小暑(しょうしょ)は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで「暑さがだんだん強くなっていく」という意味を持つ節気です。梅雨明けが近づき、本格的な夏の到来を感じる時期にあたります。この記事では、小暑の意味・由来から2026年の日程、暑中見舞いの時期やマナー、旬の食べ物・風習までわかりやすく解説します。
CHAPTER 01小暑とは?意味と由来
小暑(しょうしょ)は、二十四節気の第11番目にあたる節気で、太陽黄経が105度に達する日です。「小さな暑さ」と書くとおり、暑さが本格化する手前の時期を意味します。暦の上では小暑から「暑中(しょちゅう)」に入り、暑中見舞いを出し始める時期とされています。
二十四節気は古代中国で生まれた暦の区分で、1年を24等分して季節の移り変わりを表したものです。小暑は夏至(げし)の次の節気にあたり、小暑を過ぎると次は大暑(たいしょ)へと向かいます。小暑から大暑にかけては一年で最も暑い時期であり、本格的な夏の盛りを迎えます。
- 小暑(しょうしょ)
- 二十四節気の第11番目。暑さが次第に強まる時期を意味する。太陽黄経105度
- 暑中(しょちゅう)
- 小暑から立秋の前日までの期間。暑中見舞いを出す時期にあたる
- 大暑(たいしょ)
- 小暑の次の節気。二十四節気の第12番目で、一年で最も暑い時期を意味する
歳時記の書籍では、旧暦七月は「文月(ふみづき)」と呼ばれ、七夕に短冊に歌や文字を書く風習にちなんだ名前だと紹介されています。小暑はこの文月の入り口にあたる節気で、暑中見舞いの時期と重なるのも「文(ふみ)を交わす月」にふさわしい慣わしです。また、七月の二十四節気は小暑から大暑へと続き、七十二候では「温風至(あつかぜいたる)」「蓮始開(はすはじめてひらく)」など、盛夏へ向かう自然の移ろいが細やかに表現されています。
新米パパ / 2歳児のパパ
小暑と大暑はどう違うんですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
小暑は「暑さが強まり始める時期」、大暑は「暑さが最も厳しい時期」という意味です。小暑はまだ梅雨が明けきらない頃ですが、大暑になると猛暑日が続く真夏の盛りとなります。
CHAPTER 022026年の小暑はいつ?
2026年の小暑は7月7日(火)です。小暑は毎年7月7日頃にあたりますが、年によって1日前後することがあります。七夕と同じ日になることが多く、夏の風物詩が重なる時期でもあります。
7月7日
2026年の小暑
7月23日頃
次の節気(大暑)
小暑〜立秋前日
暑中見舞いの期間
小暑の期間は7月7日頃から7月22日頃までの約15日間です。この期間は梅雨明けが近づき、蒸し暑い日が増えてきます。梅雨前線が活発化しやすく、集中豪雨が起きやすい時期でもあるため、天気予報への注意が必要です。
CAUTION / 集中豪雨に注意
小暑の時期は集中豪雨が発生しやすい時期です。集中豪雨とは、限られた地域に短時間で大量の雨が降る現象のこと。梅雨前線の付近で集中的に発生し、近年は台風のように甚大な被害をもたらすことがあります。「集中豪雨」は1953年に定着した気象用語で、梅雨末期のこの時期に特に警戒が必要です。
CHAPTER 03小暑の七十二候
二十四節気をさらに3つに分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、小暑は次の3つの候に分けられます。自然界の細やかな変化を感じ取ることができる表現です。
| 候 | 時期 | 読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 初候 | 7月7日〜11日頃 | 温風至る(あつかぜいたる) | 温かい風が吹き始める |
| 次候 | 7月12日〜16日頃 | 蓮始めて開く(はすはじめてひらく) | 蓮の花が咲き始める |
| 末候 | 7月17日〜22日頃 | 鷹乃学を習う(たかすなわちがくをならう) | 鷹の幼鳥が飛び方を覚える |
初候の「温風至る」は、南風が吹いて夏本番の暑さが訪れることを表しています。次候の「蓮始めて開く」は、池や沼地に美しい蓮(はす)の花が咲く光景を描いたもの。末候の「鷹乃学を習う」は、鷹の雛が巣立ちの準備として飛ぶ練習を始める時期を示しています。
CHAPTER 04暑中見舞いの時期とマナー
小暑は暑中見舞いを出し始める時期として重要です。暑中見舞いは、小暑(7月7日頃)から立秋(りっしゅう)の前日(8月6日頃)までの期間に届くように出すのがマナーとされています。立秋を過ぎると「残暑見舞い」に切り替わります。
TIP / 暑中見舞いと残暑見舞いの違い
暑中見舞いは小暑から立秋の前日までに届くように出すもの。残暑見舞いは立秋(8月7日頃)から8月末頃までに届くように出すものです。切り替わりのタイミングは「立秋」がポイントです。
暑中見舞いには、相手の健康を気遣う言葉と、自分の近況を簡潔に伝える内容を書きます。書き出しは「暑中お見舞い申し上げます」が一般的です。日付は「令和八年 盛夏」のように書くのが慣例で、具体的な日付は入れないことが多いです。
新米パパ / 2歳児のパパ
暑中見舞いはいつまでに届けば失礼にならないですか?
