつもの暮らしのなかで楽しめることがたくさんあります。
子どもと一緒に「冬探し」をしてみよう
- 冬探しのお散歩:咲き始めた山茶花(さざんか)、朝の霜や霜柱、色づいた落ち葉など、冬のはじまりのサインを一緒に探す
- 息の白さを比べる:朝と昼で吐く息の白さが違うことに気づくと、気温の変化を体で感じられる
- 冬服の衣替えを一緒に:去年のコートや手袋を出して、サイズが合うか試着してみる
- 鍋の準備をお手伝い:白菜やきのこを手でちぎるなど、小さな子どもでもできる役割を

暮らしの冬支度チェックリスト
この節気を迎えたら、本格的な冬支度を始めるのがおすすめです。
立冬から始めたい冬支度0/6

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お湯を沸かさずに電子レンジで温められる湯たんぽ。立冬からの寒い夜に向けた冬支度にぴったりです。
CHAPTER 04立冬の時候の挨拶と季節の言葉
手紙やメールでは「立冬の候」「初冬のみぎり」「向寒の折」といった時候の挨拶が使えます。ビジネス文書では「立冬の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のような定型表現が一般的です。
俳句では「立冬」は冬の季語で、「冬立つ」「冬に入る」「今朝の冬」も同じく立冬の頃を表す言葉です。紅葉と初霜が共存するこの時期ならではの風情を、言葉からも感じてみましょう。
初雪・初冠雪・木枯らし1号
立冬の前後は、冬の到来を告げるニュースが相次ぐ時期でもあります。代表的なものが「初雪」「初冠雪」「木枯らし1号」の三つです。
初雪は、各地の気象台がその冬はじめて観測する雪のことです。一方、初冠雪は山頂付近に雪が積もることを指し、麓の気象台から目視で確認されます。富士山の初冠雪は例年10月頃に発表され、立冬を前に冬の訪れを感じさせるニュースとして話題になります。
木枯らし1号は、冬型の気圧配置になって初めて吹く北寄りの強い風(最大風速8m/s以上)のことで、東京地方と近畿地方で発表されます。対象となる期間は地域で異なり、東京地方は10月半ば〜11月末、近畿地方は霜降から冬至までです。木枯らし1号が吹くと「いよいよ冬が来た」と実感する人も多い、季節の変わり目の風物詩です。
TIP / 冬の便り
初雪・初冠雪・木枯らし1号は、いずれも気象庁が公式に発表する「冬の便り」です。テレビや新聞でこれらのニュースを見かけたら、立冬の時期と重ね合わせて季節の移ろいを感じてみましょう。
CHAPTER 05立冬に関するよくある質問
A.
2026年の立冬は11月7日(土)です。立冬の期間は約15日間で、11月22日の小雪の前日まで続きます。
A.
2027年の立冬は11月8日(月)です。立冬は年によって11月7日か8日になります。
A.
立冬は「冬の始まり」、冬至は「冬の真ん中」で一年で最も昼が短い日です。2026年は立冬が11月7日、冬至が12月22日です。冬至にはかぼちゃやゆず湯の風習がありますが、立冬にはそうした全国共通の風習はあまりありません。
A.
決まった食べ物はありませんが、白菜やねぎなどの冬野菜を使った鍋料理、りんご、さつまいもなど旬の食材がおすすめです。中国の北方では立冬に餃子を食べる風習があります。
A.
二十四節気は太陽の動きをもとにした区分で、気温が下がるまでには時間差があります。また古代中国の気候をもとに作られたため、日本の実際の季節感とはずれがあります。立冬の頃でも小春日和が続くことは珍しくありません。
CHAPTER 06まとめ
立冬は暦の上で冬の始まりを告げる節気で、2026年は11月7日です。冬至との違いを知り、鍋料理や旬の果物で体を温めながら、暖房器具の点検や防寒着の準備を進めましょう。子どもと一緒に冬探しのお散歩に出かけて、季節の移ろいを楽しんでみてください。






