古希(こき)は、70歳を迎えたことを祝う長寿祝いです。2027年は、満年齢なら1957年(昭和32年)生まれの方が対象。この記事では、古希の意味と由来、お祝いの時期と相場、テーマカラーの紫にちなんだプレゼント、手紙に使えるメッセージ文例と、気をつけたいマナーを紹介します。
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CHAPTER 01
古希とは?意味と由来

70歳
お祝いの年齢
紫
テーマカラー
数え年
本来の数え方
紫の折り鶴と水引
古希のテーマカラーは紫。高貴さと長寿を象徴する色
古希は、70歳の長寿祝いです。名前の由来は、唐の時代の詩人・杜甫(とほ)が詠んだ「曲江(きょっこう)」という詩の一節「人生七十古来稀なり」。「70歳まで生きる人は、昔からめったにいない」という意味です。もともとの表記は「古稀」ですが、「稀」が常用漢字ではないため、今は「古希」と書くことが多くなっています。どちらも正しい表記です。
もとは数え年70歳(満69歳)で祝うものでしたが、今は満70歳の誕生日に祝う家庭が多くなっています。日本の平均寿命は80歳を超え、70歳は珍しい年齢ではなくなりましたが、人生の大きな節目として家族でお祝いする習慣は今も大切にされています。
テーマカラーは紫です。紫は昔から高貴な色とされ、聖徳太子が定めた冠位十二階でも、最上位の色は紫だったといわれます。古希と喜寿(77歳)、卒寿(90歳)は、紫がお祝いの色です。生まれ年を入れると、今年迎える長寿祝いを調べられます。
◆生まれ年から長寿祝いを調べる
年

古希を迎える生まれ年

古希を迎える年と生まれ年
古希を迎える年満70歳で祝う場合数え年70歳で祝う場合
2026年1956年(昭和31年)生まれ1957年(昭和32年)生まれ
2027年1957年(昭和32年)生まれ1958年(昭和33年)生まれ
2028年1958年(昭和33年)生まれ1959年(昭和34年)生まれ

CHAPTER 02
古希のお祝いの仕方

ベンチに並んで座り、海を眺める夫婦の後ろ姿
70年の歩みに、家族で「おめでとう」と「ありがとう」を
古希のお祝いは、家族で食事会を開き、プレゼントを贈るのが一般的です。還暦のように赤いちゃんちゃんこを着る決まりはなく、本人が楽しめる形で祝えば十分。70歳はまだまだ元気な方が多いので、「長寿のお祝い」というより、これまでの感謝を伝える誕生日と考えると準備しやすいでしょう。孫が生まれている家庭なら、孫からの手紙や似顔絵も喜ばれます。

お祝いの時期

伝統的には数え年70歳(満69歳)の年に祝いますが、今は満70歳の誕生日の前後に祝う家庭が多くなっています。誕生日に家族がそろわないときは、お正月やお盆、敬老の日など、家族が集まりやすい日に合わせてもかまいません。

お祝い金・プレゼントの相場

古希祝いの相場
贈る人相場ポイント
子どもから1万〜5万円兄弟姉妹で出し合うことが多い
孫から5,000〜1万円手紙や絵を添えると喜ばれる
親戚・友人から5,000〜1万円花やお菓子も人気
子どもから親へは、お祝い金を渡しても、品物や食事会の費用にあててもかまいません。お祝い金を贈るときは、紅白の蝶結びの水引ののし袋に「祝古希」「古希御祝」と書き、ふくさに包んで渡しましょう。親戚の目上の方や恩師などへは、現金より品物のほうが気を遣わせずにすみます。

食事会の会場と料理

お祝いの場所は、自宅での食事会やレストランでの会食が定番です。本人の好きな料理を中心に、和食なら料亭や割烹、洋食ならフレンチやイタリアンなど、普段より少しぜいたくなお店を選ぶのがおすすめです。予約のときに「長寿のお祝いです」と伝えると、花束やデザートプレートを用意してもらえることもあります。
70歳という年齢を考えて、長い移動や立ちっぱなしになる催しは避けましょう。座敷よりもテーブル席を選ぶ、駅から近いお店にする、といった気遣いも大切です。

