子どもと一緒にする大掃除は、年齢に合ったお手伝いを任せるのがコツです。正直、子どもがいると掃除が進まない……と感じることもありますよね。この記事では、年齢別のお手伝いの例と、楽しく取り組める工夫、安全の注意点を解説します。

CHAPTER 01子どもと大掃除をするよさ
大掃除は、子どもにとって「家族の一員として役に立てた」と感じられる機会です。自分の物を自分で片付ける習慣づくりや、物を大切にする気持ちを育てるきっかけにもなります。
また、大掃除はもともと、お正月の神様をお迎えするために家を清める「すす払い」という行事でした。「きれいなお家で新しい年の神様をお迎えしようね」と話すと、行事の意味も自然に伝えられます。
CHAPTER 02年齢別・子どもにできるお手伝い
| 年齢 | できるお手伝いの例 |
|---|---|
| 2〜3歳 | おもちゃをかごに戻す、ハンディモップでほこりを取る、ぬれた新聞紙で窓をふく |
| 4〜6歳 | 床の雑巾がけ、玄関の靴をそろえる、自分の引き出しの整理、ベランダの落ち葉拾い |
| 小学校低学年 | 自分の机と本棚の掃除、窓の下半分のガラスふき、ごみの分別 |
| 小学校高学年 | お風呂や洗面台の掃除、照明のかさのほこり取り(大人と一緒に)、靴箱の掃除 |
TIP / 「ここまで」をはっきり伝える
子どもには「この窓の下のほうを、ここからここまで」のように、範囲と終わりを具体的に伝えると、最後までやりきりやすくなります。
おもちゃの見直しは子どもと一緒に
おもちゃや絵本の整理は、子どもに選んでもらうのが大切です。「よく遊ぶもの」「もう遊ばないもの」「壊れたもの」に分け、遊ばなくなったものは、年下のいとこにゆずる、リサイクルに出すなど、行き先を一緒に決めましょう。

CHAPTER 03楽しく続けるための工夫
- タイマーで競争:「5分でおもちゃを片付けられるかな?」とゲームにする
- チェック表にシール:終わった場所にシールを貼ると、達成感が目に見える
- 子ども用の道具:小さい雑巾やハンディモップなど、自分専用の道具を用意する
- 音楽をかける:好きな曲が1曲終わるまで、など区切りをつくる
- ごほうびを用意:終わったら一緒におやつ、正月飾りを一緒に飾るなど
新米パパ / 2歳児のパパ
手伝ってもらうと、かえって汚れが広がることもあって……。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
最初は仕上がりより、「やってみた」気持ちを大切にしてあげてくださいね。仕上げは大人があとでこっそり直せば大丈夫です。「ありがとう、きれいになったね」の一言が、来年も手伝いたい気持ちにつながりますよ。
CHAPTER 04子どもと大掃除をするときの安全の注意
大掃除では、ふだん使わない洗剤や道具を出すため、子どもの事故が起こりやすい状況になります。

CAUTION / 洗剤は子どもの手の届かない場所に
カビ取り剤や塩素系の洗剤、ジェルボールの洗濯洗剤などは、子どもが口に入れたり、目に入ったりすると危険です。子どもには水ぶきやからぶきを任せ、強い洗剤を使う作業は大人だけで行いましょう。使い終わった洗剤はすぐに片付けます。
| 場面 | 注意点 |
|---|---|
| 洗剤 | 子どもには使わせない。使うときは換気をし、子どもを近づけない |
| 高い場所 | 踏み台や脚立に子どもを乗せない。大人が作業中は下に子どもを入れない |
| ベランダ・窓 | 窓を開けたまま目を離さない。ベランダに踏み台になる物を置かない |
| 小さな物 | 片付けで出てきたボタン電池や小さな部品は、すぐにしまう |
| ぬれた床 | すべりやすいので、走らないように声をかける |
INFO / 小さな物の誤飲に注意
家具の裏やすき間からは、ボタン電池やおもちゃの部品などが出てくることがあります。直径約39mm以下の物は、3歳ごろまでの子どもの口に入る大きさです。見つけたらすぐに片付けましょう。
CHAPTER 05子どもと一緒にする大掃除に関するよくある質問
A.
2歳ごろから、おもちゃをかごに戻すなどの簡単なお手伝いができます。「できたね」とほめてあげることで、お手伝いが楽しい習慣になります。
A.
家庭の考え方によりますが、大掃除のような特別なお手伝いのときだけ、少しおこづかいをあげる家庭もあります。家族の一員としての役割と、特別なお手伝いを分けて考えるとよいでしょう。
A.
幼児が集中できるのは短い時間です。10〜15分で終わる作業を一つ任せ、終わったら休憩するなど、区切りをつけて進めましょう。
A.
赤ちゃんのお世話をする人と掃除をする人に分かれ、交代で進めるのがおすすめです。洗剤を使う作業は、赤ちゃんのお昼寝中や外出中に済ませましょう。
CHAPTER 06まとめ
子どもと一緒にする大掃除は、年齢に合ったお手伝いを、範囲をはっきりさせて任せるのがコツです。タイマーやシールで楽しく取り組み、できたらたくさんほめてあげましょう。洗剤や高い場所の作業は大人が担当し、小さな物の誤飲にも気をつけてください。大掃除の由来はすす払いと大掃除の由来をまとめた記事で紹介しています。






