端午の節句は、毎年5月5日に子どもの健やかな成長を願って行われる日本の伝統的な年中行事です。2027年のこどもの日は5月5日(水)で、5月1日(土)からの5連休の最終日にあたります。この記事では、端午の節句の意味や由来をおさらいしたうえで、家族で楽しめる過ごし方のアイデア、年齢別の楽しみ方、準備のスケジュールをわかりやすく紹介します。
CHAPTER 01端午の節句とは?簡単におさらい
端午の節句は、古代中国の「端午」の風習が日本に伝わり、奈良時代ごろから宮中行事として定着したのが始まりとされています。「端午」とは月の初めの午(うま)の日を意味し、もともとは季節の変わり目に邪気を払う厄除けの行事でした。やがて「午(ご)」と「五」の音が通じることから5月5日に固定され、武家社会では男子の成長を祝う行事へと発展しました。
現在は1948年に「こどもの日」として国民の祝日に制定されたこともあり、男女問わずすべての子どもの幸せを願う日として広く親しまれています。五節句のひとつであるこの行事には、兜や鎧を飾る、こいのぼりを揚げる、菖蒲湯に入るなど、さまざまな風習が今に受け継がれています。
5月5日
端午の節句の日付
奈良時代
日本に定着した時期
1948年
こどもの日として祝日制定

兜飾りとこいのぼりにも、それぞれ異なる歴史的背景があります。兜や鎧を飾る風習は鎌倉時代の武家社会から始まり、端午の節句に武具を虫干しする実用的な慣習が、やがて男児の武運と成長を祈る意味を帯びるようになりました。一方、こいのぼりの風習は江戸時代中期に町人文化から生まれたもので、武家が幟(のぼり)に家紋を掲げるのに対抗して、裕福な商家が中国の「登龍門」伝説にちなみ鯉の絵を描いた幟を立てたのが始まりです。鯉が急流を遡って龍となる故事に子の立身出世の願いを重ねたこの風習は、やがて武家・庶民の別なく日本中に広まりました。
新米パパ / 2歳児のパパ
端午の節句って「男の子の日」というイメージが強いですが、女の子がいる家庭ではお祝いしなくてもいいのですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
こどもの日は「すべての子どもの人格を重んじ、幸福を図る」日として定められています。伝統行事を楽しみつつ、性別を問わずお子さんの成長をお祝いして問題ありませんよ。
CHAPTER 02家族での端午の節句の過ごし方アイデア7選

端午の節句の過ごし方にはさまざまな選択肢があります。伝統的な風習を取り入れながら、家族で楽しめるアイデアを7つ紹介します。すべてを行う必要はなく、ご家庭の状況やお子さんの年齢に合わせて取り入れてみてください。

1. こいのぼりを飾る
端午の節句といえば、青空を泳ぐこいのぼりを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。こいのぼりには「鯉(こい)が滝を登って龍になる」という中国の故事にちなみ、子どもが困難に負けず立派に成長してほしいという願いが込められています。

近年はマンションのベランダに設置できるコンパクトなこいのぼりや、室内に飾れるちりめん細工のこいのぼりなど、住環境に合わせた選択肢が増えています。飾る時期は4月中旬ごろから5月5日までが一般的です。当日だけでなく、準備の段階からお子さんと一緒に飾り付けを楽しめると、行事への関心も高まります。
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室内用こいのぼり ちりめんタペストリー(選べる10種類)(新しいタブで開きます)
壁に掛けたり置いたりして飾れる、ちりめん素材の室内用こいのぼり。ベランダに立てられないマンションでも、リビングで端午の節句の雰囲気を楽しめます。
2. 五月人形・兜を飾る
五月人形や兜飾りは、端午の節句において子どもの身代わりとなって厄を引き受ける役割を持つとされています。武将のように力強く育ってほしいという願いを込めて、鎧兜や武者人形を飾る風習は江戸時代から続いています。

五月人形の種類は大きく分けて兜飾り・鎧飾り・武者人形の三種類です。春分の日(3月20日ごろ)を過ぎてから4月中旬までに飾るのが一般的です。近年はコンパクトな「収納飾り」や「ケース飾り」が主流で、リビングの棚の上にも置けるサイズが増えています。
