柊鰯(ひいらぎいわし)は、節分の日に玄関に飾り、翌日に外すのが一般的ですが、2月いっぱいや翌年の節分まで飾る地域もあります。せっかくなら飾ってみたいけれど、いつまで置いておけばいいのか迷いますよね。この記事では、柊鰯の飾り方と作り方、処分方法を解説します。

CHAPTER 01柊鰯とは?意味と由来
柊鰯は、焼いたいわしの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺した節分の飾りです。「焼嗅(やいかがし)」「いわし柊」などとも呼ばれます。
- 柊のとげ
- とがった葉のとげが、鬼の目を刺すとされる
- 焼いたいわしのにおい
- 鬼は強いにおいを嫌うとされ、においで鬼を遠ざける
- 玄関に飾る理由
- 鬼が家に入ってくる入口を守るため
平安時代の紀貫之『土佐日記』にも、元日に家の門のしめ縄に、ぼらの頭と柊を飾っていた様子が書かれており、これが柊鰯の始まりともいわれています。現在は、西日本を中心に今も飾る家庭が残っています。
CHAPTER 02柊鰯はいつからいつまで飾る?
柊鰯を飾る期間には、地域や家庭によっていくつかの考え方があります。
| 飾り始め | 外す日 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2月3日(水)の節分当日 | 翌日の2月4日(木・立春) | もっとも多い考え方 |
| 節分当日 | 2月いっぱい | 立春後もしばらく魔除けとして飾る |
| 1月15日(小正月) | 節分の翌日 | 小正月から節分までを守りの期間とする |
| 節分当日 | 翌年の節分 | 一年間、家の守りとして飾り続ける |
TIP / 迷ったら節分の翌日に外す
住んでいる地域の習わしがわからなければ、節分の日に飾って、翌日の立春に外すと安心です。生のいわしは傷みやすく、においも強くなるので、長く飾らないほうが衛生的です。
CHAPTER 03柊鰯の作り方と飾り方
- 01柊の枝を用意する節分の時期には、花屋やスーパーで柊の枝が売られています。庭の柊を使ってもよいでしょう。
- 02いわしを焼くいわしをよく焼いて、頭を切り落とします。身は家族で食べましょう。
- 03頭を枝に刺す冷ましたいわしの頭を、柊の枝に刺します。
- 04玄関に飾る玄関の外側の、ドアの横や軒下などに飾ります。

CAUTION / 猫やカラスに注意
いわしのにおいで、猫やカラスが寄ってくることがあります。手の届きにくい高い位置に飾り、気になる場合は、短い期間で外しましょう。小さな子どもが柊のとげで手を傷つけないよう、飾る高さにも気をつけてください。

CHAPTER 04柊鰯の処分方法
役目を終えた柊鰯は、感謝の気持ちを込めて処分しましょう。
- 塩で清めて紙に包み、ごみに出す:もっとも手軽な方法。自治体の分別に従う
- 神社に納める:受け付けている神社もあるので、事前に確認する
- 庭に埋める:庭がある家では、土に埋める地域もある
新米パパ / 2歳児のパパ
マンションなので、玄関の外に魚を飾るのは気が引けます。
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
においや共用部分のことを考えると、無理に飾らなくても大丈夫ですよ。柊の枝だけを玄関の内側に飾ったり、柊鰯の絵や飾りを使ったりする家庭もあります。いわしは夕食で食べるだけでも、節分の風習を楽しめますね。
CHAPTER 05柊鰯の代わりになるアイデア
| アイデア | ポイント |
|---|---|
| 柊の枝だけを飾る | においがなく、室内にも飾りやすい |
| いわしの頭の代わりに紙のいわしを | 子どもと一緒に作れる |
| 柊鰯の飾りや絵を玄関に | 毎年使える。マンションでも安心 |
| 節分にいわしを食べる | 飾らなくても、いわしを食べて邪気を払うとされる |
CHAPTER 06柊鰯に関するよくある質問
A.
節分の時期に、柊の枝といわしをセットにした柊鰯や、柊の枝だけを売っている店もあります。
A.
焼いたいわしのにおいで鬼を遠ざけるとされるため、焼いてから使うのが一般的です。
A.
本来は玄関の外に飾りますが、においが気になる場合は、柊の枝だけを家の中に飾る方法もあります。
A.
いわしを焼くにおいで邪気を払うとされ、西日本を中心に節分にいわしを食べる風習があります。
CHAPTER 07まとめ
柊鰯は、節分の日に玄関に飾り、翌日の立春に外すのが一般的です。2月いっぱいや翌年の節分まで飾る地域もあるので、地域の習わしに合わせましょう。役目を終えたら塩で清めて紙に包み、処分します。マンションでは柊の枝だけを飾るなど、無理のない形で楽しみましょう。節分の由来は節分の由来と豆まきのやり方をまとめた記事で紹介しています。






