ルビー婚式(るびーこんしき)は、結婚40周年を祝う結婚記念日です。「宝石の女王」と呼ばれるルビーのように、40年かけて磨かれた夫婦の愛は、深く、強く、色褪せることがありません。この記事では、ルビー婚式の意味や由来から、いちばんおすすめしたい「3世代旅行」の過ごし方、体力のあるうちにやっておきたいこと、プレゼントと相場、心のこもったメッセージ文例まで、やさしくご紹介します。

CHAPTER 01
ルビー婚式とは?意味と由来

ルビー婚式は、結婚40年目を迎えるご夫婦をお祝いする記念日です。ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬度(モース硬度9)を持ち、その鮮やかな深紅の輝きから「宝石の女王」と称されてきました。40年という途方もない歳月を共に歩み、どんな困難にも折れなかった夫婦の絆を、最も堅く美しい赤い宝石に重ねて名づけられた記念日です。
2027年にルビー婚式(結婚40周年)を迎えるのは、1987年(昭和62年)に結婚した夫婦です。2026年なら1986年(昭和61年)に結婚した夫婦が対象になります。入籍日と挙式日のどちらを結婚記念日にするかは、夫婦や家族で決めてかまいません。
◆今年は何婚式?を調べる
年
深紅に輝くルビーの宝石
40年の絆を象徴するルビー
40年目
年数
ルビー
素材
情熱・仁愛・威厳
石言葉
ルビーレッド
イメージカラー(一例)

ルビーの石言葉——「情熱」「仁愛」「威厳」

ルビーには「情熱」「仁愛」「威厳」という石言葉があります。「情熱」は40年経っても消えない愛の炎、「仁愛」は家族への深い慈しみ、「威厳」は長い人生を共に歩んできた夫婦の風格——いずれも、結婚40周年のご夫婦にぴったりの言葉です。
ルビーは古来、「勝利の石」「情熱の石」とも呼ばれ、持ち主に活力と勇気を与えるとされてきました。ビルマ(現ミャンマー)の戦士たちは、戦いの前にルビーを体に埋め込んで不死身の力を願ったという伝説もあります。40年の人生の荒波を乗り越えてきたご夫婦にとって、ルビーはまさにふたりの「勝利の証」といえるのではないでしょうか。
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TIP
英語では「Ruby Anniversary」と呼ばれます。ルビーは7月の誕生石でもあるため、7月生まれのパートナーへ贈ればダブルの意味で特別なプレゼントになります。また、結婚記念日が7月のご夫婦にとっても、ルビーは格別な縁のある宝石です。

結婚40年——その途方もない歳月

結婚40年を迎えるということは、おおよそ60代前半〜半ばになられている方がほとんどです。20代半ばで結婚されたとして、それから40年——。日曜の夜にテレビドラマの放送が2週間休止になるだけでも長く感じるのに、40年という歳月は本当に途方もありません。
その40年のあいだに、日本はどれだけ変わったことでしょう。結婚された頃はまだバブルの余韻が残り、携帯電話すら珍しかった時代。そこからリーマンショック、東日本大震災、コロナ禍——社会が何度もひっくり返るような変化を、ずっとふたりで乗り越えてきた。その事実だけで、どれほど大きなことか。子育ての慌ただしい日々、仕事での悩み、親の介護、そして子どもたちの巣立ち。いくつもの季節を重ねて今がある。それはとても素晴らしいことです。
結婚40年を迎える頃には、お子さんはすでに独立し、お孫さんも小学生や中学生くらいに成長されている方が多いのではないでしょうか。仕事も定年を迎えるか、セカンドキャリアに移行する時期。ようやく「自分たちの時間」が戻ってくる——ルビー婚式は、そんな第二の人生のスタートラインに立つ記念日でもあります。
“
40年間、ありがとう。ここからは、ふたりの時間を取り戻そう。
— ルビー婚式に添えたい、いちばん素直な言葉

CHAPTER 02
ルビー婚式のお祝いの過ごし方

ルビー婚式のお祝いに、ひとつだけおすすめを選ぶなら——迷わず「旅行」です。高級レストランでのディナーも素敵ですが、食事は正直、来年でも5年後でも行けます。でも旅行は違います。体力があるうちに、足が動くうちに、一緒に笑い合える今のうちに。それが40周年のいちばんの贈り物だと、カゾイロは考えています。
笑顔で寄り添う老夫婦