TIP / 五月人形の選び方ポイント
初めて五月人形を購入する場合は、置き場所のサイズを事前に測っておきましょう。コンパクトな兜飾り(幅30〜40cm)はリビングの棚にも置きやすく人気があります。初節句のお祝いとして祖父母から贈られるケースが多いため、事前に両家と相談しておくとスムーズです。
新米パパ / 2歳児のパパ
五月人形は何歳まで飾るものなんですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
一般的には小学校卒業頃まで飾るご家庭が多いですが、決まりはありません。成人まで飾り続ける方もいれば、お子さまが自分から「もういい」と言うまで続ける方もいます。大切なのはお子さまの成長を祝う気持ちなので、各ご家庭のスタイルで続けてくださいね。
3. 菖蒲湯に入る
5月5日には菖蒲(しょうぶ)の葉をお風呂に浮かべて入浴する「菖蒲湯」の風習があります。菖蒲の強い香りには邪気を払う力があると信じられてきました。また、「菖蒲」が「勝負」「尚武(武道を重んじる)」に通じることから、武家社会で特に大切にされてきた風習です。
菖蒲湯の作り方はとても簡単です。菖蒲の葉はスーパーや花屋で5月初旬から並ぶので、数本を束ねて湯船に浮かべるだけで準備完了です。香りを楽しみたい場合は、根元の茎の部分も一緒に入れ、少し熱めのお湯にすると香りが立ちます。赤ちゃんや肌の弱いお子さんの場合は、短時間の入浴にとどめるか、菖蒲が直接肌に触れないようネットに入れるなどして様子を見ましょう。
菖蒲で邪気を払う風習は、平安時代の宮中にまでさかのぼります。端午の日には、軒に菖蒲を挿したり、菖蒲を髪に飾る「菖蒲鬘(あやめのかずら)」を身につけたりする習わしがありました。菖蒲の根茎に含まれる精油成分アサロンには血行を促す作用があるとされ、古くから薬草として重宝されてきました。江戸時代になると庶民の間にも菖蒲湯が広まり、現在のかたちが定着しました。
菖蒲の葉を頭に巻くと賢くなる、丈夫になるという言い伝えもあり、お子さまと一緒に楽しめます。紫の花を咲かせる花菖蒲(ハナショウブ)はアヤメ科の別の植物なので、間違えないように注意しましょう。菖蒲湯に使うのはショウブ科(旧分類ではサトイモ科)の菖蒲で、剣のような細長い葉と強い香りが特徴です。
- 菖蒲酒(しょうぶざけ)
- 菖蒲の根を刻んで酒に浸したもので、端午の節句に飲む風習がある。菖蒲の根には血行促進や健胃の薬効があるとされ、邪気を払う縁起物として大人が楽しむ節句の飲み物だった
- 菖蒲打ち(しょうぶうち)
- 菖蒲の葉を束ねて地面を打つ子どもの遊び。地面を叩いたときの音が大きいほど縁起がよいとされ、端午の節句に子どもたちが競い合って楽しんだ
- 菖蒲の根の薬効
- 菖蒲の根は漢方で「菖蒲根(しょうぶこん)」と呼ばれ、健胃や血行促進の効果があるとされる。菖蒲酒や菖蒲湯に根を使うのは、こうした薬効を取り入れるためでもあった
4. 行事食を楽しむ(柏餅・ちまき)
端午の節句の行事食として代表的なのが柏餅とちまきです。柏餅は主に関東地方で親しまれ、柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が途絶えない」「子孫繁栄」の縁起物とされています。一方、ちまきは関西地方を中心に食べられ、中国の詩人・屈原の故事に由来する厄除けの食べ物です。
そのほかにも、こどもの日に合わせてたけのこ料理やかつお料理を用意する家庭もあります。たけのこにはまっすぐ伸びる成長の象徴、かつおには「勝男」にかけた縁起の良さがあります。お子さんと一緒にちまきを巻いたり柏餅を作ったりすれば、この行事ならではの食育体験にもなるでしょう。
- 柏餅(かしわもち)
- 柏の葉で包んだあんこ入りの餅。関東を中心に5月5日に食べられる。子孫繁栄の意味がある
- ちまき
- 笹の葉で包んだ餅菓子。関西を中心に食べられ、厄除けの意味がある。中国の故事に由来
- たけのこ
- まっすぐ育つ姿から、子どもの健やかな成長を象徴する旬の食材
- かつお
- 「勝男」に通じることから、こどもの日の祝い膳にふさわしい縁起物
5. 子どもと工作を楽しむ
端午の節句の過ごし方として、お子さんと一緒に手作りの飾りを作るのもおすすめです。折り紙でこいのぼりや兜を折る、画用紙と割り箸でミニこいのぼりを作る、紙皿で兜のお面を作るなど、年齢に合わせた工作が楽しめます。
