昇進祝い・転職祝いは、仕事上の新たなステージに進む方へのお祝いの気持ちを伝える贈り物です。昇進は「これまでの努力が認められた喜び」、転職は「新たな挑戦への門出」と、意味合いは異なりますがどちらも大切な節目です。本記事では、昇進祝い・転職祝いの金額相場、おすすめの贈り物、のし袋の書き方やタブーまでわかりやすく解説します。

CHAPTER 01
昇進祝いと転職祝いの違い

昇進祝いは同じ会社内で役職が上がったことを祝うもの、転職祝いは新しい職場での門出を祝うものです。栄転(転勤を伴う昇進)の場合は「栄転祝い」とも呼ばれます。いずれの場合も、相手の新しいスタートを応援する気持ちを込めて贈りましょう。
スーツ姿の男性
昇進祝い・転職祝い・栄転祝いの使い分け
種類表書き使う場面
昇進祝い御祝・祝御昇進同じ会社内で役職が上がったとき
栄転祝い御祝・祝御栄転転勤を伴う昇進のとき
転職祝い御祝・祝御転職別の会社・職場へ移るとき
退職祝い御祝・御礼・御餞別定年退職や自己都合退職のとき

CHAPTER 02
昇進祝い・転職祝いの金額の相場

関係性別の金額の相場
贈り先との関係金額の目安
上司・先輩5,000〜10,000円
同僚3,000〜5,000円
部下・後輩3,000〜10,000円
取引先5,000〜10,000円
友人・知人3,000〜10,000円
上司や目上の方に現金を贈るのは失礼にあたる場合があるため、品物を贈るのが無難です。同僚や部下には商品券や現金でも問題ありません。部署全体でまとめて贈る場合は一人あたり1,000〜3,000円程度を出し合い、予算に見合ったプレゼントを選びましょう。

CHAPTER 03
昇進祝い・転職祝いにおすすめの贈り物

昇進祝い・転職祝いの贈り物は、新しいポジションや職場で活躍する姿を応援するアイテムが喜ばれます。男性と女性で人気の品物が異なるため、相手の好みに合わせて選びましょう。
腕時計
昇進祝いには、仕事で使える腕時計や名刺入れなどが人気です
昇進祝い・転職祝いにおすすめの贈り物
贈り物予算目安ポイント
高級ボールペン・万年筆3,000〜15,000円名入れをすると特別感がアップ
ネクタイ・ネクタイピン3,000〜10,000円男性向けの定番ギフト
名刺入れ5,000〜15,000円新しい肩書きにふさわしい上質なものを
上質なコーヒー・お茶のギフト3,000〜5,000円好みを選ばず、職場で分けやすいものも人気
花束・アレンジメント3,000〜10,000円華やかで場を盛り上げる
スカーフ・ストール5,000〜15,000円女性向けの上品なギフト
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
上司の昇進祝いにはどんなものがいいですか?現金だと失礼って聞いたんですが…
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
上司への昇進祝いには、高級ボールペンやネクタイなどビジネスで使えるアイテムがおすすめです。目上の方に現金を贈るのは「お金に困っている」と受け取られかねないので、品物を選ぶのが無難ですよ。

CHAPTER 04
のし袋・表書きのマナー

のし袋は紅白の蝶結び(花結び)を使います。表書きは「御祝」が万能ですが、「祝御昇進」「祝御栄転」「祝御転職」など具体的に書くとより丁寧です。水引(みずひき)の下には贈り主の氏名を書きます。部署全体で贈る場合は「○○部一同」とします。
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CAUTION
昇進祝い・転職祝いの品物にはのし紙をかけるのがマナーです。カジュアルな間柄であればリボンラッピングでも構いませんが、目上の方や取引先には必ずのし紙を使いましょう。
水引の本数は5本が一般的で、金額が3万円以上と高額になる場合は格式を上げて7本のものを選ぶとよいでしょう。のし袋は包む金額に見合ったものを選び、1万円程度であれば水引が印刷されたシンプルな袋、3万円以上であれば本結びの水引が付いた袋がバランスのよい選び方です。表書きは濃い黒の毛筆・筆ペンで書き、弔事用の薄墨は使いません。

