仕事始め(しごとはじめ)は、年明けに新しい年の業務をスタートする日のことです。多くの企業や役所では1月4日が仕事始めとなり、新年の挨拶や年始の儀式が行われます。この記事では、仕事始めの意味・由来・社内マナー・挨拶例文 までやさしくまとめます。
CHAPTER 01仕事始めとは?基本の意味
仕事始めとは、年末年始の休暇明けに業務を再開する最初の日を指します。日本では多くの企業・公務員・金融機関が1月4日を仕事始めとしますが、業種や暦の並びによっては1月5日や6日になることもあります。
- 読み方
- しごとはじめ
- 時期
- 1月4日(暦により1月5〜6日)
- 別称
- 御用始め(おようはじめ)— 官公庁での呼び方
- 対義語
- 仕事納め(しごとおさめ)/御用納め — 年末最終営業日
官公庁では 「御用始め」 と呼ばれます。これは江戸時代に幕府の年始業務を「御用」と呼んだ名残です。民間企業では「仕事始め」が一般的ですが、両方が使われています。
CHAPTER 02仕事始めの由来と歴史
仕事始めの風習は 明治時代の太陽暦導入と深く関わっています。江戸時代までは旧暦正月(現在の1月下旬〜2月)に新年を祝い、商家では「初荷」「初売り」が仕事始めの行事でした。
明治6年(1873年)に太陽暦が採用されると、官公庁の御用始めが 1月4日に統一されました。三が日(1月1〜3日)を休日として正月行事に当て、4日から業務を再開する流れが定着し、これが民間企業にも広がりました。
博
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
江戸時代の商家では、仕事始めの日に 「初荷」 と書いた幟を立てた荷馬車を出して街を練り歩いたんじゃよ。今でも一部の市場では伝統行事として残っておる。
パ
新米パパ / 2歳児のパパ
今は1月4日が仕事始めの会社が多いですが、最近は3日から動くフリーランスも増えてきましたね。働き方が多様化してきました。
博
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
確かに、仕事始めの日付は 業種や立場で柔軟になっておる。サービス業・小売は元日から営業するし、IT業界は4日に拘らない会社も多い。大切なのは「気持ちの切り替え」じゃ。
CHAPTER 03仕事始めに行う代表的なこと
仕事始めの日は 業務再開と同時に新年の儀式が行われます。会社によって内容は異なりますが、代表的なものは次のとおりです。
- 新年の挨拶:朝礼で社長・役員が年頭所感を述べる
- 社内・取引先への年始挨拶回り:午前中に主要取引先を訪問
- 名刺・賀状交換:年賀状の集計や名刺整理
- 初詣・お祓い:会社近くの神社へ役員でお参り
- 新年会・賀詞交歓会:夕方から社内・業界の懇親会
- 仕事始め式:書き初め、目標発表、表彰など
CHAPTER 04仕事始めの挨拶|社内・社外の例文
仕事始めの日は 「年始の挨拶」 が業務の最初に来ます。立場別の挨拶例を押さえておくと、当日慌てずに済みます。
社内向け(口頭)
「明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」が基本形です。役員・上司には少し丁寧に「旧年中はお世話になりました。本年もご指導のほどよろしくお願いいたします」と添えます。
社外(取引先・客)
対面なら「新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。本年も変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」と少し改まった言い回しを使います。
メール・チャット
件名に「年始のご挨拶」と添え、簡潔に。1月7日(松の内)までは「新年」「明けまして」を使い、それ以降は通常のメール挨拶に戻します。
TIP / 賀詞は二重表現に注意
「新年明けまして」「明けましておめでとう 元旦の朝」のような 二重表現 は避けます。「新年おめでとうございます」または「明けましておめでとうございます」のどちらかにしましょう。
CHAPTER 05仕事始めの服装・身だしなみマナー
仕事始めは 1年で最も身だしなみが見られる日と言っても過言ではありません。普段がカジュアル可の職場でも、仕事始めの日はスーツや清潔感ある服装にする人が多くいます。
| 立場 | 推奨される服装 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 管理職・役員 | スーツ(ダーク系)、白シャツ、控えめなネクタイ | 新年挨拶回りで写真を撮られることも |
| 一般社員 | ジャケット着用、清潔感のあるシャツ | 靴を磨き、髪を整える |
| カジュアル可の職場 | オフィスカジュアルでも襟付き | Tシャツ・スウェットは避ける |
CHAPTER 06仕事始めに関する2024年以降の傾向
近年は 働き方改革やテレワーク普及で、仕事始めの過ごし方も多様化しています。
- リモート初日:オンライン朝礼や Slack での挨拶投稿
- 挨拶回りの簡素化:手土産持参の訪問よりメール挨拶が主流に
- 仕事始め式の縮小:式典より個別の年頭目標面談へ
- 三が日営業の業界拡大:小売・物流・IT は実質的に1月1日から稼働
CHAPTER 07よくある質問
A.
業務再開初日のため、定時退社する社員も多いです。残業せず体を慣らすのが望ましいとされ、無理をしない雰囲気の職場が大半です。
A.
有給を取ること自体は問題ありませんが、年始挨拶の機会を逃すことになります。やむを得ない場合はメールや電話で代替の挨拶をしましょう。
A.
必須ではありませんが、年末年始に帰省した方は地元のお菓子をひと箱用意して全員で分けると喜ばれます。義務感で配る必要はありません。
A.
1月7日(松の内)までが基本ですが、関西では15日まで使う地域もあります。それ以降は通常の挨拶に戻ります。
CHAPTER 08まとめ
仕事始めは 1月4日に新しい年の業務を再開する日です。年頭挨拶や初詣、新年会など、1年のスタートを区切るための儀式や行事が行われます。明けましておめでとう+本年もよろしくの基本挨拶を押さえ、清潔感のある服装で出社すれば、気持ちよく1年をスタートできます。お正月行事の流れは 正月事始め から振り返ってみると、年末年始の全体像が見えてきますよ。