遠方の家族が集まれないとき

遠方に住んでいて集まれない家族は、ビデオ通話で参加したり、お祝いの動画メッセージを事前に集めて当日流したりする方法もあります。大切なのは「おめでとう」の気持ちを伝えることです。
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
古希のお祝いは、還暦と同じように赤いものを贈るのですか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
古希のテーマカラーは紫です。紫は昔から高貴な色とされてきました。紫のちゃんちゃんこもありますが、最近は普段使いできる紫のアイテムを贈る方が多いですよ。

CHAPTER 03
古希におすすめの紫のプレゼント

祖父母に花と手紙を贈る孫
孫からの手紙や似顔絵は、何よりうれしい贈り物です
古希のプレゼントは、テーマカラーの紫を取り入れたものが定番です。ここでは、楽天市場で紫の色や古希専用のデザインの商品から、評価4.5以上のものを選びました。本人の好みや暮らしに合わせて選びましょう。

1. 萩焼 萩むらさき 組湯呑み|両親にペアで

山口県の萩焼の組湯呑みです。藤色の釉薬(ゆうやく)がやわらかく流れ、大小の2つで夫婦がそろって使えます。萩焼は使ううちに色合いが変わっていく「萩の七化け(ななばけ)」で知られ、長く使うほど味わいが増す器です。

2. 名入れ 紫の花柄の湯呑み|母・祖母へ

紫の花が描かれた美濃焼の湯呑みに、名前を入れて贈れます。毎日のお茶の時間に使えて、「自分だけの湯呑み」として長く愛用してもらえます。

3. 名入れ 紫の箸|毎日使える記念品

箸は「人と人とをつなぐ橋」に通じる縁起物で、長寿祝いの定番です。紫の地に銀色の桜が散った箸は、男女どちらにも贈りやすい上品なデザイン。名前を入れれば、家族の箸と見分けやすくなります。

4. 江戸切子 紫のタンブラー|父・祖父へ

東京の伝統工芸・江戸切子の紫のタンブラーです。ガラスに刻まれた模様が光を受けてきらめき、お茶にもビールにも使えます。食卓に置くだけで華やかになります。

5. 江戸切子 紫のぐい呑み|日本酒が好きな方へ

日本酒が好きな方には、紫の江戸切子のぐい呑みを。星のような切子模様で、冷酒を注ぐと涼しげに輝きます。晩酌の時間が楽しみになる贈り物です。

6. 名入れ 紫のTシャツ|ちゃんちゃんこの代わりに

ちゃんちゃんこは照れくさいという方には、紫の古希Tシャツが人気です。「古希だもの」の文字と名前を入れられ、お祝いの席で着て記念写真を撮れば、家族の思い出になります。
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名入れ 古希祝い 紫 Tシャツ「古希だもの」(新しいタブで開きます)
名入れ 古希祝い 紫 Tシャツ「古希だもの」(新しいタブで開きます)

紫のTシャツに「古希だもの」と名前を入れられる、ちゃんちゃんこの代わりになる古希祝いの定番。お祝いの席で着て、記念写真を撮るのも楽しいです。

7. 名入れ 紫のフェイスタオル|孫からの贈り物に

紫のタオルに名前を入れられる、手ごろな価格のプレゼントです。お小遣いで用意できるので、孫からの贈り物や、ほかのプレゼントに添えるのにぴったりです。
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名入れ 古希祝い 紫 フェイスタオル「古希だもの」(新しいタブで開きます)
名入れ 古希祝い 紫 フェイスタオル「古希だもの」(新しいタブで開きます)

