初節句のお祝い金は、贈る側の立場によって相場が異なります。祖父母なら3〜10万円、親戚なら5,000〜3万円、友人なら3,000〜1万円が一般的な目安です。この記事では、初節句のお祝い金の相場とのし袋の書き方・渡すタイミングを詳しく解説します。
CHAPTER 01初節句のお祝い金の相場一覧
初節句のお祝い金は、贈る側と赤ちゃんとの関係によって金額の目安が変わります。以下の表を参考にしてください。
| 贈る人 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 祖父母(母方) | 5万〜30万円 | 雛人形・五月人形の購入費を含む場合が多い |
| 祖父母(父方) | 3万〜10万円 | 人形代を母方が負担する場合はお祝い金で |
| おじ・おば | 1万〜3万円 | 甥・姪への一般的な相場 |
| その他の親戚 | 5,000〜1万円 | 関係性に応じて |
| 友人・知人 | 3,000〜5,000円 | 品物(おもちゃ・衣類など)でもOK |
| 会社関係 | 3,000〜5,000円 | 親しい間柄の場合のみ |
INFO
祖父母が雛人形や五月人形を購入する場合は、人形代がお祝いを兼ねるのが一般的です。人形に加えて別途お祝い金を贈る場合は、1〜3万円が目安になります。
CHAPTER 02のし袋の選び方と表書き
初節句のお祝い金を包むのし袋には、ルールがあります。
- 水引
- 紅白の蝶結び(花結び)を選ぶ。蝶結びは何度でも結び直せることから、繰り返しお祝いしたい慶事に使う
- 表書き
- 「御祝」「初節句御祝」「祝初節句」のいずれかを上段に書く。下段には贈り主のフルネームを記入する
- 中袋
- 中袋の表面に金額を漢数字(壱萬円など)で記入し、裏面に住所と氏名を書く
パ
新米パパ
のし袋の水引(みずひき)は結び切りじゃダメなんですか?
博
カゾイロ博士
結び切りは「一度きりであってほしい」お祝いに使うもので、結婚式や快気祝い向きです。初節句のように何度あっても嬉しいお祝いには、必ず蝶結びを選びましょう。
CHAPTER 03お祝い金を渡すタイミング
初節句のお祝い金は、お祝いの日の1〜2週間前までに届くように贈るのがマナーです。直接会って渡す場合は、お祝いの席で渡しても問題ありません。現金書留で送る場合は、節句当日の2週間前を目安に発送しましょう。
なお、雛人形や五月人形を贈る場合は、飾る時期に間に合うように届けるのがポイントです。雛人形は2月中旬まで、五月人形は4月中旬までに届くと、ゆとりを持って飾ることができます。
CHAPTER 04お祝い金以外の贈り物
現金ではなく品物で贈る場合は、ベビー服・おもちゃ・絵本などが人気です。相手の好みがわからない場合は、カタログギフトや商品券も喜ばれます。雛人形・五月人形は祖父母が贈ることが多いため、事前に確認してから選ぶとよいでしょう。初節句のお祝い全般については初節句の総合ガイドもご覧ください。
CHAPTER 05初節句のお祝い金を贈る際の注意点
お祝い金を贈る際に気をつけたいポイントがいくつかあります。まず、新札を用意するのが基本マナーです。お祝い事には新しいお札を使うのが一般的で、銀行の窓口やATMで事前に準備しておきましょう。
また、4や9のつく金額は避けるのがマナーとされています。「4=死」「9=苦」を連想させるため、お祝いの場にはふさわしくありません。金額は5,000円・10,000円・30,000円など切りのよい数字を選びましょう。
贈るタイミングは初節句の1〜2週間前が理想です。当日に手渡しする場合は、お祝いの席で直接渡しても問題ありません。遠方の場合は現金書留で送ることもできます。
CHAPTER 06父方と母方で金額は違う?祖父母の負担の考え方
初節句のお祝いでは、母方の祖父母が雛人形や五月人形を贈るのが古くからのしきたりです。これは、嫁入り道具の一つとして母方の実家が用意する風習に由来しています。そのため母方の祖父母の負担額は10万円を超えることも珍しくありません。
一方、父方の祖父母は人形代を負担しない代わりに、お祝い金として3〜10万円を包むケースが多いです。ただし、最近では両家で折半して人形を購入したり、若い夫婦が自分たちで選んで買うケースも増えており、しきたりは柔軟に変化しています。
| パターン | 母方の負担 | 父方の負担 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 伝統的なパターン | 人形購入(10〜30万円) | お祝い金(3〜10万円) | 古くからのしきたり |
| 両家折半パターン | 人形代の半額+お祝い金 | 人形代の半額+お祝い金 | 最近増えている |
| 夫婦購入パターン | お祝い金(3〜10万円) | お祝い金(3〜10万円) | 夫婦が人形を自分で選ぶ |
| 合同お祝いパターン | 人形購入 | 食事会の費用を負担 | 役割分担する形 |
パ
新米パパ
義理の両親が「人形は私たちが買う」と言ってくれているのですが、自分の親にはどう説明すればいいですか?
