年賀状は、賀詞(新年のお祝いの言葉)→お礼→相手の幸せを願う言葉→日付→手書きの一言の順に書くのが基本です。印刷で済ませる人が増えたからこそ、最後の一言で印象が変わります。この記事では、年賀状の書き方と避けたい言葉、相手別の一言添え書きの例文を紹介します。

CHAPTER 01年賀状の基本の書き方
年賀状の文面は、次の5つの要素で組み立てます。印刷する部分と手書きする部分を分けて考えると、準備がスムーズです。
- 01賀詞(がし)「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」など、新年を祝う言葉を大きめに書きます。
- 02昨年のお礼「昨年は大変お世話になりました」など、旧年中のお付き合いへの感謝を伝えます。
- 03相手の幸せを願う言葉と、今年のお願い「皆様のご健康をお祈り申し上げます」「本年もどうぞよろしくお願いいたします」などで結びます。
- 04日付「令和九年 元旦」「二〇二七年 元旦」のように書きます。「元旦」は1月1日の朝という意味なので、「一月一日 元旦」とは書きません。
- 05手書きの一言(添え書き)相手との近況や気づかいを、手書きで1〜2行添えます。年賀状でいちばん気持ちが伝わる部分です。
INFO / 2027年は令和9年・未(ひつじ)年
2027年の年賀状の日付は「令和九年 元旦」または「二〇二七年 元旦」と書きます。干支は未(ひつじ)です。縦書きなら漢数字、横書きならアラビア数字を使うと読みやすくなります。
CHAPTER 02賀詞の選び方|目上の人に「賀正」はNG
賀詞には、文字数や表現によって使ってよい相手があります。「賀正」「迎春」「寿」のような1〜2文字の賀詞は、目上の人から目下の人へ向けた簡略な表現とされるため、上司や恩師、親戚の年長者への年賀状では避けましょう。
| 賀詞の例 | 使ってよい相手 |
|---|---|
| 謹賀新年、恭賀新年 | 目上の人を含め、誰にでも使える |
| 謹んで新年のお慶びを申し上げます | 目上の人に最も丁寧 |
| あけましておめでとうございます | 誰にでも使える。親しみのある表現 |
| 賀正、迎春、初春、寿、福 | 友人や目下の人向け。目上の人には避ける |
| A Happy New Year | 親しい友人向け |
CHAPTER 03年賀状で避けたい言葉と表現
うっかり使いがちな表現にも注意しましょう。とくに、次の3つは間違えやすいポイントです。
- 「新年あけましておめでとうございます」は、「新年」と「あけまして」が同じ意味で重なるため避ける
- 「去年」は「去る」を連想させる忌み言葉なので、「昨年」「旧年」と書く
- 「失う」「倒れる」「破れる」「病む」など、縁起の悪い言葉は使わない
TIP / 句読点を使わないのが伝統的な書き方
年賀状や祝い状では、「区切りをつけない」「縁が切れない」という意味から、句読点(、。)を使わないのが伝統的な書き方です。ただし友人あてなど親しい相手なら、読みやすさを優先して使っても構いません。

CHAPTER 04相手別・一言添え書きの例文
添え書きは、相手との関係や近況に合わせて書くのがポイントです。そのまま使える例文を相手別に紹介します。
| 相手 | 例文 |
|---|---|
| 上司 | 昨年は多くのことを学ばせていただきました。本年もご指導のほどよろしくお願いいたします |
| 恩師 | 先生のお言葉を励みに、今年も一歩ずつ頑張ります。どうぞお体を大切になさってください |
| 親戚 | 昨年はお祝いをありがとうございました。今年はぜひ子どもたちと遊びに伺います |
| 友人 | 子どもが歩くようになって毎日にぎやかです。今年こそゆっくり会おうね |
| しばらく会っていない人 | ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか。またお会いできる日を楽しみにしています |
| 子育て中の家族 | 〇〇ちゃんも大きくなったことでしょう。ご家族の皆様にとって素敵な一年になりますように |
新米パパ / 2歳児のパパ
毎年、手書きの一言が思いつかなくて、全員に「今年もよろしく」と書いてしまいます……。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
相手と最後に会ったときのことや、共通の話題をひとつ思い出してみてください。「〇〇の写真、今も飾っています」のように具体的なひと言があると、印刷の年賀状でもぐっと温かくなりますよ。
CHAPTER 05年賀状の書き方に関するよくある質問
A.
どちらも1月1日を表しますが、年賀状では「元旦」と書くのが一般的です。1月1日以外に届く年賀状でも、日付は「元旦」として問題ありません。
A.
失礼ではありません。裏面も宛名も印刷で構いませんが、手書きの一言を添えると気持ちが伝わります。
A.
家族ぐるみのお付き合いの相手なら、子どもの名前を連名にするとよいでしょう。仕事関係の相手には、夫婦連名か本人の名前だけにするのが無難です。
A.
「賀正」などの短い賀詞を避け、「謹賀新年」や「謹んで新年のお慶びを申し上げます」を使いましょう。添え書きも丁寧な言葉遣いにします。
CHAPTER 06まとめ
年賀状は「賀詞→お礼→相手を思う言葉→日付→手書きの一言」の順に書き、目上の人には「謹賀新年」など丁寧な賀詞を選びましょう。「新年あけまして」の重複や「去年」などの忌み言葉にも注意します。投函の時期は年賀状はいつまでに出すかの記事で確認できます。