紫のフェイスタオルに名前を無料で入れられます。手ごろな価格なので、孫からのプレゼントや、ほかの贈り物に添えるのにちょうどよいです。

8. 紫の花束・フラワーギフト

花束を贈るなら、紫の花を中心にまとめてもらいましょう。胡蝶蘭・トルコキキョウ・スターチス・ラベンダーなどが紫の花の代表です。手入れが大変な方には、水やりのいらないプリザーブドフラワーもおすすめです。

CHAPTER 04
紫以外で喜ばれる古希のプレゼント

紫にこだわらなくても、もちろん問題ありません。本人の好きなものや趣味に合わせた贈り物も喜ばれます。

9. 家族の似顔絵|家族みんなからの贈り物に

家族写真をもとに、作家に似顔絵を描いてもらうプレゼントです。主役を子どもや孫が囲む絵にすれば、家族みんなからの贈り物になります。額に入れて飾れるので、リビングに置いておくたびに古希のお祝いを思い出せます。

体験型のギフト

  • 温泉旅行:段差の少ない宿や、部屋に露天風呂がある宿を選ぶと安心
  • お食事券:日本料理や懐石料理など、落ち着いた雰囲気のお店がおすすめ
  • 家族写真の撮影:写真館でプロのカメラマンに記念撮影をしてもらう

実用的なギフト

  • 上質なパジャマや寝具:毎日使うものだからこそ、よい品を
  • 趣味の道具:園芸用品・書道セット・カメラ・ゴルフ用品など
  • 健康グッズ:本人が欲しがっているときに。「年寄り扱い」と受け取られないよう、贈る前に相談を
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
還暦と古希、両方お祝いしたほうがいいですか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
できれば両方お祝いしたいですね。還暦は「生まれた年の干支に還る」節目、古希は「長寿を祝う」節目と、意味が違います。還暦でお祝いしなかった家庭でも、古希をきっかけに始めるのは素敵なことですよ。

CHAPTER 05
お祝いメッセージの文例と気をつけたいこと

プレゼントに手紙やメッセージカードを添えると、気持ちがぐっと伝わります。長寿への敬意と感謝を、自分の言葉で書いてみましょう。

親へのメッセージ

文例:子どもから親へ

お父さん(お母さん)へ

古希おめでとうございます。
70年間、家族を支えてくれて本当にありがとう。
これからも体を大切にして、たくさんの楽しい時間を一緒に過ごそうね。

文例:家族旅行を約束して

お父さんへ

古希おめでとうございます。
まだまだ家族みんなで旅行したいので、これからも体に気をつけて長生きしてね。

祖父母へのメッセージ

文例:孫から祖父母へ

おじいちゃん(おばあちゃん)へ

古希おめでとう。
いつもやさしく見守ってくれてありがとう。
これからも元気で長生きしてね。また遊びに行くね。

小さな子どもなら、似顔絵に「おめでとう」のひと言を添えるだけでも十分です。

面白いメッセージ・ユーモアのある文例

堅苦しい文面より、くすっと笑えるメッセージのほうが喜ばれる家庭もあります。由来の「人生七十古来稀なり」や「古希だもの」などのことばをもじると、古希らしい面白さが出ます。普段の会話のノリで書いてみましょう。
文例:由来の「稀」をもじって

お父さんへ

古希おめでとう!
「人生七十古来稀なり」っていうけど、お父さんは“稀”どころか、まだまだ現役だね。
これからも家族のエースでいてください。

文例:趣味にからめて

古希おめでとう。
70歳になっても、ゴルフで私に勝たせてくれないところが尊敬ポイントです。
次の勝負も楽しみにしています。

文例:記録更新ふうに

祝・70歳!
人生の最高記録を更新中だね。
次の目標は喜寿。
これからも元気に記録を伸ばしてください。

文例:夫婦で

古希おめでとう。
70年のうち〇年は私と一緒。
これからも、ふたりで記録を更新していきましょう。

文例:孫から

おじいちゃんへ

70さいおめでとう!
ぼくが大人になったら、いっしょに旅行に行こうね。
それまで元気でいてね。

✓
TIP / 面白いメッセージを書くコツ
笑いのネタは、本人の趣味や口ぐせ、家族の思い出から選ぶのがおすすめです。「年寄り」「物忘れ」「腰が痛い」など、年齢や体の衰えをからかう冗談は、本人が気にしていることもあるので避けましょう。最後は「ありがとう」「これからも元気で」で締めると、面白いだけで終わらない、温かいメッセージになります。