博
カゾイロ博士
「母方が人形を贈る風習があるので、お気持ちだけでありがたいです」と伝えつつ、「もしよければお祝い金をいただけると助かります」と率直にお話しするのがよいでしょう。両家のバランスを取るのはパパの大切な役割ですよ。
CHAPTER 07お祝い金の包み方と渡し方の詳細マナー
のし袋の選び方のポイント
初節句のお祝い金を包むのし袋は、金額に見合ったグレードを選ぶことが大切です。1万円以下なら水引が印刷されたシンプルなもの、3万円以上なら水引が実際に結ばれた上質なのし袋を使いましょう。金額とのし袋のグレードが釣り合っていないと、受け取る側が違和感を覚えることがあります。
| 金額 | のし袋のグレード | 水引の種類 |
|---|---|---|
| 3,000〜5,000円 | 印刷タイプ(略式) | 紅白蝶結び(印刷) |
| 1万〜3万円 | 水引付き(一般的) | 紅白蝶結び(実物) |
| 5万円以上 | 高級和紙タイプ | 紅白蝶結び(豪華な実物) |
中袋の書き方
中袋(内袋)がある場合は、表面の中央に金額を旧字体の漢数字で記入します。一万円なら「壱萬圓」、三万円なら「参萬圓」、五万円なら「伍萬圓」と書くのが正式です。裏面の左下には贈り主の住所と氏名を記入します。中袋がないタイプの場合は、のし袋の裏面に金額と住所を記入します。
お札の入れ方
お祝い事なので、お札は表面(肖像画がある面)がのし袋の表側を向くように入れます。複数枚のお札を入れる場合は、向きを揃えて重ねましょう。新札を用意するのが基本マナーですが、どうしても新札が手に入らない場合は、できるだけきれいなお札を選びましょう。
現金以外のお祝い|五月人形や雛人形を贈る場合
祖父母から人形を贈る場合は、事前に両親(パパ・ママ)の希望を聞くのが鉄則です。マンション住まいでスペースが限られている場合もあるため、サイズの確認は必須です。贈る側のこだわりだけで選ぶと、飾る場所がなくて困ってしまうケースも少なくありません。
人形以外の品物をお祝いとして贈る場合は、以下のようなものが人気です。
- ベビー服・袴ロンパース
- 初節句当日に着せられる和装風の衣装。写真映えがよく実用的
- 名前旗・名入れ木札
- 人形の横に飾る名前入りの旗や木札。2,000〜8,000円程度
- おもちゃ・絵本
- 月齢に合ったものを選ぶ。布絵本や木のおもちゃが人気
- 商品券・カタログギフト
- 何を贈るか迷ったときの定番。好みがわからない場合に便利
- 記念フォト撮影券
- スタジオ撮影やプロカメラマンの出張撮影ギフト券
INFO / 人形選びのNGパターン
祖父母が良かれと思って七段飾りを贈ったものの、マンションの部屋に入りきらなかったというケースがあります。事前にパパ・ママと相談し、飾るスペースの寸法を確認してから購入しましょう。収納場所の確認も忘れずに。
お祝い金を渡す際のコミュニケーション
お祝い金を渡す際には、一言添えるだけで気持ちが伝わります。手渡しの場合は「初節句のお祝いです。健やかに成長されることをお祈りしています」と声をかけましょう。郵送の場合は簡単なメッセージカードを同封すると丁寧です。
親戚や友人の場合、お祝い金を渡すタイミングで悩むことがあります。お祝いの席に招かれた場合は当日に手渡しするのが自然です。招かれていない場合は、節句の1〜2週間前までに届くように現金書留で送るのがマナーです。
パ
新米パパ
友人の赤ちゃんの初節句なのですが、3,000円だと少ないでしょうか?