CHAPTER 05
昇進祝い・転職祝いを贈るタイミング

昇進祝いは正式な辞令が出てから1〜2週間以内に贈るのが理想です。内示の段階では公にしていない場合があるため、正式発表を待ってからお祝いしましょう。転職祝いは退職日の1〜2週間前〜当日に贈るのが一般的です。送別会の席で渡すケースも多いです。

昇進祝い・転職祝いのメッセージ文例

お祝いの品物にはメッセージカードを添えると、より気持ちが伝わります。相手との関係性に合わせた文例をご紹介します。
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INFO
【上司への昇進祝い】「ご昇進おめでとうございます。日頃のご指導に深く感謝しております。新たなお立場でのますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。」 【同僚への転職祝い】「転職おめでとう!新しい職場でも○○さんらしく頑張ってね。これからもよろしく。」

昇進祝い・転職祝いで避けるべきもの

昇進祝い・転職祝いにもタブーがあります。「下」を連想させるもの(靴、スリッパ、靴下など足元に身につけるもの)は目上の方への贈り物として避けましょう。また、ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、「手切れ=縁を切る」を連想させるため、特に転職祝いでは避けた方が無難です。

お返し(内祝い)のマナー

昇進祝い・転職祝いをいただいた場合、基本的にお返しは不要とされています。ただし、高額な品物をいただいた場合や丁寧にお返ししたい場合は、いただいた金額の3分の1〜半額程度のお菓子やお茶などを贈るとよいでしょう。何よりも大切なのは、お礼の電話や手紙をすぐに送ることです。
新米パパ
新米パパ / 2歳児のパパ
昇進祝いをいただいたんですが、お返しって必要ですか?
カゾイロ博士
カゾイロ博士 / 行事・風習の専門家
昇進祝いのお返しは基本的に不要です。ただし、お礼の電話や手紙は必ず出しましょう。新しい役職での抱負を一言添えると好印象ですよ。
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サーモス 名入れ 真空断熱タンブラー(新しいタブで開きます)
サーモス 名入れ 真空断熱タンブラー(新しいタブで開きます)

新しい職場のデスクで毎日使える名入れタンブラー。足元のものやハンカチなど記事で避けるべきとしたものに当たらず、転職祝いに贈りやすい実用品です。

CHAPTER 06
昇進祝い・転職祝いに関するよくある質問

A.
昇進祝いは同じ事業所内での役職アップを祝うもの、栄転祝いは転勤を伴う昇進を祝うものです。表書きも「祝御昇進」「祝御栄転」と使い分けます。
A.
同僚や後輩、親しい友人であれば現金でも問題ありません。ただし目上の方には品物を贈るのが無難です。
A.
一人あたり1,000〜3,000円を出し合い、合計で5,000〜30,000円程度の品物を選ぶのが一般的です。
A.
転職先が決まっている場合は「祝御転職」や「御祝」、定年退職の場合は「御祝」「祝御定年」とします。自己都合退職で次の進路がはっきりしない場合は「御礼」や「御餞別」が無難です。
A.
家族の場合は、改まった贈り物よりも、好きな料理を囲んでお祝いの気持ちを伝えるだけでも十分です。小さな子どもがいる家庭なら、子どもと一緒に似顔絵やメッセージカードを作って渡すと、思い出に残るお祝いになります。新しい役職で使う名刺入れやペンなどを家族から贈るのもおすすめです。

CHAPTER 07
まとめ

昇進祝い・転職祝いは、仕事上の大切な節目を祝う贈り物です。金額の相場は関係性によって3,000〜10,000円程度で、のし紙は紅白蝶結びを使います。上司や目上の方には品物を、同僚や後輩には現金や商品券でもOKです。新しいステージで活躍する姿を応援する気持ちを込めて、相手に合った贈り物を選びましょう。