お正月のお年玉は知っていても、お盆玉(おぼんだま)という言葉は初めて聞く方も多いかもしれません。お盆玉とは、お盆に帰省してきた子どもや孫に渡すお小遣いのこと。いわば「お年玉の夏版」ともいえる、比較的新しい習慣です。この記事では、お盆玉の由来や金額の相場、お年玉との違い、渡すときのマナーまでをわかりやすく解説します。
CHAPTER 01お盆玉とは?
お盆玉とは、お盆に集まった子どもや孫に、祖父母や親戚が渡すお小遣いのことです。お正月のお年玉と同じように、ポチ袋に現金を入れて手渡すのが一般的です。夏休みとお盆の帰省が重なる時期に、孫の顔を見られた喜びとともに渡される、ほほえましい習慣として広まりつつあります。
- お盆玉
- お盆に帰省した子ども・孫に渡すお小遣い。お年玉の夏版ともいわれる
- ポチ袋
- お盆玉やお年玉を入れる小さな袋。夏らしい絵柄のものも市販されている
- 渡す相手
- 孫、甥・姪など、お盆に集まる子どもが中心
CHAPTER 02お盆玉の由来と広まり
「お盆玉」という言葉自体は新しいものですが、そのルーツは古いとされます。江戸時代の山形県の一部地域では、お盆に奉公人へ着物や下駄、お小遣いを渡す「お盆小遣い」の風習があったと伝えられています。
現在の「お盆玉」という呼び名は、2010年ごろにポチ袋メーカーが夏向けのポチ袋を「お盆玉袋」として売り出したことをきっかけに広まったといわれています。郵便局でもお盆玉用のポチ袋が販売されるようになり、近年は夏の風物詩として少しずつ定着してきました。
パ
新米パパ
お盆玉って、最近できた習慣なんですね。必ず渡さないといけないものなんでしょうか?
博
カゾイロ博士
いいえ、お年玉ほど一般的ではなく、必ず渡すべきという決まりはありません。あくまで「孫に会えたうれしさ」を表す気持ちのものです。渡すかどうか、いくらにするかは、家庭や親戚同士で相談して決めるのがおすすめですよ。
CHAPTER 03お盆玉の金額相場
お盆玉の金額に厳密な決まりはありませんが、お年玉と同じか、やや少なめに設定する家庭が多いようです。子どもの年齢に応じて金額を変えるのが一般的な目安です。
500〜1,000円
未就学児
1,000〜3,000円
小学生
3,000〜5,000円
中学生・高校生
| 年齢 | 相場の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 未就学児 | 500〜1,000円 | 金額より会えた喜びを大切に |
| 小学生(低学年) | 1,000〜2,000円 | 使いすぎない範囲で |
| 小学生(高学年) | 2,000〜3,000円 | お年玉と同じか少なめ |
| 中学生・高校生 | 3,000〜5,000円 | 使い道を本人に任せる |
TIP / 金額で迷ったら
お盆玉はお年玉ほど相場が固まっていません。親戚同士で金額の上限を決めておくと、もらう側・渡す側のどちらにも気兼ねがなく、毎年続けやすくなります。
CHAPTER 04お年玉との違い
お盆玉とお年玉は「子どもにお小遣いを渡す」点では同じですが、いくつか違いがあります。最大の違いは歴史と定着度です。お年玉が全国的に根づいた伝統行事であるのに対し、お盆玉は比較的新しく、渡す家庭と渡さない家庭の差が大きいのが特徴です。
NOTE / お盆玉とお年玉の主な違い
お年玉は新年を祝う意味を持つ伝統行事で、ほぼ全国共通の習慣です。一方お盆玉は、お盆の帰省という機会に合わせた新しい習慣で、必ず渡すものではありません。金額もお年玉と同じか少なめが目安です。
CHAPTER 05お盆玉を渡すときのマナー
お盆玉を渡すときは、お年玉と同じようにポチ袋に入れて手渡すのが基本です。現金をむき出しで渡すのは避けましょう。気持ちよく受け取ってもらうために、次の点に気をつけると安心です。
- 新札、または、できるだけきれいなお札を用意する
- ポチ袋の表に子どもの名前、裏に渡す人の名前を書くと丁寧
- お札は内側に三つ折りにして入れる
- 親の見ている前で渡し、高額になりすぎないよう配慮する
目上の親戚の子どもに渡す場合や、改まった贈り物として渡す場合は、表書きやのしのマナーが気になることもあります。基本的な考え方はのし(熨斗(のし))の記事が参考になります。
パ
新米パパ
もらってばかりだと、親としては気をつかいます。何かお返しは必要ですか?
博
カゾイロ博士
お盆玉に正式なお返しは必要ありません。ただ、いただいたら子ども本人からきちんとお礼を言わせること、そして親からも感謝を伝えることが何よりのお返しになります。気になる場合は、帰省のお土産などでさりげなく気持ちを返すとよいですね。
CHAPTER 06お盆玉に関するよくある質問
A.
いいえ、お年玉と違って必ず渡す決まりはありません。家庭や地域によって渡す・渡さないが分かれます。親戚同士で相談して決めるとよいでしょう。
A.
年齢によりますが、未就学児で500〜1,000円、小学生で1,000〜3,000円、中高生で3,000〜5,000円ほどが目安です。お年玉と同じか少なめに設定する家庭が多いです。
A.
お盆に子どもや孫が帰省して顔を合わせたときに渡すのが一般的です。8月13日から16日のお盆期間や、その前後の帰省のタイミングが多くなります。
A.
正式なお返しは不要です。子ども本人からお礼を伝え、親からも感謝の言葉を添えれば十分です。
CHAPTER 07まとめ
お盆玉とは、お盆に帰省した子どもや孫に渡すお小遣いで、お年玉の夏版ともいえる新しい習慣です。必ず渡すものではなく、金額もお年玉と同じか少なめが目安です。渡すときはポチ袋に入れ、新札を用意するなど最低限のマナーを押さえれば、もらう側も気持ちよく受け取れます。お盆に集まる家族のあたたかな交流のひとつとして、無理のない範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。
INFO
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