博
カゾイロ博士
友人間なら3,000〜5,000円で十分ですよ。むしろ高額すぎるとかえって相手に気を遣わせてしまいます。現金の代わりにちょっとしたベビーグッズを贈るのも素敵です。
金額を決める際の5つのポイント
- 01相手との関係性を基準にする祖父母・親戚・友人で相場が異なります。関係が近いほど金額は高くなりますが、無理のない範囲で決めましょう。
- 02お返しの負担を考慮する高額すぎるお祝い金は、受け取る側にお返しの負担をかけます。相手の経済状況も考慮して、ほどよい金額を選びましょう。
- 03過去のお祝い金額を参考にする上の子の初節句や出産祝いで贈った金額とのバランスを考えます。兄弟姉妹間で金額に差が出ないよう調整しましょう。
- 04地域の相場を確認する地域によってお祝い金の相場が異なることがあります。迷ったら地元の年配の方や親戚に相談するのが確実です。
- 05偶数・不吉な数字を避ける「4(死)」や「9(苦)」を連想する金額は避けるのがマナー。1万円・3万円・5万円など奇数の切りのよい数字を選びましょう。
お祝い金を辞退する場合の伝え方
経済的に余裕のある若いご夫婦の中には、お祝い金を辞退したいと考える方もいます。その場合は「お気持ちだけで十分です」「お祝い金の代わりに、当日一緒に食事を楽しんでいただけると嬉しいです」といった言い方が角の立たない伝え方です。
ただし、祖父母からのお祝い金を断るのは避けたほうがよいでしょう。祖父母にとって孫の初節句に何もしないのは寂しいものです。金額を控えめにしてもらうか、品物に変えてもらうなど、折衷案を提案するとよいでしょう。
CAUTION / お祝い金の断り方の注意点
「いりません」「必要ありません」といった直接的な断り方は、相手の気持ちを傷つける可能性があります。「お気持ちだけで」「代わりに一緒に食事を」など、別の形でのお祝いを提案する言い方を心がけましょう。
CHAPTER 08のし袋の選び方と書き方 ─ 初節句のお祝い金
初節句のお祝い金を包むのし袋は、紅白の蝶結び(花結び)を使います。蝶結びは何度でも結び直せることから、「何度あっても嬉しいお祝い事」に使用します。水引の本数は5本または7本が一般的です。表書きは「初節句御祝」「御祝」「御初節句御祝」のいずれかを上段に書き、下段に贈り主の名前をフルネームで記入します。
- 01のし袋を選ぶ金額に見合ったのし袋を選びます。10,000円以下なら水引が印刷されたもの、10,000円以上なら水引が結ばれたものを使いましょう。
- 02表書きを書く上段に「初節句御祝」、下段に贈り主のフルネームを書きます。筆ペンまたは毛筆で濃い墨で書くのがマナーです。
- 03中袋に金額を記入中袋の表面中央に金額を旧漢数字で書きます(壱萬圓、参萬圓など)。裏面の左下に住所と氏名を記入します。
- 04お札を入れる新札を用意し、肖像画が表面の上側にくるように入れます。お祝い事では新札を使うのがマナーです。
- 05のし袋を閉じる上の折り返しに下の折り返しを重ねます(慶事の折り方)。弔事とは逆なので注意してください。
お祝い金を渡すタイミングと方法
初節句のお祝い金は、節句の当日よりも前に渡すのが理想的です。男の子の端午の節句なら4月中旬〜5月初旬、女の子の桃の節句なら2月中旬〜3月初旬が適切なタイミングです。自宅に訪問して直接手渡しするのが最も丁寧ですが、遠方の場合は現金書留で送っても構いません。
お祝いの席に招かれている場合は、当日に持参して渡します。「初節句おめでとうございます。ささやかですがお祝いの気持ちです」と一言添えて、ふくさから出して両手で渡しましょう。のし袋は相手から見て正面になるよう向きを整えて渡すのがマナーです。お祝い金と一緒に赤ちゃんへのプレゼント(おもちゃや洋服など)を添えるのも喜ばれます。
パ
新米パパ
義理の両親と実の両親で金額が異なると気まずくならないですか?