お祝いで気をつけること

  • 言葉選び:「老い」「病気」「死」などを連想させる言葉や、「衰える」「枯れる」は避け、前向きな言葉を
  • 年寄り扱いしない:「まだまだお若いですね」など、元気さをたたえる言葉を添える
  • 体力への配慮:長時間の外出や旅行は、主役の体調を最優先に計画する
  • のし・水引:表書きは「祝古希」「古希御祝」、水引は紅白の蝶結び
  • 記念写真:家族が集まる貴重な機会なので、写真を撮れるように準備しておく
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INFO / 次の長寿祝い
古希の次の長寿祝いは、77歳の喜寿(きじゅ)です。喜寿のテーマカラーも紫です。

CHAPTER 06
古希に関するよくある質問

A.
今は満70歳の誕生日前後にお祝いする家庭が多く、伝統的には数え年70歳(満69歳)の年に祝います。誕生日のほか、お正月や敬老の日など、家族が集まりやすい日に合わせることもあります。
A.
子どもからは1万〜5万円(兄弟姉妹で出し合うことも多い)、孫からは5,000〜1万円が目安です。品物やお祝いの食事会で代える家庭も多いです。
A.
家族や親しい間柄なら、ユーモアのあるメッセージも喜ばれます。年齢や健康をからかう内容は避け、最後に感謝やこれからを願う言葉を添えましょう。目上の親戚や恩師に贈るときは、丁寧な文面のほうが安心です。
A.
「年寄り扱いされたくない」という方も少なくありません。無理に長寿祝いと銘打たず、誕生日のお祝いとして自然に祝うのがおすすめです。
A.
紫は昔から高貴な色とされ、聖徳太子の冠位十二階でも最上位の色だったといわれます。長寿を高貴な紫でたたえる意味が込められています。
A.
どちらも正しい表記です。「稀」は常用漢字ではないため、今は「古希」と書くのが一般的ですが、杜甫の原文どおりの「古稀」も間違いではありません。

CHAPTER 07
まとめ

古希は、杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来する70歳の長寿祝いです。2027年は、満年齢なら1957年生まれの方が対象。紫の湯呑みや箸、江戸切子などテーマカラーを取り入れたプレゼントに、手紙を添えて感謝を伝えましょう。主役の体力や好みに合わせて、移動の少ない食事会や家族写真の撮影など、無理のないお祝いを計画するのが何より喜ばれます。
長寿祝い 年齢早見表(2026年)
年齢お祝い色2026年に迎える人の生まれ年
60歳還暦かんれき赤1966年
70歳古希こき紫数え1957年満1956年
77歳喜寿きじゅ紫数え1950年満1949年
80歳傘寿さんじゅ金茶(黄)数え1947年満1946年
81歳半寿はんじゅ金茶(黄)数え1946年満1945年
88歳米寿べいじゅ金茶(黄)数え1939年満1938年
90歳卒寿そつじゅ紫数え1937年満1936年
99歳白寿はくじゅ白数え1928年満1927年
100歳百寿ひゃくじゅ桃色(白とする説も)数え1927年満1926年
108歳茶寿ちゃじゅ茶色数え1919年満1918年
111歳皇寿こうじゅ決まりなし(白・金が多い)数え1916年満1915年
120歳大還暦だいかんれき決まりなし数え1907年満1906年