雛人形は「一人に一つ」がよいとされてきましたが、今はママの雛人形をお下がりで飾る家庭も増えています。思い出の人形を大切に使いたい気持ちと、昔からの考え方のあいだで迷いますよね。この記事では、雛人形のお下がりや中古について、考え方と工夫を解説します。
雛人形の前で笑う女の子
受け継いだ雛人形にも、家族の思い出が詰まっています

CHAPTER 01
雛人形が「一人に一つ」といわれる理由

雛人形は、もともと子どもの身代わりとなって災いを引き受けるお守りと考えられてきました。そのため、一人ひとりの子どもに専用の雛人形を用意するのがよいとされています。
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INFO / 今は考え方もさまざま
住まいの広さや、受け継ぐことを大切にする考え方から、お下がりを使う家庭も多くあります。家族が納得して、毎年飾って祝うことがいちばん大切です。

CHAPTER 02
ママの雛人形をお下がりで使う場合

○ Merit
  • 家族の思い出がつながる
  • 新しく買う費用がかからない
  • ママと子どもで同じ人形を楽しめる
△ Demerit
  • 昔ながらの考え方を大切にする祖父母が気にすることも
  • 長い年月で人形や道具が傷んでいることがある
  • 段飾りなど大きなものは、今の住まいに合わないことも
  1. 01
    人形の状態を確かめる
    顔の汚れやカビ、衣装の色あせ、道具の欠けがないかを確認します。
  2. 02
    家族で話し合う
    祖父母(とくに人形を贈ってくれた側)にも、お下がりを使うことを伝えておきます。
  3. 03
    子ども専用のものを足す
    名前旗や市松人形、小さな吊るし雛など、その子だけの飾りを加えると「一人に一つ」の気持ちも大切にできます。
扇の前に飾られた男雛と女雛の親王飾り
お下がりの雛人形に、子ども専用の小さな飾りを足すのも一案です

CHAPTER 03
中古の雛人形はどうする?

中古の雛人形を購入したり譲り受けたりすることもできます。ただし、前の持ち主の身代わりになった人形と考える人もいるため、気になる場合は避けたほうが安心です。使う場合は、神社やお寺でお祓いを受けてから飾る家庭もあります。
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CAUTION / 傷みやカビに注意
長く保管されていた人形には、カビや虫食いがあることもあります。購入前や譲り受けるときに、状態をよく確認しましょう。

CHAPTER 04
姉妹の場合の考え方

  • 姉の雛人形を一緒に飾り、妹には市松人形や親王飾りを新しく加える
  • 姉妹それぞれに小さな親王飾りを用意する
  • 名前旗を一人ずつ用意して、雛人形の横に飾る
ちらし寿司とはまぐりのお吸い物
お下がりの雛人形でも、ちらし寿司を囲んで家族で祝えば立派なひな祭りです

CHAPTER 05
傷んだ雛人形の修理

顔の汚れや衣装のほつれは、人形店で修理してもらえることがあります。購入した人形店や、雛人形の修理を受け付けているお店に相談しましょう。修理が難しい場合は、感謝を込めて供養する方法もあります。処分については雛人形の処分方法の記事で紹介しています。
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
妻の実家にある段飾りを使いたいのですが、義母は「新しく買ってあげたい」と言っています。
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
義母さまの「孫に買ってあげたい」という気持ちも大切ですね。ママの段飾りは実家で飾ってもらい、自宅には新しい小さな親王飾りを、と両方を活かす方法もありますよ。どちらも、孫の成長を願う気持ちは同じです。

CHAPTER 06
雛人形のお下がりに関するよくある質問

A.
祝えます。初節句に子ども専用の飾りを一つ加えると、その子のための節句という気持ちが伝わります。
A.
晴れた乾燥した日にしまい、防虫剤を入れて保管します。人形の顔は素手で触らないようにしましょう。
A.
贈りたい気持ちを大切にして、お下がりの雛人形と並べられる小さな親王飾りや市松人形をお願いする方法もあります。
A.
子どもの雛人形として毎年飾り、子どもが大きくなってからも、家族で話し合って飾り続けて構いません。

CHAPTER 07
まとめ

雛人形は一人に一つがよいとされますが、ママの雛人形をお下がりで飾る家庭も増えています。使う場合は人形の状態を確かめ、名前旗など子ども専用の飾りを足すと安心です。中古は気になるならお祓いを受けるか避けましょう。雛人形の飾り方はひな祭りの由来と雛人形の飾り方をまとめた記事で紹介しています。