博
カゾイロ博士
金額に差があること自体は珍しくなく、気にしすぎる必要はありません。ただし、事前に夫婦で両家に相談し、大まかな金額の目安を合わせておくとスムーズです。特に五月人形や雛人形を贈る場合は高額になるため、どちらの家が贈るかを事前に決めておくことが大切ですよ。
お祝い金の代わりに五月人形・雛人形を贈る場合
祖父母が初節句のお祝い金の代わりに五月人形や雛人形を贈るケースは非常に多いです。伝統的には、女の子の雛人形は母方の実家が、男の子の五月人形は父方の実家が贈るとされていますが、現代ではこの慣習は地域や家庭によって異なります。
人形を贈る場合の予算は、兜飾りやケース飾りで30,000〜100,000円、鎧飾りやフルセットの雛人形で100,000〜300,000円が相場です。事前に親御さん(赤ちゃんのパパ・ママ)に希望のサイズやデザインを確認しておくことが重要です。最近はコンパクトなマンションに住む家庭が多いため、大きすぎる人形は置き場所に困ってしまうことがあります。
CAUTION / 人形選びの注意点
五月人形や雛人形を贈る際は、必ず親御さんの希望を確認しましょう。サプライズで贈ると、サイズが合わない、好みと違う、すでに購入済みだったなどのトラブルが起きることがあります。一緒に人形店に行って選ぶか、事前にカタログを見てもらって希望を聞いてから購入するのがベストです。
CHAPTER 09地域別のお祝い金の傾向
初節句のお祝い金の相場は地域によっても傾向が異なります。一般的に関西地方では、母方の実家が雛人形や五月人形を贈る風習が根強く、人形の費用を含めると祖父母からのお祝いが高額になる傾向があります。関東地方では両家で折半するケースが増えています。
| 地域 | 祖父母の相場 | 特徴的な風習 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 30,000〜100,000円 | 両家で相談して折半するケースが多い |
| 関東 | 50,000〜150,000円 | どちらの家が人形を贈るかは家庭による |
| 関西 | 50,000〜200,000円 | 母方が人形、父方が現金という分担が多い |
| 九州 | 30,000〜150,000円 | 初節句を盛大に祝う風習が残る地域も |
これらはあくまで目安であり、最終的には各家庭の事情と相談で決めるのが一番です。金額の多寡よりも、赤ちゃんの成長を祝う気持ちが大切です。無理のない範囲で、心を込めたお祝いをしましょう。
お祝い金に関するトラブルと対処法
初節句のお祝い金に関しては、両家の祖父母の間でトラブルが起きることがあります。最も多いのが「金額の差」に関する問題です。一方の祖父母が高額な五月人形を贈り、もう一方がお祝い金のみだった場合、気まずさを感じる方もいます。こうしたトラブルを防ぐには、事前に夫婦で両家に相談し、大まかな金額の目線を合わせておくことが重要です。
もう一つのよくあるケースが、「お祝いをもらっていないのに内祝いを要求される」というものです。親戚間での付き合いの深さは家庭によって異なるため、お祝いの有無や金額に温度差が生じることは珍しくありません。お祝いをいただかなかった方に対して無理に内祝いを用意する必要はありませんが、初節句の写真を送るなどの気配りはしておくと良いでしょう。
パ
新米パパ
妻の両親から高額なお祝いをもらったのですが、自分の両親が気にしているようです。どうすれば良いでしょうか?
博
カゾイロ博士
お祝い金の金額は各家庭の経済状況や考え方によって異なるので、金額の多寡で優劣をつける必要はありません。お父さまのご両親には「気持ちが何よりも嬉しいです」とお伝えし、金額に関わらず感謝の気持ちを示すことが大切です。五月人形や雛人形を一緒に選びに行くなど、お金以外の関わり方を提案するのも良い方法ですよ。
贈与税の心配 ─ 初節句のお祝い金は課税対象?