手作りの飾りを部屋に飾れば、お祝いの雰囲気がいっそう盛り上がります。折り紙の兜は新聞紙を使って実際にかぶれるサイズで作ることもでき、写真撮影の小道具としても活躍します。工作を通じてこの行事の由来を話してあげると、理解も深まります。
TIP / 室内アクティビティのアイデア
こいのぼり型の紙コップけん玉、段ボール製の大きな兜、画用紙のこいのぼりガーランド、菖蒲の葉のスタンプアートなど、身近な材料で楽しめる工作がたくさんあります。
6. 季節のお出かけスポットへ
端午の節句の過ごし方は、地域によっても特色があります。埼玉県加須市では、全長100メートルのジャンボこいのぼりを利根川の河川敷で泳がせる催しが知られています。群馬県館林市の鶴生田川では、数千匹のこいのぼりが川の上を泳ぐ「こいのぼりの里まつり」が開かれます。
鹿児島県や宮崎県など南九州では、端午の節句に「あくまき」というもち米を灰汁(あく)で炊いたちまき状の保存食を食べる風習があります。独特のべっこう色と素朴な味わいが特徴で、きなこや砂糖をつけて食べます。また、地域によっては月遅れの6月5日に端午の節句を祝うところもあります。
また、こどもの日のお出かけ先としては、動物園・水族館・公園などの定番スポットに加え、菖蒲園や歴史博物館もおすすめです。ゴールデンウィーク中は混雑しやすいため、早めの時間帯に出発するか、地元の穴場スポットを探してみるとゆったりと楽しめます。
公園でのピクニックも端午の節句の過ごし方として人気があります。柏餅やおにぎりをお弁当箱に詰めて出かければ、行事食を屋外で楽しむことができます。お弁当をこいのぼりの形に盛り付けるなどの工夫を加えると、お子さまも大喜びです。自然の中で過ごすことで、端午の節句の季節感をより一層味わえます。
ハイキングや川遊びなど、自然体験を通じて子どもの心身の成長を促す過ごし方もこの時期ならではの楽しみです。5月上旬は気候が穏やかで、小さなお子さまを連れてのお出かけにも適しています。ただし、日差しが強くなる時期でもあるため、帽子や日焼け止め、水分補給の準備は忘れずに行いましょう。
7. 記念撮影をする
端午の節句は、お子さんの成長を記録する絶好の機会です。五月人形やこいのぼりの前で記念撮影をしておくと、毎年の成長を振り返る大切な思い出になります。特に初節句のお祝いの年は、プロのカメラマンによる出張撮影やフォトスタジオの利用を検討してもよいでしょう。
端午の節句は、お子さまの成長を記録に残す絶好のタイミングです。五月人形と一緒に撮影する場合は、自然光が入る窓際に飾りを配置し、午前中の柔らかい光の中で撮るのがポイントです。フラッシュは人形の金属部分に反射するため避けましょう。
こいのぼりとの屋外撮影では、青空が見える晴天の日を選びます。お子さまをこいのぼりの下に立たせ、少し離れた位置からローアングルで撮影すると、こいのぼりが大空を泳ぐダイナミックな写真が撮れます。お子さまが空を見上げる横顔も素敵な一枚になります。
兜をかぶった写真は定番ですが、被らせるだけでなく「兜を覗き込む好奇心いっぱいの表情」「兜の前で菖蒲を持つ姿」など、バリエーションを増やしておくと後から見返す楽しみが増えます。毎年同じ構図で撮影し、成長の変化を比較するのも人気の撮り方です。
新米パパ / 2歳児のパパ
初めてのこどもの日なので記念写真をきれいに残したいのですが、自宅でうまく撮るコツはありますか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
午前中の自然光が柔らかくておすすめです。五月人形の正面やや斜めにお子さんを座らせ、背景をすっきり整えると映えますよ。スマートフォンでもポートレートモードを使えば、背景がぼけてプロっぽい仕上がりになります。
手形・足形アートも人気の記念方法です。インクパッドや絵の具を使ってお子さまの手形を取り、こいのぼりや兜の形にアレンジします。額に入れて飾れば、おしゃれなインテリアにもなります。毎年同じ時期に取ることで、手の大きさの変化が一目でわかる素敵な成長記録になります。
端午の節句の思い出を形に残すために、成長記録ノートをつけるのもおすすめです。身長・体重の記録、その年にできるようになったこと、好きな食べ物や遊びなどを毎年書き残しておくと、振り返った時に成長の軌跡がよくわかります。