3世代旅行のすすめ——子ども家族を巻き込んで

「子ども夫婦に迷惑をかけたくない」「孫は忙しいだろうし」——そんなふうに遠慮していませんか?40周年のルビー婚式こそ、遠慮は無用です。むしろ厚かましいくらいでちょうどいい。お子さんもお孫さんも、声をかけてもらえたら嬉しいものです。
3世代が一緒に旅をする機会は、実はそう多くありません。お孫さんが大きくなれば部活や受験で忙しくなり、あっという間に「家族全員が揃う旅行」は難しくなります。今できることは、今やる。それがいちばんの贈り物です。
  • 3世代旅行のメリット——子ども夫婦にとっても、親孝行と家族の思い出を同時に作れる貴重な機会
  • 費用は子ども世代が持つのが一般的——兄弟姉妹で折半すれば、ひとり当たりの負担はぐっと軽くなる
  • 宿は「部屋食」か「個室ダイニング」がおすすめ——小さなお孫さんがいても周囲を気にせずゆっくり食事できる
  • 移動は無理をしない——飛行機の場合は直行便を選び、現地ではレンタカーやタクシーを活用して歩く距離を減らす
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CAUTION
旅行は体力のあるうちに。70代、80代になると長距離移動や慣れない土地での歩行がつらくなります。「来年でいいか」を繰り返しているうちに、行けなくなってしまうこともあります。結婚40周年の今が、3世代旅行のベストタイミングかもしれません。レストランでの食事は最悪5年後でもできます。でも旅行は、今しかできないかもしれません。

穴場の旅先——オフシーズンを狙う

ルビー婚式の旅行先選びでおすすめしたいのが、オフシーズンの人気観光地です。混雑を避けられるだけでなく、宿泊費も安く、ゆったりと過ごせます。60代のご夫婦には「無理をしない旅」がいちばんです。
旅先おすすめ時期ポイント
沖縄12月〜2月(冬)本州が寒い時期でも沖縄は20℃前後。観光客が少なく、ホテルも安い。美ら海水族館やカフェ巡りなど、のんびり過ごせる
北海道6月〜7月上旬(初夏)梅雨がなく、涼しくて過ごしやすい。ラベンダー畑の富良野、旭山動物園など孫も楽しめるスポットが充実
京都1月〜2月(冬)観光客が最も少ない時期。静かな寺社仏閣を堪能できる。冬の京都は凛とした美しさがある
箱根・伊豆平日都心から近く移動の負担が少ない。温泉でゆっくり。3世代でも個室露天風呂付きの宿なら気兼ねなし
海外(ハワイ・台湾)通年体力に自信があるなら海外も。ハワイは日本語が通じやすく、台湾は近くて食事が美味しい。夢を叶えるなら今
旅行の夢を「いつか行こうね」で終わらせないでください。行けるうちに、行きたい場所へ。それがルビー婚式のいちばんの過ごし方です。

夫婦ふたりで過ごすなら

  • 思い出の場所を再訪する——新婚旅行先や、プロポーズした場所、初めてふたりで暮らした街。40年前の景色と今を重ねて歩く時間は格別
  • 記念写真を撮る——フォトスタジオで撮るのも、旅先でプロカメラマンに頼むのも素敵。40年目の夫婦の姿を、きちんと残しておく
  • ふたりで新しいことを始める——陶芸、絵画、ダンス、ゴルフ。「第二の人生」のスタートにふさわしい趣味を一緒に見つける
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
両親のルビー婚式に旅行をプレゼントしたいのですが、行き先を勝手に決めていいものでしょうか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
サプライズも素敵ですが、60代のご両親の場合は行き先は一緒に決めるのがおすすめです。体調や好み、「実は行ってみたかった場所」を聞いてみてください。旅行のプランを一緒に練る時間も、立派なプレゼントになりますよ。

CHAPTER 03
ルビー婚式のおすすめプレゼントと相場

ルビー婚式のプレゼントは、「モノ」よりも「体験」を優先するのがおすすめです。40年の節目にふさわしい特別な時間を贈りましょう。もちろん、ルビーにちなんだジュエリーや深紅のアイテムも素敵な選択肢です。
ルビーのペンダント
ルビー婚式には、ルビーをあしらったアクセサリーが定番の贈り物です
30,000〜100,000円
子どもから両親へ
10,000〜50,000円
夫婦間のプレゼント
5,000〜15,000円
親族・友人から

体験型の贈り物(いちばんのおすすめ)

カテゴリおすすめ価格帯ポイント
3世代旅行温泉・リゾート・海外旅行100,000〜300,000円兄弟姉妹で折半。家族全員の一生の思い出になる
夫婦旅行温泉、沖縄、北海道、ハワイ50,000〜200,000円子どもからのプレゼントに最適。旅行券なら日程も自由
レストランディナー高級レストランのペア食事券20,000〜50,000円個室のあるお店がおすすめ。記念日プランがあると便利
趣味の体験陶芸教室、クルーズ、観劇ペアチケット10,000〜50,000円ふたりで新しいことに挑戦するきっかけに

