初詣の願い事は、まず昨年の感謝を伝え、住所と名前を名乗ってから、具体的にお願いするのがよいといわれます。手を合わせたものの、何をどう願えばいいのか迷ったことはありませんか。この記事では、初詣の願い事の仕方と、家族で考える願い事の例を紹介します。
神社の拝殿の前で手を合わせる男性
初詣では、昨年の感謝を伝えてから新年の願いを伝えます

CHAPTER 01
初詣の願い事の基本の流れ

願い事の仕方に厳密な決まりはありませんが、次の流れでお祈りすると、気持ちが整理しやすくなります。神社では二拝二拍手のあと、お寺では合掌したときにお祈りします。
  1. 01
    昨年の感謝を伝える
    「昨年は家族みんな元気に過ごせました。ありがとうございました」と、まずお礼を伝えます。
  2. 02
    住所と名前を名乗る
    「〇〇市〇〇町から参りました、〇〇〇〇です」と、心の中で名乗るとよいといわれます。
  3. 03
    願い事を具体的に伝える
    「家族が健康に過ごせますように」など、何を願うのかをはっきり伝えます。
  4. 04
    自分の決意を添える
    「そのために毎日〇〇をがんばります」と、自分の努力を誓うのもよいでしょう。
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INFO / 願い事は「お願い」より「誓い」と考える人も
神様や仏様にお願いするだけでなく、新しい年の目標を誓う場と考える人もいます。「〇〇できるようにがんばりますので、見守ってください」という伝え方も素敵です。

CHAPTER 02
お祈りの言い方の例

初詣のお祈りの言い方の例
願い事言い方の例
家族の健康「家族みんなが一年間、元気に過ごせますようお守りください」
子どもの成長「〇〇(子どもの名前)がすくすくと成長できますように」
仕事「新しい部署で、周りの人の役に立てるよう努力します。お見守りください」
受験・学業「〇〇の試験で、実力を出し切れますように。毎日勉強をがんばります」
安産「〇月に生まれてくる赤ちゃんが、元気に生まれてきますように」
願い事が書かれた絵馬
絵馬に願い事を書いて奉納するのも、初詣の楽しみのひとつです

CHAPTER 03
願い事はいくつまで?1つにするべき?

願い事の数に決まりはありません。ただ、たくさん並べると、自分でも何をいちばん願っているのかがぼやけてしまいます。いちばん叶えたいことを1〜2つに絞ると、気持ちを込めやすくなります。
ひとつの神社に、仕事と健康と家族のことをまとめてお願いしても失礼にはなりません。学業なら天満宮、安産なら安産祈願で知られる神社など、願い事に合ったご利益の寺社を選ぶ人もいます。

CHAPTER 04
願い事を人に言うと叶わない?

「願い事を人に話すと叶わない」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは言い伝えのひとつで、決まりではありません。
○ Merit
  • 家族や友人に話すと、応援してもらえる
  • 口に出すことで、目標がはっきりする
  • 家族で同じ願いを持つと、協力しやすくなる
△ Demerit
  • 人に話すことで満足してしまい、行動につながらないことも
  • 叶わなかったときに、気まずく感じることがある
話すかどうかは自由です。家族の健康など、みんなで叶えたい願い事は、帰り道に家族で話してみるのもよいでしょう。
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
子どもに「何をお願いしたの?」と聞いたら、「言ったら叶わないから秘密」と言われました。
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
かわいいですね。言いたくないなら、無理に聞かなくて大丈夫ですよ。代わりに、パパのお願いを先に話してあげると、子どもも話したくなるかもしれません。一年の終わりに「叶ったかな?」と振り返るのも楽しいですよ。

CHAPTER 05
子どもと一緒に考える願い事の例

初詣の前に、子どもと一緒に「今年がんばりたいこと」を話しておくと、お参りの意味が伝わりやすくなります。
おみくじを結ぶ着物姿の女の子
子どもと一緒に、願い事やおみくじの意味を話してみましょう
  • 幼児:「元気に保育園(幼稚園)に行けますように」「自転車に乗れるようになりたい」
  • 小学生:「逆上がりができるようになりたい」「友だちと仲よく過ごせますように」
  • 家族:「家族でたくさん出かけられますように」「みんなが病気をしませんように」
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TIP / 絵馬に書くときのポイント
絵馬には、願い事と名前を書くのが一般的です。住所まで書くと個人情報が見えてしまうので、気になる場合は名前だけや、イニシャルにしても構いません。子どもには、絵や好きな言葉で書いてもらうのも楽しいですよ。
神社でおみくじを結ぶ女性
おみくじに書かれた言葉を、一年の指針にするのもおすすめです

CHAPTER 06
初詣の願い事に関するよくある質問

A.
もちろん構いません。家族や友人の健康や幸せを願うのは、初詣のお願いとしてよくあることです。
A.
必須ではありませんが、願いが叶ったらお礼参りに行き、感謝を伝えるとよいとされています。翌年の初詣でお礼を伝える人も多くいます。
A.
心の中で唱えるのが一般的です。小さな声でつぶやく程度なら問題ありませんが、まわりの参拝者の迷惑にならないようにしましょう。
A.
金額で変わることはありません。5円(ご縁)などの語呂合わせもありますが、感謝の気持ちを込めることが大切です。

CHAPTER 07
まとめ

初詣の願い事は、昨年の感謝を伝え、住所と名前を名乗ってから、具体的にお願いするのがよいといわれます。願い事は1〜2つに絞ると気持ちを込めやすく、人に言うと叶わないというのは言い伝えにすぎません。子どもと一緒に「今年がんばりたいこと」を考えてからお参りしてみましょう。参拝の作法は初詣の作法とマナーをまとめた記事で紹介しています。