高額なお祝い金をいただいた場合、「贈与税がかかるのでは?」と心配される方もいるでしょう。結論から言うと、初節句のお祝い金に贈与税がかかることはほぼありません。税法上、社会通念上相当と認められる祝い金や贈答品は、贈与税の対象外とされています。初節句のお祝い金として一般的な金額(数万円〜数十万円程度)であれば、課税の心配は不要です。
ただし、お祝い名目で数百万円を超える金銭を受け取った場合は、贈与税の対象になる可能性があります。年間110万円を超える贈与には贈与税が課されるのが原則です。五月人形や雛人形を現物で受け取った場合は、社会通念上相当な範囲であれば贈与税の対象にはなりません。不安な場合は税理士に相談しましょう。
お祝い金と一緒に贈るプレゼントのアイデア
お祝い金だけでなく、赤ちゃんへのプレゼントも一緒に贈ると喜ばれます。初節句にちなんだプレゼントとしては、名入れの食器セット、初節句の記念フォトフレーム、袴(はかま)ロンパースなどが人気です。実用的なアイテムであれば、おむつケーキやベビー服のギフトセットもおすすめです。
祖父母からのプレゼントとしては、節句飾りと一緒に絵本を贈るのも素敵です。端午の節句なら金太郎や桃太郎の絵本、桃の節句ならお雛様の絵本が季節にぴったりです。将来お子さまが自分で読めるようになったとき、初節句のお祝いに贈られた絵本として大切にしてもらえるでしょう。贈り物には赤ちゃんへのメッセージカードを添えると、成長してから読み返す楽しみもあります。
CHAPTER 10お祝い金をいただいた後の対応マナー
初節句のお祝い金をいただいたら、まずはその場で丁寧にお礼を伝えましょう。後日、改めてお礼の電話や手紙を送ると、より丁寧な印象を与えます。特に祖父母からの高額なお祝いに対しては、写真付きのお礼状や赤ちゃんの成長がわかる動画を送ると大変喜ばれます。お返し(内祝い)はお祝いをいただいてから1ヶ月以内を目安に手配しましょう。
複数の方からお祝いをいただいた場合は、お礼の漏れがないようリストを作成しておくことをおすすめします。いただいた金額・品物、日付、お返しの内容と発送日を一覧にしておけば、管理が楽になります。スマートフォンのメモアプリやスプレッドシートを活用すると手軽に管理できます。
初節句のお祝い金に関する義理の関係の対応
義理の両親(配偶者の親)からのお祝い金は、実の両親からのお祝い金と同等に感謝して受け取りましょう。お返しも同じ基準で用意するのがマナーです。義理の関係では「お返しは不要です」と言われることもありますが、ささやかでも内祝いを贈るのが円満な関係を保つコツです。「お気持ちだけで十分ですが、ほんの気持ちばかりのお品をお送りします」と伝えれば自然です。
義理の兄弟姉妹からお祝いをいただいた場合は、将来その方のお子さまの初節句にも同額程度のお祝いを贈ることになります。長期的な付き合いを考慮して、無理のない金額でのやり取りを心がけましょう。お互いに負担にならない金額感を夫婦で話し合い、義理の兄弟姉妹とも率直にコミュニケーションを取れる関係を築いておくことが大切です。
お祝い金の代わりに実用品を贈る場合
お祝い金の代わりに赤ちゃん用の実用品を贈りたいという方も多いです。人気のギフトとしては、ブランドのベビー服セット、名入れ食器、知育玩具、ベビーリング(出生石を使ったアクセサリー)などがあります。五月人形や雛人形を贈る場合は実質的に高額な贈り物となるため、別途お祝い金は不要とする考え方もあります。
品物を贈る場合の注意点は、事前に赤ちゃんの両親に希望を確認することです。サイズや好みが合わない品物は使ってもらえない可能性があります。特にベビー服はサイズアウトが早いため、少し大きめの80〜90サイズを選ぶと長く着てもらえます。アレルギー対応が必要な赤ちゃんもいるため、食品ギフトを贈る場合は事前に確認しましょう。迷ったら、カタログギフトやAmazonギフト券など、相手が自由に選べるギフトが最も失敗の少ない選択肢です。
初節句のお祝い金は、赤ちゃんの健やかな成長と将来の幸せを願う温かい気持ちの表れです。金額の多寡よりも、お祝いの心が大切です。祖父母にとって孫の初節句は特別な喜びであり、お祝い金や贈り物を通じてその喜びを分かち合うことは、家族の絆を深める素晴らしい機会になります。
お祝い金の相場やマナーを事前に把握しておくことで、当日のやり取りがスムーズになり、全員が気持ちよくお祝いの席を楽しめます。のし袋の書き方や金額の包み方など、細かなマナーに不安がある場合は、デパートや文具店の店員に相談すれば丁寧に教えてもらえます。百貨店の赤ちゃん用品売り場では、初節句に関する相談窓口を設けているところもあります。
最後に大切なのは、お祝い金をいただいたことへの感謝を忘れないことです。受け取ったらすぐにお礼を伝え、後日改めて内祝いをお返しする。こうした丁寧なやり取りを通じて、赤ちゃんを中心とした家族の温かい関係が育まれていきます。初節句は赤ちゃんのための行事であると同時に、家族の絆を再確認する大切な機会でもあるのです。
初節句の食事会では、赤ちゃんの月齢に合わせたメニュー選びが重要です。離乳食が始まっている場合は、行事にちなんだ特別な離乳食を用意すると記念になります。大人向けの料理には、縁起の良い食材を取り入れた献立を考えましょう。鯛(たい)の塩焼きや赤飯、お吸い物など、お祝いの席にふさわしい品々を揃えることで、格式ある食事会になります。
初節句のお祝い返しについても事前に確認しておくと安心です。一般的にはいただいたお祝いの三分の一から半額程度の品物を、内祝いとしてお返しします。赤ちゃんの名前入りのお菓子や、タオルなどの実用品が人気です。
初節句のお祝いは、赤ちゃんの健やかな成長を願う家族の気持ちが詰まった大切な行事です。地域や家庭ごとの風習を大切にしながら、赤ちゃんにとって最良の形でお祝いしてあげましょう。
初節句は赤ちゃんの健やかな成長を心から祈る、日本の美しい伝統行事です。
CHAPTER 11よくある質問
A.