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
立秋(2026年は8月7日頃)の前日までに届くようにしましょう。立秋を過ぎてから届く場合は「残暑見舞い」として出し直すのがマナーです。はがきを出す場合は投函から届くまでの日数も考慮してくださいね。
CHAPTER 05小暑の時期の食べ物・行事
小暑の時期は、暑さが増し始める季節にふさわしい食べ物が旬を迎えます。水分やミネラルを補給できる食材が多く、夏バテ予防に役立ちます。
- すいか:水分とカリウムが豊富で、暑い時期の水分補給に最適
- 枝豆:タンパク質やビタミンB1が豊富。ビールのお供としても夏の定番
- トマト:リコピンやビタミンCが豊富。冷やして食べると格別
- オクラ:ネバネバ成分が胃腸を整え、夏バテ予防に効果的
- 鮎(あゆ):清流の女王と呼ばれる夏の代表的な川魚。塩焼きが定番
- そうめん:7月7日は「そうめんの日」でもあり、七夕にそうめんを食べる風習がある
7月7日の七夕には笹飾りを楽しむ風習がありますが、これは小暑と同じ日にあたります。七夕にそうめんを食べる習慣は、中国の故事に由来するとされ、細い麺を天の川や織姫の織り糸に見立てたとも言われています。


INFO / お中元の時期も小暑がめやす
お中元を贈る時期は関東では7月初旬〜7月15日頃、関西では7月15日〜8月15日頃が一般的です。小暑の時期はちょうどお中元のシーズンと重なるため、お世話になった方への感謝の気持ちを届けるよい機会です。
CHAPTER 06よくある質問
A.
小暑は「暑さが本格化し始める頃」、大暑は「一年で最も暑い頃」を指します。小暑は7月上旬、大暑は7月下旬にあたり、この間の約2週間で夏の暑さが急激に増していきます。
A.
はい、暑中見舞いは小暑(7月7日頃)から立秋の前日(8月6日頃)までに届くように出すのが一般的です。立秋を過ぎたら「残暑見舞い」に切り替えます。
A.
2026年の小暑は7月7日(火)です。七夕と同じ日にあたります。二十四節気は年によって1日前後ずれることがあります。
A.
梅雨明け前後のこの時期は、暑さ対策の準備を整えるのに最適です。エアコンの試運転・すだれやグリーンカーテンの設置・夏野菜を使った食事で体力をつけるなど、本格的な暑さに備えましょう。
CHAPTER 07まとめ
小暑は「暑さがだんだん強くなっていく」という意味の二十四節気で、2026年は7月7日(火)にあたります。小暑を迎えると暦の上では「暑中」に入り、暑中見舞いを出す時期となります。暑中見舞いは小暑から立秋の前日までに届くように出し、立秋を過ぎたら残暑見舞いに切り替えましょう。
梅雨明けが近づくこの時期は集中豪雨にも注意が必要です。旬のすいかやトマト、鮎(あゆ)などの食べ物で栄養をしっかり摂り、本格的な夏の暑さに備えましょう。七夕や暑中見舞いなど、この時期ならではの風習も大切にしながら、家族で夏を楽しんでください。