ルビーにちなんだ贈り物

カテゴリおすすめ商品価格帯ポイント
ルビージュエリールビーのネックレス、リング、ピアス10,000〜100,000円宝石の女王の輝き。7月生まれなら誕生石としても
赤い切子・ガラス器赤い江戸切子のペアグラス、赤いガラスの器8,000〜30,000円ルビーのように光を通す赤色。毎日の食卓で使える
赤いバラの花束赤いバラ40本のブーケ8,000〜15,000円40年にちなんだ本数。プリザーブドなら長く飾れる
赤い革小物赤い革の財布、バッグ、名刺入れ10,000〜30,000円上質な赤は還暦祝いにも通じる縁起の良い色
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INFO
ルビーのジュエリーは高価になりがちですが、ルビー色(深紅)のアイテムで代用するのもおしゃれです。ガーネットのアクセサリーなら手頃な価格でルビーに近い深紅の輝きを楽しめます。大切なのは「赤」というテーマカラーを意識すること。気持ちが伝われば、それがいちばんのプレゼントです。

CHAPTER 04
ルビー婚式に添えるお祝いメッセージ

メッセージカードには、40年間への感謝と、これからの人生を一緒に楽しもうという気持ちを素直に綴りましょう。飾った言葉よりも、心からの一言が何よりの贈り物です。
ルビーの指輪

子どもから両親へ

  • お父さん、お母さん、結婚40周年おめでとう。40年間、私たちを育て、支えてくれて本当にありがとう。これからはふたりの時間を思いっきり楽しんでね。旅行でもなんでも、遠慮なく言ってください。
  • ルビー婚式おめでとうございます。40年も一緒にいられるって、すごいことだと思います。これからもずっと仲良しでいてください。体に気をつけて、元気で長生きしてね。

孫から祖父母へ

  • おじいちゃん、おばあちゃん、結婚40周年おめでとう!いつも優しくしてくれてありがとう。今度また一緒に旅行に行こうね!
  • じいじ、ばあば、40年ってすごいね!大好きだよ。これからも元気でいてね。

夫婦間で

  • 結婚40年、ルビー婚式おめでとう。子育ても仕事も、ずっと一緒に頑張ってきたね。これからは少しわがままになってもいいんじゃないかな。行きたい場所、やりたいこと、全部叶えよう。
  • 40年、ありがとう。あなたがいてくれたから、今の私がいます。まだまだ一緒にいたいので、体には気をつけてね。次は金婚式を目指しましょう。

CHAPTER 05
前後の結婚記念日

ルビー婚式の前後にはどんな結婚記念日があるのでしょうか。40年目から金婚式までの道のりを見てみましょう。
年数名称素材・テーマテーマカラー
25年目銀婚式銀シルバー
30年目真珠婚式真珠パールホワイト
35年目珊瑚婚式珊瑚コーラルピンク
40年目ルビー婚式(この記事)ルビールビーレッド
45年目サファイア婚式サファイアサファイアブルー
50年目金婚式金ゴールド
60年目ダイヤモンド婚式ダイヤモンドクリスタルホワイト

CHAPTER 06
ルビー婚式に関するよくある質問

A.
結婚40年目の記念日です。ルビーの燃えるような赤色は、40年経っても色褪せない情熱と愛情の象徴です。
A.
いちばんのおすすめは旅行です。特に子ども家族やお孫さんも一緒の3世代旅行は、家族全員の一生の思い出になります。体力のあるうちに、行きたい場所へ出かけましょう。
A.
いいえ。深紅のバラの花束、赤い切子のペアグラス、ガーネットのアクセサリーなど、赤色のアイテムなら記念日の意味を表現できます。また、モノよりも旅行や食事など体験型のプレゼントが喜ばれる傾向があります。
A.
国内温泉旅行なら10〜30万円、沖縄や北海道なら15〜40万円、海外なら30万円〜が目安です。兄弟姉妹で折半するのが一般的で、旅行会社の3世代プランを利用するとスムーズです。
A.
どちらも大切ですが、40年目の時点でご両親がお元気なうちにしっかりお祝いしておくことをおすすめします。「金婚式まで待とう」ではなく、今できるお祝いを今やること。それが何よりの親孝行です。
A.
表書きは「祝 ルビー婚式」または「御祝」とし、水引は紅白の蝶結びを選びます。結婚記念日は何度あってもうれしいお祝いなので、ほどいて結び直せる蝶結びが向いています。手渡しで気持ちを伝えたいときは、包装紙の上からのし紙を掛ける「外のし」にするとよいでしょう。

CHAPTER 07
まとめ

ルビー婚式は、結婚40周年を祝う記念日です。宝石の女王・ルビーのように、40年かけて磨かれた深い愛情と揺るぎない信頼を称えるお祝い。食事会やプレゼントも素敵ですが、いちばんおすすめしたいのは旅行です。子ども家族を巻き込んだ3世代旅行、あるいは夫婦水入らずの旅——体力のあるうちに、行きたい場所へ。レストランは5年後でも行けますが、旅行は今しかできないかもしれません。
40年間、おつかれさまでした。そしてこれからの人生を、もっと楽しんでください。
結婚記念日の名称や過ごし方をもっと知りたい方は、結婚記念日一覧をご覧ください。前後の記念日として珊瑚婚式(35年目)やサファイア婚式(45年目)、そして金婚式(50年目)もあわせてチェックしてみてください。