お祝い事なので新札を用意するのがマナーです。銀行の窓口やATMで新札に両替しておきましょう。
A.
もちろん構いません。お祝い金+ちょっとした品物(ベビー服など)を組み合わせて贈るのも喜ばれます。
A.
翌年にお祝いする場合は、翌年の節句に合わせて贈ります。すでに贈った場合は、翌年に改めて贈る必要はありません。
A.
のし袋の下段に夫の名前をフルネームで書き、その左側に妻の名前(名のみ)を書きます。夫婦で贈る場合も、金額は世帯で1つの金額にまとめるのが一般的です。
A.
現金書留で送るのがルールです。普通郵便で現金を送るのは郵便法で禁止されています。のし袋に入れた状態で現金書留の封筒に入れ、メッセージカードを添えると丁寧です。
A.
迷った場合は少なめのほうが無難です。高額すぎるお祝い金はお返しの負担が大きくなります。気持ちが伝わる金額であれば十分です。
A.
初節句は「初めての節句」のお祝いなので、基本的に1回限りです。毎年のお祝い金は不要ですが、祖父母が毎年小額のお小遣いをあげるのは別のお話です。
A.
はい、兄弟間で金額に差をつけるのは好ましくありません。上の子と同じ金額を贈るようにしましょう。記録をつけておくと安心です。
A.
人形は「赤ちゃんへのプレゼント」として受け取り、お返しは不要とする考え方が一般的です。お祝い金に対しては通常通り内祝い(いただいた金額の3分の1〜半額程度の品物)をお返しします。食事会にお招きしておもてなしすることで、お返しに代えるケースも多いです。
A.
双子の場合は、それぞれの赤ちゃんに対して個別にお祝いを用意するのが丁寧です。ただし、金額は一人分と同額にする必要はなく、合計で1.5〜2倍程度を目安にすると良いでしょう。のし袋もそれぞれの名前で2通用意するのが理想的です。
初節句ののし袋の作法をあらためて確認しましょう。水引は紅白の蝶結び(花結び)を選ぶのが鉄則です。蝶結びは何度でも結び直せることから、子どもの成長のように「何度あっても嬉しいお祝い」に用います。表書きは上段に「初節句御祝」「御祝」「祝初節句」のいずれかを筆ペンまたは毛筆で濃墨書きし、下段に贈り主のフルネームを記入します。夫婦連名で贈る場合は、夫の氏名を中央に書き、その左に妻の名(名のみ)を添えます。お祝い金の包み方にも決まりがあり、中袋の表面中央に旧字体の漢数字(壱萬圓・参萬圓など)で金額を書き、裏面左下に住所と氏名を記載します。お札は新札を用意し、肖像画が中袋の表側・上部にくるよう向きを揃えて入れましょう。のし袋を閉じるときは上の折り返しに下の折り返しを重ねる「慶事折り」にするのがマナーです。弔事とは折り方が逆になるため注意してください。
CHAPTER 12まとめ
初節句のお祝い金は、祖父母なら3〜10万円(人形代含む場合は別途不要)、親戚なら5,000〜3万円、友人なら3,000〜5,000円が相場です。のし袋は紅白の蝶結びで「御祝」と表書きし、節句の1〜2週間前までに届けましょう。金額に迷ったら、お返しの負担も考慮して無理のない範囲で贈るのが一番です。

