小寒(しょうかん)は、二十四節気(にじゅうしせっき)の23番目にあたる節気で、寒さが本格的になり始める「寒の入り」の日です。2027年の小寒は1月5日(火)です。この記事では、小寒の意味、寒の内と寒中見舞いの時期、寒九や寒稽古などの風習、旬の食べ物、子どもと過ごす寒さ対策を解説します。
霜に覆われた冬の並木道

CHAPTER 01
小寒とは?意味と2027年の日付

小寒は、太陽の黄経が285度に達する日で、冬至と大寒のあいだに位置する節気です。「小さな寒さ」と書きますが、実際には寒さが厳しさを増していく時期で、次の大寒とあわせて一年で最も寒い季節にあたります。
2027年の小寒は1月5日(火)です。期間としては、次の節気である大寒の前日(2027年は1月19日)までの約15日間を指します。2026年は1月5日(月)、2028年は1月6日(木)で、年によって1日前後します。
◆小寒の日付(自動計算)
2026年1月5日(月)
2027年1月5日(火)
2028年1月6日(木)

二十四節気は太陽の位置、旧暦の行事は新月の日、干支の日は暦の巡りから計算しています。 正式な日付は、国立天文台が毎年2月に翌年分を発表する暦要項で確定します。「頃」は時刻が日付の変わり目に近く、前後する可能性がある日です。

1月5日
2027年の小寒(火)
23番目
二十四節気の順番
黄経285°
太陽の位置

寒の入りと寒の内

小寒の日は「寒の入り」と呼ばれ、ここから立春の前日(節分)までの約30日間を「寒の内(かんのうち)」、または単に「寒(かん)」といいます。2027年の寒の内は1月5日(火)〜2月3日(水)で、立春の2月4日(木)が「寒の明け」です。
2027年の寒の入りから寒の明けまで
節目2027年の日付内容
小寒(寒の入り)1月5日(火)寒の内の始まり
寒九(かんく)1月13日(水)寒の入りから9日目
大寒1月20日(水)寒の内のなかば。一年で最も寒い頃
節分2月3日(水)寒の内の最終日
立春(寒の明け)2月4日(木)暦の上で春が始まる

小寒の七十二候

二十四節気をさらに約5日ずつに分けた七十二候では、小寒は次の三つに分かれます。
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)
1月5日〜9日頃。冷たい水辺で芹(せり)が勢いよく育つ頃。芹は春の七草のひとつ
次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)
1月10日〜14日頃。地中で凍っていた泉が、かすかに動き始める頃
末候:雉始雊(きじはじめてなく)
1月15日〜19日頃。雉(きじ)の雄が、雌を求めて鳴き始める頃
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
「小寒」って名前なのに、これからが一番寒いんですね。
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
そうなんです。二十四節気は日差しを基準にした暦なので、気温は少し遅れてやってきます。小寒から大寒、節分までの「寒の内」が、一年で最も寒さが厳しい時期ですよ。

CHAPTER 02
小寒の頃の行事と風習

小寒の期間は、お正月の行事が続く時期でもあります。2027年の主な行事は次のとおりです。
  • 七草粥(1月7日・木):春の七草を入れたお粥で、正月のごちそうで疲れた胃を休め、一年の無病息災を願う
  • 鏡開き(1月11日・月):お供えした鏡餅を下げて木槌などで開き、お汁粉やお雑煮にしていただく
  • 成人の日(1月11日・月・祝):2027年は鏡開きと同じ日
  • 小正月(1月15日・金):小豆粥を食べて一年の健康を願う。どんど焼きを行う地域も多い
春の七草が入った七草粥

寒九の水と寒九の雨

寒の入りから9日目を「寒九(かんく)」といい、2027年は1月13日(水)です。この日に汲んだ水は「寒九の水」と呼ばれ、寒の時期の水は雑菌が少なく傷みにくいことから、薬になる、味噌や醤油などの仕込みによいと重宝されてきました。また、寒九の日に降る雨は「寒九の雨」と呼ばれ、その年が豊作になる兆しとされています。

寒稽古と寒中水泳

寒の内には、武道や芸事の稽古をあえて早朝や寒い場所で行う「寒稽古(かんげいこ)」の習わしがあります。厳しい寒さの中で心身を鍛える行事で、剣道や柔道の道場、書道教室などで今も行われています。各地の神社や海辺では、寒さの中で水に入って無病息災を祈る寒中水泳や寒中禊(みそぎ)が行われるところもあります。