祖父母を招いてお祝いの席を設けるのも、家族の絆を深める端午の節句の過ごし方のひとつです。遠方に住んでいる場合は、ビデオ通話でこいのぼりや五月人形を見せたり、お子さまが新聞紙の兜をかぶった姿を見せたりするだけでも喜ばれます。三世代で行事を楽しむことで、伝統文化の継承にもつながります。
CHAPTER 03端午の節句の楽しみ方を年齢別に紹介
端午の節句の過ごし方は、お子さんの年齢によって楽しめる内容が変わります。以下の表を参考に、お子さんの発達段階に合った楽しみ方を選んでみてください。
| 年齢 | おすすめの過ごし方 | ポイント |
|---|---|---|
| 乳児(0歳) | 五月人形と一緒に記念撮影、菖蒲の葉を見せる、陣羽織を着せてお祝い膳を囲む | 赤ちゃんの体調を最優先に。菖蒲湯は短時間で切り上げるか、足湯にとどめると安心 |
| 幼児(1〜3歳) | こいのぼりの歌を歌う、折り紙で兜を作る、柏餅やちまきを少量味わう | 誤飲に注意。小さな飾りや人形のパーツには目を離さないこと |
| 幼児(4〜5歳) | こいのぼりの工作、菖蒲湯を楽しむ、行事食のお手伝い(柏餅を包むなど) | 行事の意味を簡単な言葉で伝え始めるとよい時期 |
| 小学校低学年 | 五月人形の飾り付けを手伝う、行事の由来を学ぶ、お出かけイベントに参加 | 自分で飾り付けや片付けができるようになる。責任感を育てる機会にも |
| 小学校高学年 | 行事の歴史を調べ学習する、本格的な料理づくりに挑戦、家族への感謝を伝える | 親子でこの伝統行事について話し合い、文化への理解を深める |
新米パパ / 2歳児のパパ
2歳の子どもにはどの行事食が向いていますか?柏餅はまだ早い気がして迷っています。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
柏餅の餅やちまきは弾力があり、2歳ごろの子どもにはのどに詰まりやすい食べ物です。食べさせる場合は小さくちぎって少量ずつ、座って大人が見守るなかで与えましょう。あんこだけを少し味わわせたり、たけのこご飯やかつおのそぼろを盛った「お祝いプレート」にしたりするのもおすすめですよ。
CHAPTER 04端午の節句の準備スケジュールとお祝いのマナー
端午の節句を気持ちよく迎えるためには、早めの準備が大切です。以下のステップに沿って進めると、当日まで余裕を持って楽しめます。
- 013月中旬〜下旬:五月人形・こいのぼりの準備初節句の場合は購入を検討します。昨年に引き続き飾る場合は、保管状態を確認し、汚れや破損がないかチェックしましょう。人気商品は早めに売り切れることがあるため、余裕を持って選びます。
- 024月上旬〜中旬:飾り付け開始春分の日を過ぎたら飾り始めてよい時期です。遅くとも5月5日の2週間前までには飾り終えましょう。一夜飾り(前日に慌てて飾ること)は縁起が悪いとされているため避けます。
- 034月下旬:行事食・菖蒲の手配柏餅やちまきの予約・購入の計画を立てます。菖蒲の葉はスーパーや花屋で5月初旬から販売されるため、見かけたら早めに入手しておくと安心です。
- 045月5日:当日を楽しむ五月人形やこいのぼりの前で記念撮影をし、行事食を家族で楽しみましょう。夕方には菖蒲湯で一日の疲れを癒します。家族みんなでこどもの日の過ごし方を満喫してください。
- 055月中旬:片付け天気の良い乾燥した日を選んで、五月人形やこいのぼりを丁寧に片付けます。防虫剤を入れて湿気の少ない場所に保管しましょう。来年も気持ちよく飾れるように手入れをしておくことが大切です。
CAUTION / 一夜飾りは避けましょう
前日に慌てて飾り付けをする「一夜飾り」は、誠意に欠ける、お葬式の一夜飾りを連想させるとして避けられてきました。できるだけ5月5日の2週間ほど前までに飾り終えるよう準備しましょう。
五月人形の片付けと保管方法
端午の節句が終わったら、五月人形は5月中旬頃を目安に片付けます。雛人形と異なり「片付けが遅いと婚期が遅れる」という言い伝えはありませんが、湿気が増える梅雨前に収納するのが人形の保存状態を良く保つコツです。
