お宮参りの祝い着(産着・掛け着)は、赤ちゃんに直接着せるのではなく、抱っこする人の上から掛けて、紐を肩の後ろで結ぶのが着せ方の基本です。この記事では、祝い着の掛け方の手順と、誰が用意するか、男の子・女の子の柄の違い、購入とレンタルの選び方を解説します。

CHAPTER 01お宮参りの祝い着の掛け方
祝い着は、赤ちゃんに白い内着やベビードレスを着せ、抱っこした状態で上から掛けます。次の手順で掛けましょう。
- 01赤ちゃんに帽子とよだれかけをつける祝い着の下には白い内着(白羽二重)やベビードレスを着せ、帽子とよだれかけをつけておきます。
- 02抱っこした赤ちゃんを祝い着で覆う抱っこする人が赤ちゃんを抱き、祝い着を広げて赤ちゃんの体を包むように掛けます。家紋や柄が前から見えるように整えます。
- 03紐を抱っこする人の肩に掛ける祝い着についている2本の紐を、抱っこする人の肩から背中側へ回します。
- 04肩の後ろで蝶結びにする紐を肩の後ろあたりで蝶結びにします。結び目がほどけにくいよう、しっかり結びましょう。
- 05よだれかけを祝い着の外に出す最後に帽子とよだれかけを祝い着の外に出して形を整えれば完成です。
TIP / 着付けは神社に着いてから
祝い着を掛けたまま移動すると暑かったり、着崩れたりします。神社に着いて、ご祈祷の受付を済ませてから掛けると、きれいな状態で写真も撮れます。
CHAPTER 02祝い着は誰が用意する?
祝い着は、伝統的にはママの実家(母方の祖父母)が贈るものとされてきました。初穂料は父方、祝い着は母方が負担する、という分担の家庭もあります。ただし今は地域や家庭によってさまざまで、両親が自分たちで用意する家庭も増えています。
INFO / 費用の分担は事前に相談を
「祝い着は母方が用意するもの」と思っている祖父母もいれば、気にしない祖父母もいます。誰が用意するかは、早めに両家で話し合っておくとトラブルを防げます。
CHAPTER 03男の子・女の子の祝い着の柄の違い
| 男の子 | 女の子 | |
|---|---|---|
| 主な色 | 黒、紺、緑、灰色など | 赤、ピンク、白、黄色など |
| 柄 | 鷹、兜、龍、松竹梅など力強い柄 | 花、手まり、御所車、蝶など華やかな柄 |
| 生地 | 羽二重の熨斗目(のしめ)模様が正式 | 縮緬(ちりめん)の友禅模様が正式 |

祝い着につける紐飾り
地域によっては、祝い着の紐に犬張子やでんでん太鼓、扇子、お守りなどの縁起物を結びつける風習があります。犬はお産が軽く、子どもがよく育つことから、子どもの守り神とされてきました。
CHAPTER 04祝い着は購入とレンタルどっちがいい?
| 購入 | レンタル | |
|---|---|---|
| 費用の目安 | 2万〜10万円程度 | 5,000〜1万5,000円程度 |
| メリット | 七五三に仕立て直せる、記念に残る | 費用を抑えられる、保管の手間がない |
| デメリット | 費用が高い、保管に場所をとる | 汚さないよう気をつかう、柄の選択肢が限られることも |
購入した祝い着は、3歳の七五三の着物に仕立て直すことができます。女の子なら3歳の七五三で被布と合わせて、男の子なら5歳の七五三の羽織に仕立て直す方法もあります。
新米パパ / 2歳児のパパ
妻の両親が祝い着を買ってくれると言っています。せっかくなら長く使いたいのですが。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
それなら七五三への仕立て直しを前提に、少し上質なものを選ぶといいですよ。仕立て直しを受け付けているお店で買えば、3歳の七五三のときにまとめて相談できます。
CHAPTER 05祝い着に関するよくある質問
A.
白い内着(白羽二重)が正式ですが、白いベビードレスやカバーオールでも問題ありません。
A.
正式には家紋を入れますが、レンタルでは家紋なしや汎用の紋のものも多く、気にしない家庭も増えています。
A.
問題ありません。男女で柄が違うので、性別が違う場合は合う柄のものをレンタルする家庭もあります。
CHAPTER 06まとめ
お宮参りの祝い着は、抱っこする人の上から掛けて、紐を肩の後ろで蝶結びにして着せます。伝統的には母方の実家が用意するものとされますが、今は両家で相談して決める家庭がほとんどです。購入すれば七五三に仕立て直すこともできます。お宮参り全体の準備はお宮参りの基本をまとめた記事で紹介しています。






