節分の豆は、消費者庁が5歳以下の子どもには食べさせないよう呼びかけています。年の数だけ豆を食べる風習があるので、小さな子にも少しなら、と思ってしまいますよね。この記事では、豆を食べさせない理由と、小さな子どもがいる家庭での安全な豆まきの工夫を紹介します。
升に入った福豆と鬼の面、節分そば
節分の福豆は、小さな子どもの手の届かない場所に置きましょう

CHAPTER 01
節分の豆は何歳から?

消費者庁は、硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないよう注意を呼びかけています。つまり、節分の炒り豆を食べられるのは、目安として6歳ごろからです。
年齢ごとの節分の豆との付き合い方
年齢豆を食べる豆まき
0〜2歳食べさせない豆は使わず、新聞紙ボールなどで雰囲気を楽しむ
3〜5歳食べさせない個包装の豆や新聞紙ボールでまく。拾った豆は口に入れない
6歳ごろ〜よくかんで、座って食べる大人と一緒にまいて、後片付けまでする
!
CAUTION / 5歳以下には豆を食べさせない
硬い豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分でない子どもは、豆をのどや気管に詰まらせたり、小さなかけらが気管に入って肺炎などを起こしたりするおそれがあります。

CHAPTER 02
なぜ豆は危ないの?

  • 硬くて小さい:かみ砕けないまま飲み込むと、のどに詰まりやすい
  • かけらが気管に入る:砕けた小さなかけらが気管に入ると、せきで出せず肺炎などの原因になる
  • 気づきにくい:かけらが気管に入っても、その場では症状が軽く、あとから熱やせきが続くことがある
  • 落ちている豆を拾って食べる:豆まきのあと、床に残った豆を子どもが見つけて口に入れることがある
消費者庁には、上の子が食べていた豆を欲しがってほおばった1歳の子が、気管に入った豆を全身麻酔で取り除いた例なども寄せられています。「少しだけ」「小さく砕けば大丈夫」ではないことを覚えておきましょう。

CHAPTER 03
小さな子どもがいる家庭の安全な豆まき

  1. 01
    個包装の豆を使う
    小袋に入った豆ならまいても中身が散らばらず、後片付けも簡単です。
  2. 02
    新聞紙ボールやお手玉でまく
    小さな子どもは、丸めた新聞紙や折り紙のボール、お手玉を「豆」にするのが安心です。
  3. 03
    まく数を数えておく
    まいた小袋の数を数えておくと、拾い残しに気づけます。
  4. 04
    後片付けを徹底する
    豆まきのあとは、家具のすき間やソファの下まで確認して、豆を残さないようにします。
✓
TIP / 落花生をまく地域も
北海道や東北などでは、殻付きの落花生をまく家庭が多くあります。殻があるので拾いやすく、床に散らばりにくいのがよいところです。ただし、中の落花生もナッツ類なので、5歳以下の子どもには食べさせません。くわしくは落花生をまく地域の記事で紹介しています。
鬼の面と恵方巻、升に入った豆
升に入れた豆は、使ったらすぐに子どもの手の届かない場所へ

CHAPTER 04
上の子がいる家庭で気をつけること

きょうだいがいると、上の子が豆を食べているのを見て、下の子も欲しがることがあります。
  • 上の子には、下の子のいない場所や時間に食べてもらう
  • 「〇〇ちゃんはまだ食べられないから、守ってあげてね」と上の子に協力をお願いする
  • 豆の袋や升は、下の子の手の届かない高い場所に置く
  • 下の子には、豆の代わりに食べられるおやつを用意する
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
2歳の息子が、6歳の姉と同じように豆を食べたがって泣いてしまいます。
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
同じことをしたい気持ち、よくわかりますね。豆の形のボーロや、年の数だけのいちごなど、息子さんが食べられるものを「ぼくの福豆」として用意してあげると満足してくれますよ。お姉ちゃんには、別の部屋で食べてもらうと安心です。

CHAPTER 05
年の数の豆の代わりに楽しめること

豆の代わりのアイデア
アイデアポイント
年の数のボーロやいちご年の数だけ数えて食べる楽しさはそのままに
福茶を大人が飲む豆と梅干し、昆布にお湯を注ぐ。子どもは豆を食べない
豆まきの的当て鬼の絵を描いた箱に新聞紙ボールを投げ入れる
鬼のお面づくり紙皿や画用紙で、自分だけの鬼を作る
手作りの鬼のお面をかぶった女の子
豆を食べられない年齢の子も、お面づくりで節分を楽しめます
年齢別の楽しみ方は子どもと楽しむ節分の記事でも紹介しています。

CHAPTER 06
節分の豆と子どもに関するよくある質問

A.
小さく砕いても、かけらが気管に入るおそれがあります。5歳以下の子どもには、砕いた豆も食べさせないようにしましょう。
A.
きな粉や豆腐、豆乳などは、硬い豆とは違うので、年齢に合った食べ方であれば問題ありません。きな粉はむせないよう、水分と一緒に与えましょう。
A.
せき込みが続く、息が苦しそう、ゼーゼーするなどの様子があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。その場で落ち着いても、あとからせきや熱が出ることがあります。
A.
多くの園では、新聞紙ボールや個包装の豆を使うなど工夫して行っています。心配なことがあれば、事前に園に確認しましょう。

CHAPTER 07
まとめ

節分の豆は、消費者庁が5歳以下の子どもには食べさせないよう呼びかけています。小さな子どもがいる家庭では、個包装の豆や新聞紙ボールで豆まきをし、後片付けを徹底しましょう。上の子が食べるときは、下の子の手の届かない場所で。豆の代わりのおやつで、年の数を数える楽しさを味わえます。節分の由来は節分の由来と豆まきのやり方をまとめた記事で紹介しています。