片付ける際は、人形や兜のほこりを毛ばたきや柔らかい布で払います。金属部分は素手で触ると指紋が付いて錆びの原因になるため、手袋をはめて扱いましょう。防虫剤は人形用のものを使い、種類の違う防虫剤を一緒に入れないようにします。収納場所は直射日光が当たらず、湿気の少ない場所が理想的です。
初節句の贈り物とお返し
端午の節句に贈り物をする場合、特に初節句のお祝いでは祖父母や親戚からお祝いの品やお金を贈るのが一般的です。贈り物の種類や金額の相場を把握しておくと、マナーに沿ったお祝いができます。

| 贈り主 | お祝いの内容 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 祖父母(母方) | 五月人形・こいのぼりの購入費 | 50,000〜300,000円 |
| 祖父母(父方) | お祝い金またはお祝いの品 | 30,000〜100,000円 |
| おじ・おば | お祝い金または玩具・衣類 | 5,000〜10,000円 |
| 友人・知人 | お祝いの品(菓子・衣類など) | 3,000〜5,000円 |
お祝いの贈り物では、のし紙は紅白の蝶結び(花結び)を使います。表書きは「御祝」「初節句御祝」「祝御初節句」などが一般的です。贈る時期は端午の節句の2〜3週間前が目安ですが、五月人形やこいのぼりを贈る場合は飾る期間を考慮して、4月初旬までに届くようにしましょう。
お祝いをいただいた側は、5月5日から1か月以内を目安に内祝いをお返しします。金額はいただいた金額の3分の1から半額程度が目安です。お祝いの食事会に招いた方には、お食事がお返しの代わりになるため、別途内祝いを用意しなくても構いません。のし紙は紅白の蝶結びに「内祝」と書き、お子さんの名前(ふりがな付き)を入れます。
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CHAPTER 05端午の節句に関するよくある質問
A.
五月人形やこいのぼりは、春分の日(3月20日ごろ)を過ぎてから4月中旬までに飾り始めるのが理想です。片付けは5月中旬の天気の良い日に行いましょう。ひな人形のように「早くしまわないと婚期が遅れる」といった言い伝えはありませんが、梅雨入り前に収納すると人形が傷みにくくなります。
A.
伝統的には母方の祖父母が購入するとされていますが、近年は両家で折半したり、父方の祖父母が用意したりするケースも増えています。大切なのは事前に両家で話し合い、重複や行き違いを避けることです。
A.
五月人形はお子さん一人ひとりの身代わりとして厄を引き受けるものとされているため、本来は一人に一つ用意するのが望ましいとされています。ただし、スペースや予算の都合がある場合は、小さな兜飾りや武者人形をひとつ追加する形でも問題ありません。
A.
菖蒲の葉を束ねて軒先に挿す「軒菖蒲(のきしょうぶ)」や、菖蒲の葉を頭に巻いて健康を願う「菖蒲鉢巻き」、菖蒲の葉を枕の下に敷いて寝る「菖蒲枕」などの風習があります。菖蒲の葉で地面を打って音の大きさを競う「菖蒲打ち」という子どもの遊びもありました。
A.
柏餅やちまきに加えて、たけのこご飯、かつおのたたき、海老フライなど縁起の良い食材を使った料理が定番です。赤飯やお吸い物を添えるとお祝い膳らしい雰囲気になります。お子さんの年齢に合わせて、食べやすい形に調理してあげましょう。
A.
もちろん問題ありません。祖父母を招くかどうかはご家庭の事情に合わせて決めてください。初節句の場合は両家の祖父母を招いてお祝いするケースが多いですが、2年目以降は家族だけでこぢんまりとお祝いする方も多くいらっしゃいます。
A.
室内でも十分に楽しめます。折り紙でこいのぼりや兜を作る工作、こいのぼりの歌を歌う、行事食を家族で作るなど、おうちの中でできる過ごし方はたくさんあります。雨天でもお子さまと一緒に楽しい思い出を作りましょう。
CHAPTER 06まとめ
端午の節句は、こいのぼりや五月人形の飾り付け、菖蒲湯、行事食など、家族みんなで楽しめる要素がたくさん詰まった伝統行事です。2027年のこどもの日は5連休の最終日の5月5日(水)。飾り付けは4月中旬までに済ませ、当日は柏餅を囲んで記念撮影をし、夜は菖蒲湯に入るといった無理のない過ごし方で十分です。小さな子どもには柏餅やちまきを小さくして見守りながら、年齢に合わせた楽しみ方で、毎年の思い出を積み重ねていきましょう。