寒中見舞いを出す時期

寒中見舞いは、松の内が明けた1月8日ごろから、立春の前日(2027年は2月3日)までに届くように出します(松の内を1月15日までとする地域では16日以降)。年賀状を出しそびれた相手への返事や、喪中の方への年始のあいさつとしても使えます。

CHAPTER 03
小寒の旬の食べ物

寒さが厳しくなるこの時期は、冬の野菜や魚がいちばんおいしくなる季節です。寒さで甘みを増した野菜や、脂ののった魚を、温かい料理で味わいましょう。
小寒の頃の旬の食材
食材特徴とおすすめの食べ方
芹(せり)七十二候にも登場する春の七草。七草粥のほか、おひたしや鍋の具に
かぶ・大根寒さで甘みが増す。煮物やふろふき大根、ぬか漬けに
白菜・ねぎ鍋料理の主役。白菜は霜にあたると甘みが増すといわれる
寒ぶり脂がのる旬。照り焼きやぶり大根に
寒しじみ身が太り、うまみが濃くなる。みそ汁に
鏡餅とみかん
✓
TIP / 子どもと一緒に作るなら
七草粥は、スーパーで売っている「七草セット」を使えば手軽に作れます。子どもには七草の名前を一つずつ教えながら、葉をちぎる作業を手伝ってもらうと、季節の行事を楽しく覚えられます。小さな子どもには細かく刻んでやわらかく煮てあげましょう。

CHAPTER 04
時候の挨拶と寒さに備える暮らし

手紙では「小寒の候」「寒冷の候」「厳寒の候」といった時候の挨拶が使えます。改まらない手紙なら「寒の入りを迎え、寒さが一段と厳しくなってまいりました」のような書き出しもよいでしょう。

子どもと過ごす寒の内の注意点

  1. 01
    重ね着で調節する
    厚手の上着1枚より、脱ぎ着しやすい服を重ねるほうが、室内外の温度差に合わせやすい。汗をかいたら早めに着替えを
  2. 02
    乾燥と感染症に備える
    空気が乾燥し、インフルエンザなどがはやりやすい時期。加湿器や濡れタオルで湿度を保ち、帰宅後の手洗いを習慣に
  3. 03
    外遊びは日中の暖かい時間に
    手袋と帽子で体を冷やさないようにし、霜や凍結で滑りやすい朝夕の道に注意する
  4. 04
    ヒートショックに気をつける
    暖かい部屋と寒い脱衣所・浴室の温度差は、高齢の家族にとって特に危険。入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
寒い日が続くと、子どもを外で遊ばせるか迷うんですよね。
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
暖かい格好をすれば、晴れた日の昼間の外遊びはおすすめですよ。霜柱を踏んだり、吐く息の白さを比べたりと、冬ならではの発見がたくさんあります。帰ったら手洗いとうがいを忘れずに。

CHAPTER 05
小寒に関するよくある質問

A.
2027年の小寒は1月5日(火)です。期間としては、1月20日の大寒の前日までの約15日間を指します。2026年は1月5日(月)、2028年は1月6日(木)です。
A.
「しょうかん」と読みます。寒さが本格的になり始める頃という意味で、この日を「寒の入り」と呼びます。
A.
小寒(寒の入り)から立春の前日(節分)までの約30日間です。2027年は1月5日(火)から2月3日(水)までで、2月4日の立春が「寒の明け」です。
A.
松の内が明けた1月8日ごろから、立春の前日(2027年は2月3日)までに届くように出すのが一般的です。立春を過ぎたら「余寒見舞い」になります。
A.
小寒は寒さが本格的になり始める「寒の入り」、大寒は一年で最も寒さが厳しい頃を表します。2027年は小寒が1月5日、大寒が1月20日で、どちらも寒の内に含まれます。

CHAPTER 06
まとめ

小寒は「寒の入り」にあたる二十四節気で、2027年は1月5日(火)です。ここから節分までの約30日間が寒の内で、七草粥や鏡開き、小正月といったお正月の行事が続きます。寒九の水や寒稽古など寒さを生かした風習に触れながら、旬の冬野菜や魚で体を温め、重ね着や加湿で子どもの体調を守って、一年で最も寒い季節を元気に乗り切りましょう。